2、呪われた町(集英社文庫)
何を隠そう(何も隠しはしないのだが)キングの小説を初めて読んだのは、この作品でした。
原題は「Salem's Lot」。
アメリカの小さな田舎町が吸血鬼に侵略されていくお話です。現代社会に吸血鬼が現れたらどうなるか?
映画(と言うか、元は長時間ドラマ)にもなっており、その題名は「死霊伝説」。おいおいいくら何でも、その題名は・・・DVDも発売されており、3時間という長尺。安っぽい吸血鬼映画みたいだけど、まあまあの雰囲気は出せている。
私のもっとも印象深い場面は、酔いどれ神父と吸血鬼の対決。もう20年以上前に読んだわけだが、このときの鮮烈な衝撃は忘れられません。
小野不由美が、この作品へのオマージュとして、「屍鬼」を書いたことはあまりにも有名。
さて、男と少年の行く先には、何が待っているのか?

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