自分のことを考え直すとき、英語を切り離しては考えられません。ところどころで英語と離れた時期があっても必ず英語に戻ってきたように思います。
<中学、高校>
学校の教科として。中学の一番初めに習った先生の発音がとても綺麗で、英語の魅力にとりつかれました。自分とは全く違った世界を垣間見た(聞いた)その瞬間、英語とは離れられなくなってしまいました。
授業は、グラマー、リーディング、少しのライティングのみという旧態依然としたやり方でしか教わりませんでしたがその範囲においてテストでは良い成績が取れました。
<大学>英語が好きだったという単純な理由で専攻を「英文学」にしたのがそもそも間違いだったと思います。日本文学は大好きでしたが、英文学にはそれほど興味がなく、大学生活で唯一得たのは英語の教職だけのような気がします。英語そのものを勉強したいのなら、英語学科にするか、或いは独学、サークルなどで勉強できるので、ちゃんと他に自分の好きなものを専攻した方が良いというのが私の結論です。
<大学のサークル>
選んだのが、いわゆるESSのような英語サークルでした。スピーチ、ディスカッション、ディベートを英語で行い、英語の力と共に思考力、論理力を高めていこうというクラブでした。でももちろん入るだけでそのような力が簡単に得られるわけではもちろんありません。時間も取られます。遊べません。力をつけた同級生の努力は相当なものでした。私はというと、やっぱり遊んでしまいました。籍は入っていましたが、打ち込むことができなかった。楽な方へ流れてしまいました。
<試験>
大学を卒業するくらいに初めて受けたTOEICでは730点でした。ご存じの通り、聴解、読解力は計れるけれど、会話力は問われません。英検準一級が新設されると受け、合格したものの、一級はもちろん惨敗。失敗がいやでそれ以来受けていません。振り返ると、この後ろ向きな性格が元凶のような気がします。
<出産>
英語から離れていた時期です。ちょっと落ち着いて「やさしビジネス英語」を聞いたりしていましたが、年子で二人産んだので、英語力が落ちたと感じることしばしばでした。でも夜は眠れない、昼間は二人の子の世話、と自分の時間は全くなく、毎日育児に埋没しておりました。
<現在>
去年、どれくらい点数が取れるのか知りたくて、TOEICを受験しました。920点ほど取れたのですが、机上の点数でしかないとの思いでなんだか合点がゆきません。
最近やっと気づいたのですが、私は自分でなんとなく英語を一生懸命やってきたように信じてきたのはもしかしたら違うのではないか?どの教材も中途半端。唯一、今年一年はラジオ講座のビジネス英会話をなんとか聞いてきましたが、それ以外にこれをやった!と胸をはれることがないのです。
いつもいつも友達をうらやんで、いいなあ、私は英語の才能が彼・彼女ほどないからだめなんだ、、、と自分が中途半端なのを棚に上げて、あきらめていたような気がします。留学しないのは自分の選択なのに、もしあのときしていればなあ、とないものねだり。ネイティブの友達もいず、声をかけてみることもしない。清水の舞台から飛び降りる気概もなく、とことんやってみることもせず、逃げていたように思います。
もう30代半ば。いやまだ30代半ば。目標を定めつつ、それに近づけるように進んでいきます。
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