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『国境のない生き方』・山崎マリ ・小学館新書〜副題「ワタシをつくった本と旅」ー惹句「地球サイズでみれば なやみなんてハナクソ。」 チト、古く2015/4〜『テルマエ・ロマエ』のベストセラー後5年経っていれば、タイトル・惹句がそのまんま!。 なので、飛ばします 1〜野生の子 2〜ヴィオラ奏者の娘 3〜欧州ひとり旅 4〜 留学 5〜出会い 6〜SF愛 7〜出産 8〜帰国後 9〜シリアにて 10〜1960年代 11〜つながり12〜現住所・地球、全253頁。先に言っておく、、、あらためて 深く広い教養と体験と「生活・技術」 "から" 軽々した「生き方」に感動する!! 〜最終篇の一行だけでも『人間だけですよ。いちゃもんつけて殺しあったりするのは。」!!!!!!〜その前行も「考えてみれば、いつもそうですよね。戦争をし たり、資源を掘り返したいだけ掘り返して、工場つくっては空も海も汚しまくって、地球にとって、人間ってがん細胞みたいなもので、いっそのこと人類が滅亡した方が、よっぽどエコ、地球が守れる のではないか思いました。ー」・・・!!!!!(読了・23/5)
2024.06.13
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◎☓∞『原田マハ、アートの達人に会いにいく』・原田マハ ・新潮社〜23/3/30発行、図書購入日23/4/30ー借入読了5/2(このカタチでの始まり、ナニがイイタイかといえば ワガ図書館が、当要望にいかに即聞いてくれるか!の、 ジマンです、、、関係ないですね)359頁!!いきなり「あとがき」〜「それにしてもスゴイ人たちにお会いしてきたものだ。ー」って、ワレ読者 も【そのとおり!!】と、そして最終行「ー 憧れのアノヒトに会いたい、あって話を聞いてみたい。その思いが翼になり、私は達人たちに会いに翔んでいった。どの人との対話も私の道を照らしてくれ た。それが本書を読んだあなたの道も必ず照らしてくれると信じている。2023年3月 原田マハ 」!! 【道】ですぞ、ご自身のことけでなくワタシらのことまで思っての一言に思わず、、、。と、なれば【だれに会いに?】となりますが、なんと 33人の【達人】たちです〜全員の名をあげたい ところですが、再度「あとがき」〜「あらためて本書を読み返してみて、とても自分の体験だとは思えないほど、途轍もない【アートの達人】 たちと対話してきたのだと、しびれるほど感動してい る。ー」のは、今こうして読後文を入力しているワタシも同感、、、。 美術館館長という達人以外の人の名をすこしだけでも〜・小池一子・石内都・竹宮惠子・美輪明宏 ・ドナルド・キーン・池田理代子・冷泉喜美子・山田洋次・フジコ・ヘミング・いせひでこ・・・・小池一子「堤清二さんは美術館を作るとき、確か『時代精神の根拠地として』という言葉を使ってい らした。ー」・大原美術館館長大原謙一郎〜「インタビューを終えて」(各篇末の)「大原さんは、とても温和な笑顔のジェントルマン。ー」などと、その視線が伝わってくる。こうして書いていくと全員 になりそうなのでこの辺で止めておきます。も、ひとつぐらい、美輪「(戦争で)ー私たちのご先祖 さまが練り上げてきた文化が、すべて禁止されました。軍人こそが国賊ですよ。世界に誇る日本の文化をたったの5年でゼロにしちゃったのです。ー」谷川俊太郎・青木淳・安藤忠雄・藤森・・・・ ひとりひとりに「感動」してください!!、、、余談各篇での"対談日写真"ですが、どれも原田マハさん が「一歩」後ろに下がっているのも、イミのあって? 微笑ましく!!
2024.06.11
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『うたわない 女はいない』 ・中央公論新社 23/7発行〜副題「働く三十六歌仙」「本書では、36人の女声の歌人が【働くこと】をテーマに短歌とエッセイを 紡ぎました。さまざまな仕事現場から生まれる女性たちの歌に、この社会の変わらないもの・変わって いくものの現実が浮かび上がり、あらゆる感情がよび起こされます。同じテーマで短歌を一般公募し、歌人の俵万智さんとシンガーソングライターの吉澤嘉代子がさんが選考委員を務める【おしごと小町 短歌大賞】を開催」応募総数4574首の大賞は【子の熱で休んだ人を助け合うとはだけ我らきっとプリ キュア】「私たち二人ともがー心をうこ課された歌でした。」から 作者は 遠藤翠さん。 『季語を食べる』・尾池和夫 ・淡交社 24/2発行 255頁〜最初に言っておきますが、その科学的・該博に圧倒されます!!! 副題「地球の恵みを科学する」 1940年生地球科学者、だから至極当然とも言えるが、「これからの社会では安全と健康を基本として長寿社会を形成して行くことが重要である。そのためには脚をつかって現地へ吟行に出かけることが役に立 つ。季語を食べ、季語を飲み、季語を読むという体験を多くの方に実践してほしいと願っている。ー」惹句「ー 食の季語にまつわる100の科学的連想をお楽しみください。」「・日本の水☓出汁の文化・松茸 の天使のリング☓万葉集の茸・お焦げの原理☓暮らしにおける炭・麹と黴のメカニズム☓味噌と鰹節・ 高黍の茅台酒☓塩の集散地としての歴史・・・」等々。〜17頁に渡る補足てき写真もすばらしく。当然各編篇末行に、俳人と作者の句が並ぶ〜【落花生】 加藤楸邨「南京豆黙って座りひとつかみ」尾池 氏「天に咲き大地へもぐり落花生」、、ふふ科学者らしく・・俳句本とではなく【食】再考本である!
