奇跡のコース&癒しの世界へようこそ♪

奇跡のコース&癒しの世界へようこそ♪

2012.02.09
XML
カテゴリ: 仏法
「EP2原稿11-審判(ジャッジ)のまとめ-3」

 前回は、存在(神・スピリット)、存在の心(神の子)、そして聖霊(神と神の子の記憶)という形而上学的な概念について少しご紹介しました。

 私は、このセミナー(エッセンシャル・プロセス2=EP2)を受講してくださっている方に「私の仮説を信じてください」と言っているわけではありません。 むしろ、みなさまご自身という存在について従来とは違った角度から見つめなおす概念を提供することで、「自我とは何か」、「人間存在とは何であるか?」を熟考したり、色々と体験していただくキッカケになればと考えているだけです。

 ですが、ここで私が「なぜ形而上学的な話をする必要があったか!?」について、私自身の「審判(ジャッジ)というテーマと関連させながら説明したいと思います。

 私たちは通常、身体の知覚を通して現実を体験しています。 これは形而下における物質・肉体的な存在、人間としての私たちが体験している領域の現実です。

 この身体を中心に物事をすべて考える領域の中だけで、物理的な問題を解消しようとする方法では常に限界があります。 物質宇宙の法則として、物事は変化し続けるという性質があるからです。

 このため、今この瞬間にも様々な五感による感覚情報に基づき、快・不快・快でも不快でもない原初的な感覚が起こり、次に過去の身体記憶に基づいて、これは良い・悪い・ふつうという思考による判断が行われ続けています。 このような感覚や思考の流れに対して、どのような出来事についても明晰かつ落ちついた態度で臨むことができたなら、人生の流れは抵抗もなく、とてもスムーズに進むことでしょう。 

 また本来、私たちが人生の中で遭遇する出来事のすべては、自分の身体を安全かつ快適な状態に保とうとする欲求から、好ましい・悪い・普通というような判断基準が生まれます。 何らかの形を持つ生物や私たち人間は、このようにプログラムされていると思います。


汚すようなことをしたり、その他の生態系の秩序を変えたりしています。 そのように考えてみると、地球にとって人間という存在は、嫌な生き物だと感じているのかもしれません(笑)。

 つまり、私たちの身体によって知覚された出来事に関する判断は、単なる人間のご都合主義的な考えであり、ほとんどの場合、あまりあてにならない判断が多いということです。

 さらに、私は最初に「審判(Judge)」というテーマを扱いましたが、そのような概念的知識のほとんどが私自身の身体記憶と、そこから身勝手に導き出された信じ込み(信念体系)に過ぎないことがわかります。 しかしながら、この私の身体感覚に基づいて作り出された世界観・外側への判断基準は、私の振るまい(行為)に良い意味でも悪い意味でも影響し続けます。 なぜなら、そのような判断基準を基に、私は自分の身体の外側にある世界や他の人たちに接するからです。 そして、そのようないびつな判断あるいは「審判」をしている間は、思考によるエネルギー放出、それにともなう世界への批判・非難、そして行動へと結びつくことになります。

 私自身がそのような「審判(ジャッジ)」に満ちた信念体系を、本当の意味で手放すためには、主観と客観によって築かれた相対的な物事の見方を超え、最終的には前述した形而上学的な物事の見方やあり方をできるようになるまで、この「審判」の概念と問題を手放せないかもしれません。

 実際、私は自分自身の心を見つめていると、四六時中、ジャッジに満ちた判断・批判をしていることによく気づきます。

 ここで私自身のためでもありますが、みなさんも身体を持たない意識だけの状態にある、と少しの間、想像してみてください。 もし私たちが身体という形を守る必要がなく、物質宇宙を眺めているような意識だけの状態だったら出来事や物事をどのように見るでしょうか?

 たぶん、そのような意識状態にあるとするなら、興味をそそるものもの、そそらないもの、どうでもよいものというような感情は起こるかもしれませんが、身体がない状態なので、それは映画やテレビを見ているのと同じように、単なる映像の流れを見ている気分になるかもしれません。

 このように自分自身の人生や身体から少し離れて観ることを、神経言語プログラミング(NLP)では「ディソシエイト(Dissociate:分離状態)」と呼んでいます。 私たちの心には、自分自身の行動を心の中で観察する立場に視点を置き、観察者の目ですべてを見つめる働きがあります。

 私たちが自分自身つまり自分の身体から離れて人生を見つめるとき、一時的ではありますが、そこから少し離れた状態で客観的に物事を観察することができます。 先ほど、身体を持たない意識でいることを想像して頂きましたが、それも自分自身からディソシエイトする方法と言えます。



 そこで、前述した奇跡講座(ア・コース・イン・ミラクルズ)による形而上学的な知識やお釈迦さまの智慧、無意識の領域には自我を見つめるキネシオロジー、NLP、TA(トランザクショナル・アナリシス)等の叡智を結集して、「私は誰か?」を見つめていきます。 そうすることで、少しずつではありますが、自らの心・意識の特性を100%活かせるようになり、問題が起こっている次元から離れて、その解決策を得るアプローチができるようになります。 これが、エッセンシャルプロセス2セミナーの目標でもあります。

****************************************

岩倉カイロプラクティック院 

Copyright 2012IWAKURA CHIRO All Rights Reserved. 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.02.09 13:36:40
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

あきやん2818

あきやん2818

カレンダー

お気に入りブログ

夕方南西の空に New! katu6448さん

発症のメカニズムは? ハートセラピストさん

キネシオロジーの世… シーちゃん7074さん
グリーンアンドフラ… アンクルガーデナーさん
けやき並木の散歩道 *しまのり*さん

コメント新着

あきやん2818 @ Re[1]:教え、教えられる気づきは深いなぁ~(07/15) ねこごころさん >ブログ、今書いてないん…
ねこごころ @ Re:教え、教えられる気づきは深いなぁ~(07/15) ブログ、今書いてないんですか? 私は癒し…
あきやん2818 @ Re[1]:花粉症のセッション風景-3♪(03/17) アンクルガーデナーさん >最近では、写…
アンクルガーデナー @ Re:花粉症のセッション風景-3♪(03/17) 最近では、写真入りになったんですね。 …
あきやん2818 @ Re[1]:EP2原稿9-審判(ジャッジ)のまとめ-1(01/30) アンクルガーデナーさん >ものすごーー…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: