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ラストシーンで和美が「先生、アロハ!」と言って隣を駆け抜けて行ったあとの真矢の笑顔は本当にいい表情でした。今まで生徒にきつく当たってきたのはすべてこのときのためだったといってもいいんじゃないでしょうか?これも天童先生に言っていた「教育が起こせる奇跡」のひとつなんでしょうね。今までの学園ものとは違った感動的な教育ドラマだったと思います。 それにしても最終回も真矢には驚かされっぱなしだったような気がします。先週、一人教壇に立つ真矢が倒れたときは何か悪い病気にかかっていて、自分に伝えられることをすべて伝えるためにがんばっていたのかなと思ってましたが、全然違ってましたよね。自分のきつい教育でつぶれて行く生徒がいないかどうか見守っているうちに寝食を忘れて過労で倒れてしまったんだとは思っても見ませんでした。真矢の部屋は生徒のことだけ考えて作られているような部屋でしたし。生徒を見つめ続け生徒がより成長できるように考え続けた一教師の姿がそこにはありました。ただ、その極端な姿勢が教育委員会ににらまれる原因にもなり、生徒たちからは絶大な信頼を受けるようになりましたけど、真矢自身の首を絞めることにもなってしまいました。担任を解任された真矢は、それでも公立で教えることにこだわり続け学校を後にします。内藤剛志が「阿久津先生のように理想もやる気もある人を守ってやるのが・・・」というのがとても印象的でした。本当にそのとおりだと。情報が伝わるのって本当に遅いですよね。生徒たちが最初嫌がっていた様子が今教育委員会に伝わっていて、事実調査ではその極端な姿勢しか写らずに教育委員会では真矢を退職にしてしまったんですよね。でも、そのときには生徒たちは本当に真矢に感謝しているわけですが、教育委員会にそのことを伝えても恐怖のために本当のことが言えないと勘違いされてしまう。ものすごいジレンマのような気がします。現場の先生たちもわかっていながら自分の保身のために上にはきちんと伝えることが出来ないし、なんだか世の中の矛盾がそのまま反映されているような気がしました。 真矢自身の処遇は不本意でしたけど、真矢の教えが生徒たちに浸透しているのが救いだったと思います。真矢に会うために援助交際を使おうとするところは浅はかだなと思いましたが・・・。最後の教壇に立ったときに「今しか出来ないことをやらなければ、何も気づかない。今を生きずに将来のことだけを考えるのはやめなさい」というのがとても心に残りました。今がなければ先はないんですよね。そして真矢が去ったあとも教頭先生の授業を今出来ることとして懸命に受け続けた生徒たちには拍手を送りたいですね。さらには卒業製作に真矢の姿を彫り上げた生徒たちは真矢の言うとおり「教育が起こす奇跡」を魅せてくれたような気がします。ラストシーンで川べりを歩く真矢は、その奇跡が認められてもとの小学校へ登校するところだったんでしょうか?真実はわかりませんが、そう願ってやまない真矢の笑顔でした。人気blogランキングへブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。ドラマ日記トップへ
September 17, 2005
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2週間ぶりの放送で最終回。待ちに待ったラストですね~。どんな風に物語の幕を閉じてくれるのか楽しみに最後の澪と巧の物語を見始めました。前回、なくなる前に澪が残した絵本とタイムカプセルの中の日記から自分が亡くなっていることを知ってしまった澪。ショックを受けてはいましたが、同時にたくみのことを思いやるやさしさも忘れてはいませんでした。お互いの愛を確かめ合うために二人だけで指輪を交換する澪と巧はやっぱり愛し合った夫婦なんだなと実感させられました。そして、巧は一度離れたはずの二人がどうして結婚するにいたったかを澪に話すことになります。でも、皆さん、何故澪がいきなり巧のいるひまわり畑にやってこれたのか疑問に思いませんでしたか?どうして、澪があのひまわり畑にやってこれたのか?それは・・・。澪が幽霊じゃなかったからなんです!幽霊として戻ってくると言うだけでも現実離れしている話なのに、彼女はタイムスリップして19歳のときに8年後の世界に飛んでしまったんです!この物語のナレーションでミムラが「巧さん、あの時あなたは一人で抱え込んで・・・」なんていうフレーズが多く使われていましたが、タイムスリップしてから8年間自分と巧と佑司の運命を考え続けた澪もきっと辛いときもあっただろうなと思います。それでも自分の未来に巧と佑司と3人で暮らす幸せなひと時を捨てることが出来なかった澪は、本当に素晴らしい女性だなと思いました。そして、そんな女性を愛し続け愛され続けた巧もまた幸せで素晴らしい男性なんだろうなあと思います。最初こそ、記憶をなくした澪に困惑して家族がぶつかるところもありましたが、最後は本当に幸せな物語でした。 梅雨明けを迎えて澪がアーカイブ星に帰るときがやってきたとき、佑司も巧も走って森へ向かいます。「ママは僕のせいで死んじゃったんでしょ・・・」と母親に話す佑司には本当に泣かされてしまいました。(←映画版でも泣きました・・・)でも、そのことに澪が驚かされてしまいます。こんな小さな子供にそんなことを考えさせてしまったことも澪には辛いことだったでしょうね。「佑司は私の希望なの」と言う澪の言葉が、佑司にとっても澪自身にとっても救いの言葉になったような気がしました。そして、巧にも自分がもう一度恋が出来て幸せだったことを伝えられた澪は、自分の世界に帰っていきました。母親への手紙と巧への日記を残して・・・。 澪の日記を読むと二人の恋が決して巧の片思いではなかったことがわかります。日記に書かれていることは巧の事ばかり。そして、巧が自分では失敗だったと思っていたことも澪のほうではとても幸せな時間として記憶されているところもなんだか微笑ましかったですね。澪はタイムスリップした時間の中で巧が自分についてどう思っていたのかを知ることが出来ましたが、巧も日記を通して澪の真実を知ることが出来ました。お互いの気持ちを知った二人が離れ離れになってしまったことは悲しいですが、それでもラストシーンは本当に幸せな気分になりました。アーカイブ星の木の下で、二人の6週間を見守った澪はこれから巧を待ち続けるんでしょうね。最後の澪の笑顔は二人の結末を自分が見ることができた喜びの笑顔だったんでしょうか?人気blogランキングへブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。ドラマ日記トップへ
September 19, 2005
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