2024.06.09
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『くらべる 日本 東西南北』 ・おかべたかし 写真 山出高士 ・東京書籍 18/8 『ワンルームから 宇宙をのぞく』 ・久保勇貴 ・太田出版 23/3 『沈黙のちから』 ・若松英輔 ・亜紀書房 21/9 『バカのすすめ』 ・林家木久扇 ・ダイヤモンド社 22/3 「50際になりまして』 ・光浦靖子 ・文藝出版 21/5★キホン 「タレント本」は読まないが、最近食指の動くような 本 がみあたらないので…★ ☆ 上部 二冊は 後日 UP します☆
2024.06.07
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『僕は珈琲』 ・片岡義男 ・光文社〜ひと目で分かる題字は亡き、平野甲賀。本文中に紹介される映画シ~ンや本の表紙、著者近影も ある267ページ、23/1発行、「珈琲絡み」の53篇!!、、となると「まとめ」? に入ったか私より4歳上!・歯科医院診察券と珈琲・初体験モーニング サーヴィス・珈琲についての映画・刑事コロンボと珈琲 ・寅次郎恋歌・日本語でこう書いた・・・短編小説「謎なら解いてみて」〜上下段 25頁もある。「数人で喫茶店にはいって席につき、注文を告げるとき、『僕は珈琲』と言う人がかならずいる。これ を英語に直訳すると【I am coffee】ともなるー」からのタイトル、、、たしかに?? 全編を流れる「父親ハワイ生まれ」の下での生活ブリ。 今は、【喫茶店】すら街からきえつつあり逆に「復元」中 とかであるが、私ら世代の【喫茶店】は【青春】そのもの、、、だった・・・・・。「夢のなかで僕は 商店街を歩いていた。東京郊外を西へのびていく私鉄の駅を中心に、西と東はほぼおなじ距離である。賑やかな商店街だった。僕が夢の中で歩いていたのは、西口の商店街の方だった。歩いていた僕は ー」と克明 に描写していく筆致は、以前ココでUPした「短編」同様の ↑【謎なら・・】でした。『毎日・書評・鴻巣友季子』23/3/11〜「ロック・ジャズ、昭和歌謡。洋画、邦画、文房具…片岡義男 にひらめきを与える【詩神】(ミューズ)はいろいろあるが、珈琲もその大切な一つだ。ー 片岡流哲学の本だ。」と。(読了・23/3)
2024.06.05
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『だから僕は、ググらない』 ・浅生鴨 ・大和出版〜副題「面白い!を生み出す妄想術」、"あそうかも" ・・。20/1発行。「検索で手に入る情報よりも、もっと 広がりゅ奥行きのある情報を簡単に手に入れる方法がある。それが 妄想だ。ー」の6章、223頁。あいであ・ノウハウ本ではない!、、、「おわりに」〜「ー妄想は、間違いなく楽しいからだ。」 発行から3ねん、もはや IPが「作る」「時代になっていて、、、。 『オーライ ウトーリ ひなた猫』 ・青木奈緒 ・春陽堂書店〜ご存知祖母の幸田文ハハの青木玉、粗祖父の幸田露伴からつづく『猫』『エッセイ。2019〜10篇、2020〜 12 篇 2021〜12篇 2022〜2篇、 22/7 発行、157頁。所々に猫と家族写真、イラスト・マツモトヨーコ。 「オーライ ウトーリ」とは?? フフフお読みください !…猫好きにもってこいだが、いささか食傷気味に。 『ウクライナから愛をこめて』 オリガ・ホメンコ ・群像社〜2014/1発行、22/33刷ー図書購入23/1/15。表紙裏惹句〜「ウクライナの首都キエフに生まれ、チェルノブ ィリ原発事故の記憶が深く心に刻まれた子供時代をすごし、日本の大学で学んだ女性がいま、忘れられない 人々の思い出と故郷の魅力を日本語でつづったエッセイ。ひまわりの国と桜の国を結ぶことばの架け橋。」全18篇117ベージ。「この本はいろんな人の【ストーリー】、また【個人史】でもありながら人の顔で分かる ウクライナ社会や歴史の【顔】でもある。ー」。
2024.06.03
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『作家の老い方』・芭蕉 他33作家 ・草思社〜扉【もらふてくらひ こふてくらひ、やをらかつゑもしなず、としのくれければ めでたき人の かずに入(いら)む老いのくれ 芭蕉】で始まる33作家、せめて女性だけでも・あさのあつこ・角田 光代・向田邦子・河野妙子・河野裕子、、ココでも「男性優位」? ま、男性は故人多し・・・。「代表」してあさのあつこ〜「ー【いい人生を行きたい】【悔いのない一生を過ごしたい】、そんな声 を聞くけれど、人間はどんな生き方をしても悔いるし、満足なんてできない、ただ、諦めることはできる。見切りもつけることもできる。『まぁ、オレの人生、こんなものか』『わたしにしては、そこ そこ上出来と思わなくちゃ』と諦め、見切って性を終えることは可能だろう。それでいいと思う。わたしは、悟って『私の人生、すばらしかったです』と彼岸に旅立つ人生よりも、『こんなものだけ ど、しょうがないよな』と苦笑いして別れを告げる人が好き。ー」!! 〜拍手!!! その他 略 ! 。 そうそう、2022/10発行、230ページ。 『歳はトルもの、さっぱりと』・石井ふく子 ・中央公論新社〜23/2発行、エッセイ集189ページ。1章 上手に歳を「トル」ための知恵〜・85歳で"肉食"に宗旨 替え 他12篇 2章 お仲間と【ひとつ屋根の下で】他8篇〜・声をかけ合い近居が実現〜奈良岡朋子 さん・京マチ子さん・若尾文子さんー 3章 【人が好き】が日々の原動力〜・礼はつくしつつ、ストレートに言う 他12篇 4章 縁は異なもの味なもの〜・父が開いてくれた舞台への道 他11篇 5章 何歳になっても、人から学ぶ〜 山田五十鈴・杉村春子・山岡久乃・赤木春恵 他9篇 6章 同誌に して姉、橋田壽賀子さんとの60年〜遺言通り、お墓に二人の時計を 他12篇「戦争を経験した世代である私たちは、平和への想いを下の世代に手渡さなくてはいけない。ー だから私は、平和に、普通に毎日を送れることがどれほど尊いかをドラマで描き続けてきましたし、 それはこれからも変わることはありません。」 !!(読了23/7)
2024.06.01
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『月曜日は水玉の犬』・恩田陸 ・筑摩書房〜どうも、著者名から男性と思ってしまう、ツマも。従前Upした『日曜日は青い蜥蜴』で、自作として いたのが本書。2022/3発行エッセイ集245頁。1 こんな夢を見ている〜・「バルカン超特急」のように他4篇 2 ジョン・ファウルズを探して〜・ポケミスベスト3他9篇 3 棟が締め付けられる〜・知的 好奇心がめちゃくちゃ刺激される本他13篇 4 足を踏み入れた人々〜・半歩遅れの読書術他25篇。小説はキホン読まず、ましてや"ポケミス"って、ポケットミステリーのことだと思うが、推理小説や 最近の漫画・映画事情にうとければ、教えられることばかり。・・「あとがき」〜「ともあれ、いろいろな意味ですごい世界になってものだが、逆にリアル書店で過ごす時間、リアルに対面で読んだ本や観た 映画について語り合う時間のありがたみと幸せを、しみじみと感じてしまう。この本で、私のそんな 雑談をひととき愉しんでいただけれは幸甚である。ー」 『医者の僕が 認知症の母と過ごす 23年間のこと』・森田豊 ・自由国民社〜一時TVでおなじみだった森田センセイ、2022/7 発行。