「IT活用サポーター」日々奮闘中

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2005/04/15
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カテゴリ: IT活用のヒント



 先月号では、デスクトップについてのご紹介の中で、

    「+」も「-」も表示されないフォルダが時々ありますが、
   これは中身がないフォルダを表しています。

 と、記述してしまいましたが、配信されてから読み返してみると、正しい内容を伝えられていないと、反省しております。

 この内容の正しい説明については、今月のテーマである、「ファイル」「フォルダ」を説明する中で詳しく訂正させていただきます。


■ フォルダ

 マイクロソフトは、Windows95の発売にあわせて、それまで「ディレクトリ」と称していたものを、「フォルダ」と改称しました。 事務用品として一般的な名称を使うことで、初心者にもイメージしやすく、感覚的に理解してもらえるであろうというのが狙いであったようです。

 「フォルダ」を用語辞典で引いてみると、「ウィンドウズやマックでファイルをまとめて入れる場所。フォルダにはそれぞれ名前を付けて、分類することができる。また、フォルダの中にフォルダを作ると、階層的(入れ子のよう)にファイルを管理できる。」と表現されています。




■ フォルダを表示してみる

  1.「マイコンピューター」を起動します。

  2.「ローカルディスク(c:)」をダブルクリックします。

 いくつかの黄色のアイコンが表示されます。 これが、フォルダです。

 WindowsXPの場合には、初心者が間違って内容を変更しないように、表示が制限されていている場合があります。 ウインドウ内に表示するためのリンクがありますのでクリックしてください。

 さらに、フォルダをダブルクリックして開くと、その中にもアイコンがいくつか発見することができるでしょう。 「フォルダ」の中には「フォルダ」と「ファイル」を格納することができます。

 このような構造を、「階層構造」と呼んでいます。 階層を分かりやすく表示するには、

  1.メニューバーの「表示」メニューをクリックします。

  2.表示されたプルダウンメニューから、
      「エクスプローラーバー」をポイントします。

  3.表示されたサブメニューから、


で、確認することが出来ます。

 そして、先月号の修正は、「+」も「-」も表示されない「フォルダ」は、「中身のない」という表現ではなくて、「下位のフォルダを持たない」という表現が適切です。 


■ ファイル

 一般的には、記録ディスクに保存されたデータやプログラムの個々のまとまりを「ファイル」と呼びます。 「ファイル」には、管理のために、名前をつける必要があります。 この名前をどのように付けるかが、初心者にとっては難題であるのかもしれません。

 Windows95が登場する以前は、ファイルの名前の長さは半角で8文字に制限されていました。 日本語として名前を付けると4文字しか付けられませんでした。 そして、ファイル名のあとに「.txt」「.exe」「.xls」などといった半角3文字の「拡張子」を付けていました。



 識別や管理のための名前ですので、同じフォルダ内には、同じ名前のファイルを置くことは出来ません。 フォルダが異なれば同じ名前でも保存しておくことが出来ます。 これは、ファイルの管理が、デスクトップを頂点とした階層で管理されているためです。


■ 拡張子

 拡張子は、ファイルの種類を見分けるために付加されたものです。 拡張子を見ることでそのファイル作成したアプリケーションを特定するためなどに使われてきました。 Windows95以降、標準の状態では、拡張子を表示しないことが標準になりました。

 これは、「初心者にやさしく」のための施策のひとつです。 もちろん、拡張子が無くなったわけではありません。 拡張子は「関連付け」という機能により、アイコンの違いとして表示されます。 例えばWordで作成した文書ファイルは、Wordのアイコンで表示されます。

 現行のWindowsで、この拡張子を、明示的に表示して利用するには、メニューバーの「ツール」をクリックし「フォルダオプション」を変更する必要があります。


■ フォルダやファイルに名前を付けるときの注意

 名前を付ける場合、長さが半角で255文字以内であることと、使用できない文字や記号が決まっている、以外には特に規則があるわけではありません。

 名前を付けて保存することの、最大の理由は、次に使用するということですので、使いやすく整理するということが必要になります。 分かり易く例えると、洋服の収納に似ているかもしれません。

 この例えでは、箪笥や抽斗がフォルダに相当します。 洋服には明確な名前をつける人は少ないですが、色や形、買った場所やブランドなどで、一つ一つを区別されていると思います。 この区別は本人が着たいときに思い出せばいいことであるのでどのような区別をしても本人の自由です。

 一人暮らしであれば、箪笥や抽斗にしまわなくても済むかもしれません。 家族であれば、どの洋服が何処にしまわれているのかを決めておく必要があるかもしれません。

 ファイルもまったく同じで、作成した人が分かりやすいように保存すればよいのですが、共用でパソコンを使用している場合やLANでパソコンがつながっている場合などは、保存場所を特定したり、名前の付け方をルール化すると、利用者が迷うことが少なくなります。

 名前の付け方のセンスで、パソコン利用の効率がまったく変わりますので、整理整頓に注力してみてはいかがでしょうか?






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Last updated  2005/04/15 07:24:46 PM コメントを書く


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Comments

パパぱふぅ @ WindowsとMac 同じハードなのに、WindowsとMacとでは、…
パパぱふぅ @ 市価の2倍かも? 私もGroupon懐疑派です。 Grouponを介し…
パパぱふぅ @ ペニーオークション 増えてますね。 バナナのたたき売りかス…
やまもと2004 @ Re:格安オークションにご注意(12/28) 昔、電話のQ2を利用した手口で似たような…
パパぱふぅ @ 東スポフィルター 私は、新聞の情報もネットの情報も一緒く…

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