7月27日(月)
「眠れぬ夜のために」(ヒルティ)(第一部)(163)
発行所 岩波書店(1973年5月16日)
(注) あくまでも、訳に忠実にしていますが、簡略化や意訳や
表現の変更(例えば、「…である」を「…です」に変えたり)をしました。
☆ ☆ ☆ ☆
(前日)二月十六日(1)
神への信仰を持たないで、ただ自分の不確かな力や人びとの当てにならない助けを頼りにする。または、世間で人生の楽しみとされていることだけを楽しみと心得て、その結果生活が半ば恐怖から、半ば気晴らしと自己欺瞞から成り立つというような人は、どんな恵まれた境遇にあっても、年老いて、体力も衰えはじめたならば、一体どうやって生きることができるか分からなくなるでしょう。
私ならば、全く神を信じないよりは、せめて偶像でもおがみたいと思います。
(よりつづく)
二月十六日(2)
現代のある改革派のユダヤ教徒が、戒律派のユダヤ教徒に、ユダヤ教の戒律の多さについて、重すぎないか、もっと軽くしたらどうだろうかと尋ねました。すると、次のような答えが返ってきました。戒律は重荷であるが、戦場の兵士の銃や弾薬にひとしいもので、なんとしても失いたくないとのことでした。 (つづく)
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