表紙裏惹句認知症に不安を抱いている方へ 母の病と長年向き合ってきた現役医師が、自らの反省をこめて今、伝えたいこと ー 222頁〜序章 それは振り込め詐欺から始まった〜・被害に遭ったことを理解できない母 他4篇 1章 忘れる、怒る、無頓着になる、我が家を襲った認知症という嵐〜・「あなたが盗った!」姉を深く傷つけた母の振る舞い 他10篇 2章 検査は絶対「いたしません」〜・「私は認知症じゃない!}検査を徹底的に拒む母他5篇 3章なぜ、しっかり者では文化的な母は認知症になったのか〜・念願だった息子の渡米が認知症の引き金に 他6篇 4章 母「人」によってよみがえる〜・介護のプロに聞く他 5章 僕なりに考える、認知症の 予防と対策 6章 医師として考えること、息子として思うこと。 (4.5.6篇数多数!)「エピローグ たとえ血のつながった母親じゃなくても」と「告白」も。「おわりに」〜「僕は母の認 知症にたいして、かなりの年月にわたり、その対応に失敗した。幸い介護施設に入ってから母は多くの人と接し、様々なアクティビティーに参加することで、認知症の振興は極めて穏やかになったと思う。 ー母にはこれからもたくさんのことを教えてほしいと思うし、学んでいきたい。ー」と。
2024.05.30
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『あつあつを召し上がれ』・小川糸 ・新潮社〜2011/10発行。病床にある ブログの哲さんに【送った】一冊。 ・バーバのかき氷 ・親父のぶたばら飯 ・さよなら松茸 ・こーちゃんのおみそ汁 ・いとしの ハートコロリット ・ボルクの晩餐 ・季節外れのきりたんぽ 短編集。その短編のなかの「会話」というかセリフが いとさんらしくてうるうる〜「ー嫁さんを選ぶ時は、この店 の味がわかる相手にしろよって。」 ・「ー残さないできちんと食べる相手だったら、財布を任せても大丈夫だって」 ・「じゃ、お父さんは、私がうまれてきたことを、うらんでない?」「あったり前だろう」・「ーとり わけ中がいいということはなかったけれど、私は父を信頼し、父も私を信じていた。」・・ 先upの まどかと同様、父へり 思いが深く、「あつあつ」であった。 『わたくし大画報』 ・和田誠 ・講談社〜発行昭和57年、、て、ことは40年も前!! ・・新聞書評での選書ではなく、川本三郎や東海林さだおらの文中 からの チョイスにつきどうしても 「古い本」に。それにしても、本書の登場人物、たしかに 若き者同士 の交流奇譚には 今でも全く「古さ」を感ぜられぬ、垢抜けていてか肩はることない つきあいと時代 奔流している。 赤塚不二夫が創る和田家での「餃子大会」〜「白石冬美・地村セツ子・中山千夏・うちの妻 諸氏。」〜1974/12ー谷川俊太郎・清水哲男・寅さんと渥美清、装丁家の栃折久美子本の装丁、父親レポー ともある「ー子供の寝顔を見ていて、ああいう経験はさせたくないなあ、としみじみ思う。けれども疎開や 停電どころではなく、ズバリ戦争にこの子が連れて行かれるんじゃないかという恐怖がある。今の情況を 見ていると、世の中そういうふうに動いているように思えて仕方ない。ー」〜1980・・そんな息子の妻女は 先日の「NHK俳句」に出演している、、という流れにまでなっていて、、、戦争すら・・・。もちろん 各篇 「和田絵」に会える 貴重な一冊の裏表紙には、図書貸出のカードポケット付きでした!!、
2024.05.28
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『緑の庭で寝ころんで』 ・宮下奈都 ・実業の日本社 17/12発行 〜1967年生『羊と鋼の森』で本屋大賞2016年。1章 翠の庭の子どもたち 2013ー2015 2章 日々の こと 3章 本のことなど 4章 自作について 5章 本屋大賞 6章 緑の・・2015ー2017 、 全341頁!!! ただし各篇が3ページほどのエッセイ集でそのどれもが「ここちよい」〜語り口なので惹き込まれる。「東京、神奈川、秋田、新潟、京都、北海道、そして福井。ー」のうち子らの成長期での北海道体験 がそれらを貫いているようだ。「私の小説は、ささやかで、大きなことが何も起らない。とずっと いわれてきました。そうか、そうなのか、と思っていましたが、十年書いておぼろげにみえてきたことがあります。小さなことと、大きなこと。どちらが大切で、どちらが尊いか、くらべる必要は ないのです。ひとりの人間の中に変化がうまれる。それは小さなことでしょぅか。ー」ここで止め ます、続きは 全編を通じて感じてください。〜 すてきな 一冊です!!! 〜巻末の「Nコン2017」小学校の部課題曲【いまだよ】・・・歌詞を読んでいるだけでも 、、、。。。 『文学 キョーダイ』 奈倉有里・逢坂冬馬 ・文藝春秋 23/9発行 〜なぐらゆりさん 1982、あいさかとうさん1985年生、キョーダイ=姉弟。紫式部賞・サントリー学芸 賞当の姉とアガサ・クリスティ賞・本屋大賞などの弟。 あえてふたりの「対談集」251ページ。フセン25もあることに自分でも??。「ほぼ同時期に才能を開花させた姉弟は、どんな環境でうまれ育 ったのでしょうか。まずは家族について語って」と編集部。〜PART 1〜「出世しなさい」〜がない家 2 〜(篇数も多数につき略) 3 作家という仕事 3 私と誰かが生きている、この世界について。↑だけでは「?」〜そのフセンのいくつかだけでも〜逢坂・ジェンダーギャップというものがあっては ならないものだという感じ価値観が当たり前のように前提として成立する家庭で育ってきた。奈倉・権威的な考えかたがあるときに、その文脈とらえ直して根本的なところから考えることを可能 にするのが大学の教育なんだと。逢坂・小説はもっとずって夢があって、誰も傷つけない。 奈倉・逢坂さんが戦争を突き詰めて戦争を否定するのに対し、私は平和を突き詰めて戦争をかんがえざるを えなかったのかも知れない。」・・・敢えてペネームで呼び合っているが、、、よくぞ読み切った吾。 『半歩の壁』 山折哲雄☓中橋恒 ・PHPエディターズグループ 23/10発行〜副題「死に学び、生を考える」 宗教学者と松山ベテル病院院長。序文 山折「お医者さんは、なぜ 【あと半歩】【あと一歩】をさらに前文に書こうとはしないのか。【半歩の壁】という外はない。だが この半歩の距離を、病床にとりのこされている死に逝く者は、ただじっと見つめている外はない。」「はじめに」中橋「ー山折さんは本書の中でー死を点ではなく【老病死】という流れの中でとらえ 治すことができないかと問いかけておられます。 ー 本書が【死生観の転換】を考察するきっかけ となれば無情の喜びでする」〜1 章 山折哲雄からの宿題 2章日本人の死生観について 3 章 対談老病死を考える 4 章 子規命の叫び 〜『病牀六尺』から読み解く最期のきぼうとは 他 付録〜 【人生会議】について。 全214頁。、、これまたフセンおおいものの、まとめきれません…。 山折さんは、先行の『米寿をすぎて長い旅』に続きますが、それだけ元気に なられてと!! そして本書の中で「−私の今の生活を一言でまとめますと、昼寝三昧。しょっちゅぅ昼寝したくなるんです よ。朝食食べて昼寝。夜は早めに食事して、午後九時には寝ています。深夜零時くらいまではぐっ すり根ています。真夜中の一時、二時には眠りが浅くなり、夢を見ているのか、妄想しているのかわからない状態になります。ーこのとき、様々な夢が出てくる。それが夢であるのかリアルな瞬間なの かわかりません、夢と妄想が錯綜しているような感覚です。」と、って 吾と同じ!?
