いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

November 8, 2005
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カテゴリ: ドラマ
 「ごめんね」とことあるごとに言ってしまう亜也の姿がとても痛々しく思えました。でも、この時点でまだ彼女には「言葉」が残されていました。「ごめんね」という気持ちを自分自身で伝えることが出来るだけ、彼女は幸せだったのかもしれませんね。生まれたときから障害を抱えて話せない子供たちもたくさんいるわけですから・・・。「ごめんね」を口にする前に言葉を失ってしまう人もいるわけですから・・・。そして、その「ごめんね」は「ありがとう」に変えることが出来るということを僕たちは今日知ることが出来たような気がします。大切な「言葉」を自由に使うことが出来ることに心の底から感謝したい気持ちになりました。

 今日も最初から辛い現実を突きつけられてしまいましたよね。隊員が決まったときに水野医師から障害者手帳の話が出たときには、見ている側としてもびっくりしてしまいました。いずれはそういうことになるだろうとは思っていましたが、予想以上に早かったので・・・。僕でさえそんな状況ですから、母親の潮香の気持ちを思うとなんともいえない気持ちになりますよね。

 そして、「国の厄介にはならない。娘は俺が守る」という父親の気持ちも・・・。どの選択をするのが正しいのかということは誰にもわかりません。ただ、歩けるうちは普通の生活を送らせてやりたいという両親の気持ちと出来るだけ社会に適応させた形にしてあげたいという医者の気持ちのぶつかりあいだったような気がしました。ただ、障害者であることを認知するというのは健常者にとっては辛い現実のような気がします。

 当事者である亜也もものすごいジレンマを抱えていましたよね。今まで前向きに生きてきた彼女が「よくなっている気がしない」といってみたり、日記に書く文字が震えてきて、しまいにはシャーペンではかけなくなってしまいました。一体どんな気持ちだったんでしょう?日記の文面では友達に迷惑をかけたことについて情けなく思ったり、病気のために自分ひとりで苦しまなければならない辛さを正直につづっていました。文面からしか推測できませんが、きっと世界中の誰よりも病気になる前の生活にあこがれていたのではないでしょうか?部屋で一人リハビリに取り組む彼女の努力が切なかったですね。一番下の妹に「ペンギンみたい」といわれたときに「かわいいでしょ」とやり返した亜也の目いっぱいの笑顔も切なかったです。

 それにしても今日は亜湖がよかったですね。というよりも彼女が完全にふてくされる前に事実を話すことが出来てホッとしたような気がしました。退院の日に亜也を迎えに来たときの亜也の歩く様子を見て、亜湖は完全に病気のことには気づいてましたよね。亜也のために下のベッドを空けてあげたり、ぶっきらぼうだけど実は優しい女の子だということが行動の端々から伺われました。病気について話をしたときも「治るんだよね」と亜也の心配をしたのは彼女だけでしたよね。リハビリを頑張っている亜也を見ていたからでしょうか?とにかく、亜湖はこれから亜也の強い味方になってくれそうですね。

 遥斗も亜也の病気のことでいろいろ考えてましたよね。兄の教科書を調べ上げたり、ネットで調べたり。「病気を治せないで、何が医者だよ!」という言葉にはなんとなく同情するものがありました。ただ、そう思う反面、何年も戦い続けてきた水野医師にとっては最も辛い言葉だったろうと思いますけど・・・。「迷惑をかけるのは特別なことじゃない」と言い切ることしか出来ない彼の心中を思うとどちらも正しくて、どちらも正しくないようなやるせない気持ちになりました。

 ようやく、学校の友達や家族全員のサポートを受けることが出来るようになって、まずは一安心の亜也でしたが、病状はこれから進行し続けていくようですね。家族の中でもいろいろと問題が起こってきそうな感じですし、来週はどうなってしまうんでしょうか?ただ、亜湖が大活躍してくれそうなので、心強いですね。それにしても、 沢尻エリカ の歩けない姿やリハビリの風景は迫真の演技でした。


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最終更新日  November 8, 2005 10:16:58 PM
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