7月日25日(土)
歌集「瀧のこゑ」(36)
発行所:ながらみ書房
著書:村松秀代
発行:平成十一年一月十七日
作者とは、長いこと静岡県歌人協会の常任委員をともにいたしました。隣町(河津町)の出身といいますか、もともとわたしも河津で生まれましたので…。一つ違いの姉さんということでお世話になりました。県や東部の歌会の行きや帰りの電車でよくお互いに歌評をし合ったこともなつかしい思い出です。
Ⅱ宗旦木槿(3)
風のやうなり(1)
束縛はしないかはりにされるのも嫌といふ君風のやうなり
秋の陽に紅万作の花咲くと告げたき人は今あるやなし
聞き役と心に決めて枯葉色の帯に萌黄の帯締め結ぶ
ひと休みするに恰好の電柱ならむ鴉が止まる鵯来て止まる
ぽつかりと浮かびたる雲過ぐる風いつもむなしきものばかり恋ふ
(つづく)
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