2024.05.26
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『俳句劇的添削術』・井上弘美 ・角川書店〜ー23 『NHK俳句』選者ですからかおなじみ かと。22/8発行新書判293頁の"大書"。 1 俳句表現の基本からをおさえる〜94頁 2 俳句表現のテクニックを試してみる〜180頁 3 俳句表現の 可能性を探る〜286頁。ま、読みながら自分で「添削』をしてみて、最終型と比較しみるしかない!!1の基本〜・平明に表現する・「切れ」を設ける・題材を描写する・具体的に描写する・固有名詞を下五にと、28項目、2は・実感を捉える・追悼句は形より真情・・など28項目 3 ・季語に心情を託す・取り合わせを一物に・立体感を出す 等々35項目、〜さあ、1句めの『原句 水鏡してひとすじの春の雲』〜あなた ならどう添削しますか?「成句」ー白雲のふれてゆきたる芹の水 添削後【白雲のかすめてゆける芹の水】原句「春愁偽の卵抱く鶴も」成句「春深しあらぬ卵を抱く鶴も 添削後【春深し鶴の抱きたる偽卵】または 【春深く鶴の抱きたる偽卵かな】と・・・はてさて、、、各項目91だけでも、身につけないと・・・もうひとつやつてみます?〜35項目 心情を詠む〜原句 野火消えて月光闇を尽くさざるー野火消えて心音闇 を打ちにけり ー成句 野火消えて心音闇を撃ちにけりー添削後【心音や野火果てし闇あるばかり】、う〜む (読了 23/2)
2024.05.24
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『暮らしの中の二十四節気 丁寧に生きてみる』・黛まどか ・春陽堂書店〜21/10発行250頁。表紙帯「節気を詠んだ 俳句を鑑賞しながら 祖霊への思いを綴る珠玉のエッセイ集。 立春、啓蟄。清明、立夏、芒種、小暑…。節気と旧暦を頼りに農作し豊漁を願う日本の暮らし。雑節、五節句、伝統行事のの解説までも網羅した 実り豊かな 43章。」裏帯「どんな先祖たちは旧暦や節気を 頼りに漁や農作をし、厄を祓い、無病息災と豊漁・農作を神仏や祖霊に祈り、生き抜いてきた、だから一度節気を意識すると、浜風も野山や田畑を渡ってくる風も、ただの風では亡くなる。風の訪れはこの 地で生き抜いてきた祖霊の訪れであり、神々の訪れでもある。」と!!扉は まどかの【小満の朝(あした)をはやる水の音】・・本編からいくらでも引用したい文章と句ばかり なので、いきなりの「読後感」とします〜「40 盂蘭盆」でこう綴ってます「筆者は昨秋(2020/10)、父(俳人の黛執)を亡くした。父には盆、墓、弔い、亡骸、棺などを詠んだ句が実に多い。そのどれもが、 人の死に対して温かく経緯に満ちた眼差しで詠まれている。新盆を迎える父へのオマージュとして、(この篇は)すべて 黛執の句を引用した。」、、、としているが、 本書すべての篇が【父】の追悼となって いることが、ひしひしと伝わってくるばかりだった・・・。【夕暮れなべて金色の魂送る】【取り落としたる皿の音も盆の夜】【盆休みおほきな川を横たへて】 他の篇の 執句【土倉の寸莎をあらはに旧端午】【畦の木に風のあつまる穀雨かな】まさに珠玉集である! 〜 !水原秋櫻子の こんな句も知りました! 【白ダリヤ夏至の庭より剪りて挿す】(23/2 読了)
2024.05.22
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◎『武相荘、おしゃれ語り』・牧山桂子(かつらこ) ・小学館〜副題「白洲次郎・正子の長女がつづる 装いのプリンシプル」、1940年生、に。武相荘の室内外を 背景に佇む近影や衣装・小物らの、ソレはソレは素敵なモノたちと。「ー現代とは違い、自由に諸外国と行き来できる時代ではなく、ロンドンに行くなどという事は、私 にとっては宇宙にいくのと同じような漢字でした。ー」(「わたしが20代の頃だったと思いますが、父 がロンドンに連れていってくれたことがありました。ー」) ・・プラス、アノ白洲正子が母!! から想像するに描く「娘』はのイメージは"雲の上"!! と、思いきや、「装い」エッセイの端々に出てくる 親子の会話の、ハスッパなことしきり!! そり前に目次から「春」色あせない"シャネル"のスーツ 他 6篇 「夏」【column】牧山桂子の"小物"語り 沖縄の着物と三線と…・三宅一生さんとのエピソード他9篇 「秋」・が合いそうカジュアル・思い出の白詩シャツ 他8篇 「冬」・織部のお皿とニット帽・母 と私と"ミッソーニ" 他9篇の 204頁。高級ブランドばかりと思いきや、100円ショツプ・ユニクロ・ イオン・ニトリ、そして あちこちの篇に出てくる『くそババア』発言!!のホンキ度!! 「それはまたおっかさんのことで恐縮ですが、私にとってはずっと反面教師の母でした。ー」「父は父で『わけの わからん奴が、ぞろぞろ来るような披露宴はやるな。時間と金の無駄だ』などといいー」「母流に言 えば、【どんな災いの中にも楽しいことが見つけられる】と言うことでしょうか。それを聞いた当時は【嘘つけ、くそババア】と思いましたが、あながち嘘でも無いというのがコロナ社会での発見です」 などとも、、「おわり」でも『ー父はわたしが子供の頃から、自分の妻があまりかまってくれないのが 不満だったらしく お前のおふくろのような人間になるな』といわれておおきくなりました。ー」・・・にんげん みな あるある ナンでしょう・・・と閉じました。
2024.05.20
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『酒場詩人の美学」・吉田類 ・中央公論新社〜いきなりですが 装丁・間村俊一!! 20/8発行、、図書館でこの間 "なんで であわなかった"のかと! 類さんを最近観るのは『日本百低山』それも、昼間の。 類さんまだまだ、私より 6つ も下!1 うつろい酒には花水木 2 天高く浮遊酒 3 雨月に立ち飲む 4 露に煙る酒杯、202ページ、 巻末には「詩歌索引」もあり文中の 「句」を、さらに『毛[ン代の吟遊詩人の素顔ー改題にかえて」と題して、小泉信一氏が称賛している。〜「ー おっちょこちょいでシャイなところもあるが、管理 社会の中でなにかとストレスを抱えている視聴者は『あんなふうに飲めたら』と羨ましく思うにちがいない。まさに時代が吉田類という男をもとめたのではないか。吉田は人気者になるべくして私たち の前に現れた【現代の吟遊詩人】といっていいだろう。ー」…ホメすぎ感が、、さらに「ー『酒場…と話す。西行や芭蕉のように生涯を旅人としていきた先達が脳裏にあるにちがいない。ー (コロナ 後) きっと彼はどんな時代に[なろうが、【不変】の価値を求めて酒を愛し、酒場和さまようだろう。」と、、、、、。 小泉文ばかり。【詩歌索引】は 15、〜【街路樹の芽吹きに微酔してをりぬ】【立ち飲み ビルの狭の雨月かな】【暫くは吹雪破れて加賀の月】【忘れ路の諏訪のそらへと花水木】啄木・牧水も。
2024.05.18
