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Jun 30, 2024

紀野国旅行⑩☆トルコ記念館

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テーマ：旅のあれこれ(10295)

カテゴリ：近畿（2024年5月～京都、兵庫、大阪以外）

樫野埼灯台手前にあります。

館のスタッフも、よく説明してくださいました～

エルトゥールル号艦長

1887年に日本の天皇の叔父が、トルコを訪問。
その返礼に1890年トルコ海軍が派遣されました。
しかし、露土戦争に敗れ、財政難でもあったトルコは
エルトゥールル号完成後も20年使わず老朽化、この時修理してやってきました。
初めからこの航海は厳しいという見方もあったそうで、

ただし、トルコ海軍としては、これが優秀な艦だったと。

大使は、オスマン・パシャ

日本に3か月滞在し、帰国の途についたのが9月15日。
台風シーズンで、日本側は止めたそうですが
コレラが流行り始めるなどの事情からか❓エルトゥールル号は東京を出港。
翌16日には、和歌山沖で台風に遭遇。
大島で遭難します。

乗組員は600名以上。映画「海難1890」では612❔❓とか言ってましたが
トルコ記念館には、生存69名　犠牲者587名と記されていました。
遭難時、大島村民は村をあげて、食料を提供し、救助にあたり
犠牲者の墓をつくり、負傷者を看護したと。

トルコ記念館から見えます。

このあと、トルコ海軍兵は神戸へ移され、治療。
翌月には、軍艦比叡と金剛でトルコまで移送。
比叡には、後、日露戦争で活躍する秋山真之も研修生として乗船したそうです。
また日本国民からの募金を集め、見舞金も送っています。

山田が教えた中には、トルコ建国の父　アタチュルクも居たとか。

トルコは、この出来事を教科書に乗せ
子どもたちに語り継いでいるそうです。

そして、100年ほど後の1985年イランイラク戦争で、イラクのフセイン大統領が
イラン上空を飛ぶ飛行機は民間機であろうとすべて撃ち落とす　と発表した際
なんと、各国が自国民を救出するため飛行機を派遣する中
日本は派遣しなかった。民間航空会社は危ないと
自衛隊は国会の許可が要るので間に合わないと・・・
　だから、私はいつも言ってます。自衛隊（軍）じゃなく国際災害救助隊に変えたら良いと。
とにかく、トルコに居た200名余りの人が、逃げられなく困ったときに
トルコが飛行機を出してくれた。映画では、この時飛行場にはトルコの人もたくさん居たのですが
みんなが譲ってくれたと。
これこそ、憲法9条につながる外交ですね。