いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

December 23, 2005
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カテゴリ: ドラマ
 安子は結局最後は綱吉に愛情を感じていたんでしょうか?いまわの際に綱吉を抱きしめて涙を流していた安子からは綱吉に対する大きな思いやりを感じました。「こやつも許してやれ・・・」という綱吉の言葉を忠実に守って、綱吉の死を柳沢の乱心のせいではなく自害とし、殉死も許さなかった姿に安子の意志の強さと優しさを感じましたね。

 それにしても最終回は信子の執念が烈火のごとく盛り上がった回でもありました。今まで影が薄く感じたのは気のせいでもなんでもなく、完全な演出だったんですね。御台所という立場的には最も強いところにいながら、綱吉からは遠ざけられることが多く、彼女のプライドはずたずたになっていたことでしょう。それに側室を次から次へと作っていく様子は彼女にとっては普通の女性以上に耐え難いことだったのかもしれません。

 結局は信子は綱吉を誰よりも愛した女性だったのかもしれませんね。愛したからこそ、ほかの誰にも奪われたくないという気持ちがゆがんだ形で具現化されたんでしょう。徳松や長丸を殺したことも、自分が愛した人の子供を身ごもれなかったことへの辛さと自分が愛した人の子供がほかの女の子供であることが許せなかったという二つの気持ちが入り混じって生まれたものだったんですね。だからといって信子の行動が許せるものではないのですが・・・。

 ただ、一番許されないのは柳沢吉保でしたね。自分の綱吉に対する恨みを晴らすために、信子の気持ちを利用して実行犯に仕立て上げるなんて空恐ろしいことだと感じてしまいました。しかも、信子だけではなく安子を利用するために成住まで生かしておくなど、裏工作をするためだけに人生を使っているような気持ちにすらなりました。正直言って、綱吉を刺してしまったことで彼がやっと真人間に戻ったような気にすらなりました。縁側で一人たたずんでいるときにであった染子の影は彼に一体何を感じさせたんでしょうか?

 しばらく影が薄くなっている間にお伝がずいぶんと優しくなっていましたね。安子との会話では徳松も長丸も亡くなったことで穏やかな感じがしました。「いとしいわが子のことのみ考えて生きたい」という彼女の言葉は安子が常に感じていたことだったんですけどねぇ・・・。長丸が亡くなる前に御台所の呼び出しさえなければ、あの時点で二人は世継ぎ争いをすることなく和解できていただろうということを考えると残念でならなかったですね。

 綱吉が亡くなったことで大奥にも新しい風が吹き込まれたようですね。遺言のおかげで大奥を出ることを許された安子がその後どんな人生を送ったのかはわかりませんが、やはり慈愛に満ち溢れた女性であり続けたんでしょうね。彼女は亡くなるまで愛する夫成住の冥福を祈り続けたんでしょうか?その後の人生を想像すると無限の可能性が広がっていきそうですね。幸せな人生であったと思いたいものです。

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最終更新日  December 23, 2005 11:26:28 AM
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