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◎『奇妙な漢字』 ・杉岡幸徳 ・ポプラ新書〜表紙から「こんな漢字が 本当にあるの? 見たこともない468の漢字が、あなたの知的好奇心を 刺激する。/ 希代の奇書、観光!! 漢字はアホんなのか、アートなのか!?」と、アオらればその コーキシンが。。。〜表紙の漢字さえ、読めもしないし見たこともなくものばかり!! 〜「赤の下に 毛が三点」「人偏2つのつくりに人」等々、「しかし、これはすべて実在する漢字です。」と「はじ めに」もっとも画数の多い漢字は84画 大小の「雲」が3つに大小の「龍」が3つ〜ハテサテ「訓 」よみは「たいと・だいと・おとど」ですが意味は未詳だが人名に使うとか。 さぁ面白 くなってきたでしょう、、「○」「!」も漢字、「馬」篇に「鹿」と書いて、音読みで「ロク」意味は野馬とのこと、では、御婦人には何ですが、「金」〜偏に「玉」〜り作りは???!!音読みはギョク で 意味は「宝」とか、さうですとも!! 等々キリもなく、1頁に2字それぞれの下段に「解説」! その解説のオドロキ方が、私達と同じようで、最後までイッキヨミ!! 23/1発行285頁!!ハハハハ 『だれのせい』 さく・ダビデカリ え・レジーナルック ートゥーンベレ やく・ヤマザキマリ 〜215☓295ミリの大きな絵本〜16"枚"23/2発行・図書購入23/3/23 読了3/26。訳 は、ご存知『テルマエ・ロマエ』のです! 「そのむかし、剣をたずさえた クマの兵士が おりました。ー」と始まり、「剣」で斬った 「モノ」は・・・。「訳者あとがき」〜「ー生き方 も、人間関係も、セカイの情勢も、自分の思い通りにならないものは全て不満の原因となり そして、そり不満の原因を、なにかのせいにしないと気がすみません。ーー」と。
2024.05.16
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『星野道夫 探求の川』 ・平凡社 〜「スタンダード・ブックス」としてのハードカバーの新書、すでに・寺田寅彦・湯川秀樹・今西錦司らを 1〜3期として22冊、本書は4期として8巻予定のうちの1 冊。「百科事典の平凡社が提案する新しい随筆シリ ーずです。科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を集め、一作家一冊で紹介します。ー (このシリーズが) 現代の想像力に風穴をあけ、自分の頭で考えるチカラを取り戻す一助となりばー」!! ハハァ!! 21/2 発行、219頁、プロフィールも詳しく「もっと知りたい人のためのブックガイド」もある。さて、本書、16篇〜・クジラの民・カリブーを追って・白夜・ワタリガラスの家系の男・水の惑星・・等々。「18際の頃だった。北方の自然に憧れていた。シベリアでもアラスカでも、北海道でもよかったのかも知れ ない。子どもがユメを託すような、説明のつかない、漠然としたあこがれだった。ー」 プロフィールから「1993年、40歳で萩谷直子と結婚。翌年長男が誕生した。ー96年8月、カムチャッカ半島 クリル湖畔で就寝中、テントをヒグマに襲われ急逝。享年43、星野は生涯、センス・オブ・ワンダーを失わ なかった。」・・星野氏写真作品も いくつかでもいいが 載せてほしかった、、、。 『迷子の自由』 ・星野博美 ・朝日新聞社 〜奇しくも"星野"繋がりに。以前up の『戸越銀座でつかまえて』依頼きになっていた著者、ツマが他書から 選書していた、2007/2発行旧作。戸越銀座から「郊外に引っ越しした。」日々のエッセイと写真集〜東京は 30篇、インド〜10篇、重慶〜10篇、203頁。「武蔵野に引っ越してきてから、あっという間に五年が過ぎた。この間に、周囲はすでになくなってしまった風景がずいぶんある。もし写真を撮っていなければ、その風景 が消滅したことに気づかなかったかもしれないが、撮ってしまったことで、風景の消滅をいちいち認識させ られ、そのたびにちくちくとココロが痛む。〜』と、最終篇「花畑」で。〜〜更に20年経っていて、、、!! 『おばあちゃんは猫で テーブルをふきながら言った』 ・金井真紀 ・岩波書店 〜岩波の「絵本」!、、、副題【世界ことわざ紀行】。「世界各地、36言語のことわざを集めた絵文集だ。著者 は文筆家・イラストレーター。ー タイトルはフィンランド語のことわざにちなむ」どんな意味かは、本を 手にとってご確認わ。」と、2/18ま日新聞書評・栗さん。 〜 「絵』をも バタ臭くというか の国の「風俗 」ともに簡潔にかつことわざの意味を教えてくれるように、描かれている、スグレモノ!!・あなたが風でも必ず嵐に遭うだろう〜アラビア語 ・虎に翼〜朝鮮語 ・タコのように死ぬな〜マオリ語 ・卵は医師とは相撲をとらない〜ウォロフ語 ・蝉は蝉が、蟻は蟻が愛おしいンラ古典ばり者語等々 「ー ことわざの向こうに、言語お文字をめぐるさまざまなドラマが見え隠れして、そのたびに胸を熱くしました。語学力ゼロ、ことわざの専門知識はない、ただし聞きかじりと受け売りは大得意。ーこの星がいつまでもカラーフルでありますように。」と、「2022年 熊、穴にはいるころ」の「あとがき」素敵な一冊!!
2024.05.14
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『3歳語辞典』 ・101 ・小学館集英社プロダクション 〜「息子が4歳のときによく使っていた不思議な言葉たちを【3歳語】としてまとめてみました。ー」 22/11発行、142頁〜64語! 右頁に3歳語・左頁にそのいきさつ。〜・あした今度・ちやんと気をつけないと ・なんかやつれちゃった ・どう! ・ギリギリセーブ ・てんとんしよう・・・いわれちゃったら・・・!! 『橋の上で』 ・湯本香樹実 文 ・酒井駒子 絵 ・河出書房新社 〜 絵本 22/9発行〜鉛筆画でしょうか?? 「橋の上で川をみていた夕方、雪柄のセーターを着たおじさんがいつのまにか、ぼくのとなりに立っていた。」ではじまる・・・の 24画文。「絵」に吸い寄せられる、、、『素敵な空がみえるよ、明日もきっと』 ・リト@葉っぱ切り絵 ・講談社 〜サブタイトルは「小さな優しい 森の仲間たち」・・もうおわかりですね、TVでも紹介されてましたから。 繊細な「葉っぱ」の「切り絵」は、7つのものがたりへと〜1 あたたかい気持ちになりる森 2ひとりじゃ ない、とおもえる森 3 忘れたくない思い出の森 4 傷ついた心もなぐさめられる森 5 それぞれの ベースでいい、と思える森 6 大切な人にやさしくしたくなる森 7 勇気がわいて前向きになれる森。 ・・すぐにでも生きたくなる「森』も待ってる!! 95ベージ22/8発行。 『とんで やすんで かんがえて』 ・五味太郎 ・偕成社 〜225☓250ミリのカラフル・五味絵本!! 〜五味さんの『ゑ』を みると ホッと し あたたくなって! 23/2発行、図書館2/28購入、読了 3/2 !!! 、、、だからナンダでしょうが・・・「トリ』もさんの 一日です!! 、、トリさんは 鳥さんです、、ごらんになるしか・・・
2024.05.12
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、 ・『ひめむかし』 ・柿本多映句集 ・深夜叢書社 23/8発行 ・1988〜2022 249頁1頁に2句につき おそらく120句?。・われら生きもの・野は無人・狐火・青い花・蛸になりたし・只今と、4章立て。 【生類は淋し夜が来て夜が明ける】【ドローン飛ぶ境界線のねこじゃらし】【魂やら草間彌生の南瓜や ら】【川内原発・本格芋焼酎有り〼】・・1928年生!! ・表紙の「山本梅逸 画」全量見たし、、 ・『デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界』 ・村上春樹 ・24/2発行 文藝春秋 ムラカミ収集のレコードゃジャケット集、159頁。「DSMの絵は、ペーンに寄るきりっとした線が中心 でーそこにあつさりと単色が添えられる。」その多面な描画におどろくばかり1 文章はパス! ・「断捨離余滴』 ・一宮弘子 ・リトルズ 23/11発行 〜1944年生の俳人というので期待したが 要は、人生譚でした、、、。149頁、、んっ 句が、、、あった【蝶もわたしも化石になってうらうらら】
2024.05.10
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・『ツバキ文具店 鎌倉案内』 ・幻冬舎文庫 2018/8発行覚えておいででしょぅか、糸さんの『ツバ キ・』文中に出てくる、鎌倉の地と店案内46、書き下ろし109ページ。"しゅんしゅん"さんイラスト!! ・『FROM THE NEWORLD』・新世界よりーオカダサキラ ・260☓175ミリ写真集100選〜日常の【ちょ っと楽しい】1シーン「見慣れていた景色が【新世界】になるはずです。」〜23/12発行、【見る】しか!! ・『隆明だもの』(りゅうめい) ・ハルノ宵子 ・晶文社 23/12発行〜あの吉本隆明の長女が語る父。 32篇と次女 ばななと語る対談194ページ。「イヤ〜ひどい娘ですね。吉本主義者の方々の、幻想粉砕し てますね。」とあとがきで。「思い出す限り綴って」いる!! 挿画はもちろん 宵子。★次回 「異色」2/2 と 画像が 一部 入繰ってしまいました★
2024.05.09
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『いい絵だな』 伊野孝行☓南伸坊 ・集英社インターナショナル ・2020/10発行〜どなたの本だったか失念しましたが、文中で紹介されていたので早速に。伊野さんは1971年生 のイラストレーター、ふた周りも違う二人が「なぜ画家たちはリアルに描くことに夢中になったのか、ヘタな絵の価値とは何か。ファィンアートとイラストは違うのか…。描き手である二人がジャンルを 跨ぎ、縦横無尽に語り尽くす。絵を描くと分かることがある。お勉強では分からないことがある。本書を読むと、料理を自分の舌であじわうように絵が鑑賞できるようになる!?」の惹句 マサニ!!そう、図版もたっぷりあり、【絵の見方】視点に目を瞠らせてくれる、、フセン多数、多数236頁。長くなるがせめて「章」・・・タイトル〜1 海の向こうから来た写実〜8篇 2 絵画と写真の間〜6篇 3 俺たちの印象派〜・俺たちの押し、マルケ他6篇 4 ヘタよりうまいものはなし〜5篇 5 シュルレアリズムはまだ終わってない宣言〜6篇 6 イラストって何?〜10篇 7 現代美術のいただき方〜・ 森村泰昌さんと南伸坊さん、どこがちがうのですか?他9篇 8 服を脱ぎ捨て裸の目で見よう! 〜7篇、、敢えて引用しませんので、 幕末からの西洋化「写実表現」等々【絵画】を本書で学びましょう!!! 追伸〜対談集です・表紙はマルケの<ラ・マグレット>〜二人への共感等々書き足りないが、、、 『メメンとモリ』 ・ヨシタケシンスケ ・kadokawa ・2023/5発行〜217☓155ミリの『絵本』〜「と」がナントモ。 ・メメンとモリとちいさいおさら ・きたないゆき だるま ・つまんないえいが の3篇、、、129ぺーじくらい…。どの頁をみても ヨシタケ絵が見られ るだけで シアワセ感いっぱい!! 気に入ったことば〜【どうでもいいことは ほっといて・】 『おとなになっては みたけれど』 ・飛田和緒(ひだかずお) ・21/3発行〜「料理家という肩書であるが、料理を作るのが根っから好きなのか自問する。」で始まる〜「素材 の旨味を生かしたレシピが任期の料理家」のプロフィール。〜・仕事の話 ・食いしんぼの話 ・家 のー ・おしゃれの ・ものの ・日々の 70 篇、207頁〜そんな日々と海辺の写真と。
2024.04.16
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『何がなんだか』 ・中野翠 ・毎日新聞出版 ・2023/12発行 〜何冊目になるのか、、『サン毎』他の、例によってのコラム、22/11〜23/11 間、1 徒然草雑記帳ー 41篇、今号は「シネマコラム」が多く23篇、コラムは書き下ろしの188頁、篇ごとに著者のイラストと例によっての俳句〜23/2・3【寒月や亡き友思ふ神保町】、感動した川柳【寒風や肛門さらし柴は ゆく】(仲畑流)とか、、フフ正木ゆう子さんの【句】も思いだした。同感はいくつもあるが【お笑いが いるので消したニュースショー】「タレントが悪いのではない。ニュースを伝える力。それが第一」 『ニホンという病気』 養老孟司☓名越康文 ・日刊現代・講談社 2023/5発行 〜精神科医の名越さんと養老さん〜名越「実際にお会いしてみてつくづく思うのは、この方の頭の良 さというものは、積み上げた知識ではどうすることもできない領域にある。ーそれらもかかわらず現代日本は、ますます養老孟司の視座からとおのいてしまっていて、その差異は一掃乖離していく ばかりに思えてならない。ー」5章にわたる対談〜・コロナ禍における「科学的根拠」・ウクライナ 信仰と日本人の考え方・養老龍メタバース論・8〜9割減った虫の数・死を受け入れる・・等々35篇204頁。 養老「精神科医という型にハマらない人で、音楽をやるだけではなく、武道を介しと新体的 にも具体的に関わっておられ、仏教にも造詣が深い。なかなか味のあるひとである。ー」・・養老さん 「日本の現代を象徴しているのが、中村哲さんをどう評価かするかってことだと思う。」とも。 『デミウルゴス』 ・磯崎新 ・青土社 ・2023/10発行 〜 副題?『途上の建築』ー『デミウルゴス』すらワカラナイ〜検索「プラトンの【ティマイオス】に する<世界の創造者> というギリシャ語で【職人・工匠】という意味だそうですが、さらなる不明、、、磯崎新氏は1931〜2022/12の建築家。1 見取り図 2 双制 3 虚諧 4 鼎制 からなる芸術論考218頁。 なにを質問してよいやらでも、フセンはいくつかで、その中には「『アメリカを再び偉大にする』というキャンペーン・スローガンが聞こえてくる。いいかえるとアメリカは落ち目になっている。『ガン 日本』も同じこと、日本はもっと早くガタついている。両国は、かつて大文字の成功者の顔して肩で 風をきっていた。オイタワシイ。」ここでも、中村哲氏の名「哲医師のテクノロジーハンダンは正しい。アナクロニックなローテク(土法)こそが生政治の罠から抜け出せる。」 巻末の田中純氏「磯崎新 という謎』という〜「本書は【磯崎新】という【謎】の鍵であると同時に、その【謎】からさらに あらたな【謎】を生むためのそうちであると言ってよい。−」・・・ますます コントン・混沌。
2024.04.12
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『漂うままに島につきました』 ・内澤旬子 ・朝日新聞出版 ・2016/8出版 〜1967年生、イラストも、ブックデザインは寄藤文平、小豆島移住「日記」266頁。神奈川から東京へ 「やっぱり東京を出よう。2012年に文京区内に引っ越ししてから1年も経たないうちに、音を上げた。ー2005 年乳がんに「その後なにもかもすてたくなって」「単身で島に住むとはー」21篇。 ・空家巡礼ふたたび・決め手は、月と海と暖かさと収納…・ 『何げなくて恋しいキオク』 ・暮しの手帖社 2023/3発行 〜副題「随筆集 アナタの暮らしをおしえてくださいー1」〜だ・か・ら、著者は70人、235頁。 作家ばかりでなく〜駒沢敏器・山根基世・佐々木美穂・萩尾望都・萩原朔美・長島有里枝・片桐はいり り・呉美保・ジェーン・スー・木内みどり・元村有希子・望月衣塑子・サヘル・ローズ等々 勿論 男性陣も。呉「夫が主人か旦那か亭主か、いつも言いよどみなす。ー」なんてなことも。本にしては 珍しく【紫】地に、リンゴがならぶ装画は、花森安治。 『昭和50年代東京日記』 ・泉麻人 ・平凡社 ・2023/9発行 〜副題「cytty boys の時代」泉氏もいまや67歳と、、。昭和50〜59年間を40篇にして。ひとまわり 違いだが同時代の空気と共通点ある町並みなどがふつふつと蘇る。〜渋谷道玄坂界隈の文化屋雑貨店・当方の勤務先でもあった、三田界隈・渋谷はパルコ時代・銀座裏と東銀座等々〜流石に著者の芸能・ 放送作家や大日本印刷校正室との出会いはないが、、「前半のマスコミ志向のアホ学生から始まって、 後半はコラムニスト駆け出しの時代となる。ー憧れていた人たちとの仕事」を"詳しく"語っている。
2024.04.10
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『誕生日ローソク吹いて立ちくらみ』 ・ポプラ社編集部編 2012/9発行・古谷充子氏のイラスト抜群 〜シルバー川柳、新しいと思ってたら11年前ものモノ・・・それすらもハンダン低下の同病者たち〜作者割愛・起きたけど寝るまでとくに用もなし ・目には蚊を耳には蝉を飼っている ・申告は情報 もれより尿の ・目薬を指すのになぜか口を開け・紙とペンさがしている間に句を忘れ、、日序茶飯 『枝元なほみ の めし炊き日記』 ・農文協・2023/9発行 ・こちらのイラスト松田喬史氏のペン画も 〜副題「人生なんとかなるレシピ」「21年1/1〜1/2間、四谷の聖イグナチオ協会で」食事支援に始まり 50篇の料理を通じた活動記録とレシピ、全179頁、著者はTVなどておなじみと。「私は危機感を募らせる。環境と機構の変動の変化に寄る食料生産の現場が心配に鳴る。ー作り手へのリスペクトがなくな って、お金を出せばいつでも手に入ると思い込む風潮も生まれていないかるー」巻末には、親友の 詩人・伊藤比呂美が「枝元と私」の熱いあついエールを送る。〜著者闘病中・・・ 『新・地図のない旅ー3』 ・五木寛之 ・平凡社 ・23/12発行 〜『地図の・・』初版は1972年とか、、半世紀以上も前…本書ー3で最終刊らしい。1部〜身体への 旅ー35篇 2部〜時間への旅ー36篇、全230頁 1篇が3頁ほど。(体力的に?) 「私は小説を書くのが本業だが、それ以外の文書ぅを書くことも好きだ。日常のとりとめのない些事の連続のなかに、生きてい ることの実感がつたわってくるからであるるー」(「あとがきにかえて」)・人と語るも難きかな・断捨離というけれど・噛む、噛む、エブリディ・ため息をつきながら・杖を ついて歩こう・いきてる事は面白い… ツマも「イツキがにミヂカになった」と。「いつの間にか90歳の壁をこえた。」「加齢とともに善とか悪、正義と不正、真実とか虚偽などなど、世の中のありとあら ゆる現実にも鈍感になってきているのかもしれない。」・・戦禍体験の作家にいつまでも「明日がある さ」と いいきかせてほしいもの・・・。
2024.04.07
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『武田百合子対談集』 ・中央公論新社 〜2019/12発行、『富士日記」を始めとし 武田百合子シリーズ ? 6冊目。 深沢七郎氏との対談では「武田泰淳の存在」を、金井久美子と美恵子対談では「メリイ・ゥイドウのお話」。さらに深沢とは「女と男のまな板ショー」、吉行淳之介とは「『好色五人女』のおもしろさ」 を、『富士日記』をめぐっては、岸田今日子と語り合う。200頁。 『往復書簡 老親友のナイショ文』 瀬戸内寂聴☓横尾忠則 ・朝日新聞出版 〜副題「寂聴さん 最後の手紙」22/3発行、20/12〜21/11間の『週刊朝日』連載分。因みに寂聴さんは 21/11逝去でした。同誌鮎川哲「はじめに」〜「ー ここに収録された往復書簡は、寂聴さんからの最後のお手紙でもあります。 今という時代と作家・瀬戸内寂聴さんの思考と画家・横尾忠則さんの 観念が交叉するキセキの書であると確信していまするー」〜 40通、255頁、巻末には、横尾さん作成の「舌出しコロナマスク」のをした、寂聴写真も、また、寂聴さんの「代打」で、瀬尾まなほ さんも参加! 「ナイショ」なのか 噛み合ってるのか、いきちがっているのか??対談も、、。・・フセンも多いのだが、横尾さんのナイショ〜「ー 僕は絵を職業とは考えていません。絵は趣味 です。趣味には社会も外部も他者もいません。ー」「絵はキャンパスの前に立った時、描く絵が決まります。ー ある一時期、滝の絵ばかり描いたり、Y字路ばかり尾が居ていたのは、あれこれ考える のが面倒くさいからです。ー」って!! "ソレハナイデショ"と、いいたくなる「ナイショ」・・・。横尾さん最後の往信「ー言いたいことが何でも言えるセトウチさんがいないのは寂しいけれど、不思 議と鬼籍に入ったセトウチさんは僕にとっては死者でなく生者だ。ー」セトウチさんもさることなが ら、横尾さんを「知る」ことにもなった、、横尾さん1936年生、、、7つ上だけだが、、。 「美しいって なんだろう』 矢作多聞・つた ・世界思想社 〜1980年生の画家・装丁家とその娘さん、175☓135 ほぼ四角、22/8発行253ページ。 web連載2019〜2021+書き下ろし3篇、エッセイ集〜インド、ネパール・カトマンドゥを背景に美を語る。〜川・壁・皿・果実・墓・文字・石・人・火・歌・言葉〜「ーぼくは装丁家にならなかった ラ、医師になっていたんじゃないか、と思うときがある。」「ー杉浦康平さんが。冗談半分に『平野(甲賀)はまだきたない字を書いているのか』といったことがあるという。ー(甲賀さんは)80才をすぎた いまも日々文字と遊んでいるし、文字のいのちを信じているるー」「ことばは必要なときに、いちばん よいタイミングでやってきて、僕らのもとで花を咲かせる。花の中に種が眠っている。ー」
2024.04.05
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『米寿を過ぎて長い旅』 ・山折哲雄 ・海風社 ・2020/6 発行〜いくらか近くなった発行日。それにしても失礼しました 1931年生のご顕在に、なによりも嬉しく!! 〜宗教学者としてのイメージを超えての、4章73篇ほど295頁、各篇には子息のイラスト「くり童子」。フセン多数に付き目次〜・ひとりを手にするには時間がかかる 1章 時空を超えて〜・羽生結弦と マイケルジャクソン 他 2章 「ひとり」八方にらみ〜・ひばり歌謡10選 他 3章 目には花〜・佐渡の落日・マザーテレサとの出会い 他 4章 静かな覚悟〜・高浜虚子と柿二つ ・【残心】と【無心】他 「診察に変わって「診療」が大手をふって歩くようになって」きた、などとも。「我流の晴耕雨読」 も語っている。・・森羅万象を自在に語る米寿超えでした。童子・地蔵とともにいつまでも。 『句々快々 【話の特集句会】交遊録』 ・矢崎泰久 ・本阿弥書店 ・2014/12発行20篇 188頁〜ごぞんじ「やなぎ句会」と平行しての、【話の特集】メンバー相互句友たちとの出会い、60年代後半 〜45年間の「記録」。「本当のことを言ってしまうと、私が俳句を作るのは、句会あってのことである」 と「あとかき」で「楽しいと思ってつくったことなど一度たりともなかった。」とも。20篇188頁。巻末には、1961からの各メンバーの【天】句短冊も。〜メンバーの多くか逝き、それこそ吉永小百合 や冨士眞奈美、下重暁子ら女性陣が顕在、、か? 和田誠・永・永・小沢… こうも言う「ー現実と非現実のまばゆい存在。言葉遊びの究極へ旅する意思。心の懊悩へ迫る五感。まさに俳句が教えてくれ たことは、まさに無限だった。とうてい言葉に盡くせないほどだ。」と!! …「同感」にはまだまだ…
2024.04.03
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『隣のおばさん』 ・唯一 心(ゆい こころ) ・文芸社 ・2012/8 発行 〜「ー 25歳。女。短大を出て、ちっちゃな派遣会社に所属し、フリーターでたべている。この度 やっと子供の頃からの夢が叶い、物書きとして一歩、踏み出そうとしている。これは祖母とも慕う 隣のおばさんのお陰である。ーほんわかとした温かみーやさしい物書きを目指している。38篇195頁。 『世界の人びとに聞いた100通りの平和』 ・伊勢崎健司 監修 ・かもがわ出版 2015/11 〜さきにUPした 「中東』のに続く「アメリカ・アフリカ」篇。アメリカ合衆国ってどんな国?こたえ られますか? そして、メキシコ合衆国・ブラジル連邦共和国・ガーナ共和国〜「アメリカが世界を 平和にしている?」・どうすれば平和に? 」ガーナ「ほかの人も自分と同じだと考えることです。」等々 『犬の力を知っていますか』 ・池田晶子 ・毎日新聞出版 ・2015/8 発行 〜NPO法人 わたくし、つまりNobody 篇「この本は、著作の中から犬とお酒を巡る作品を選び出し、 アンソロジーとして編纂したものです。ー」5章58篇281頁「『犬の力』と、私は呼んでます。人の心を かくまで深く惹き付けるその力のことです。ー」各篇所々に著者と犬の写真やイラストも。「繰り返し 言う。この世に百%は存在しない。絶対確実百パーセントは、我々の死亡率だけである。」とも,,,。 『きょうもまた 好奇心散歩』 ・池内紀 ・新潮社 ・2016/7発行 〜旧本続きます〜新刊書書評・広告などに"食指"動かないもんで。〜装画も著者26篇散歩記213頁。 浅草・深川・銀座から始まり、23区の殆の「名所」めぐり! ・戸越銀座・京成立石・三河島・平林寺 等々「イソテキ」(大東京の居候)の「散歩術」それはそれは楽しそうに語られる。こうして書かれれ ば、当方の見知った町ばかりでもある。「人生の小春日和が、あとどれほどつづくものか。」 同感!!
2024.04.01
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◎☓∞『報道局長 業務外日誌』・金平茂紀 ・青林工藝舎〜ツマ予約本、2009/お発行、図書館購入21/8 !、319頁〜28ミリ、1頁58字46行ほど!!! 挿入図版もあが、、 22005〜2009間の時局・時勢・流行音楽から映画・演劇まで、報道局長「以外」のシゴトの一切を採りあげ ているが、その範囲の広大さ深さ核心を追求する視点は、「芸能・文芸」であろうと鋭くも楽しい一冊!!年度ごとの事件を思い出すだけでも山のようだが、その中から選りすぐる嗅覚に喝采!! キリがないので フセン・写真など〜・「七夕の夕べに米原万里さんを送る会」 『打ちのめされるようなすごい本』・『日本という国』小熊英二・忌野清志郎・森山大道・「ガロ」・ビナバウシュ【フルムーン】・坂本龍一・マドンナ等 々、際限なく広がり教えられ<ジャーナリスト】"本来の姿"を知る!!フセンもキリなく、計算すれば85万字?!! 飛ばし読みもしなかったツマにこれからは聞かねば、、、。 巻末には表紙や装画を手掛けた、しりあがり寿氏、大熊ワタル氏との対談、白夜書房編集局長の解説、著者の「謝辞」2篇もある、時代を映した「記録」でもある。・・あえて引用しないが著者「謝辞」から「ーいつ もいつも、清志郎は自分の意思を貫いてたたかっている姿を僕らに見せてくれた。勇気を与えてくれた。ー僕らが筑紫哲也さんと遺書にブルーノートでの清志郎のコンサートに行った時のことが書かれていた。筑紫 さんは、そのコンサートで前説をやった。 筑紫さんはとても嬉しそうだった。 ふたりとも、もういなくなった。ー 忌野清志郎さんへの謝辞をどうしてもこの本に追加しなければならないと、無理を言った。僕 はそういう人間だが、だからこそ、清志郎やいろいろな人と出会いつづけるられたのだと思っている。 合掌と最大級の感謝をこめてー2009年5月3日』と。そして、もうひとり 川上未映子! が本書アチコチに顔を だし、こんな多忙な活動の中愛猫も。〜「僕が【業務外日誌】を記している理由のひとつには、業務<内>での出来事が、あまりにも馬鹿馬鹿しく、同時に、深刻で、且つ職業倫理にまつわる判断を刻々と強いら れるので、それらをレアな形で表出することは避けたいということがある。これはホンネだ。ー業務<外>のことがらは、業務<内>のことがらと密接に関係していて、ひどい仕事にぶち当たった時などには、仕事 <外>であえぐように必死に何かを探し求めていることがあるのだ、ーカネがすべての世界で仕事をするのは本当に疲れるー」〜このぐらいに、、、TBSTV 土曜日5:30『報道特集』から、姿が消えてしまったが、、、ナニがあったか・・・、いずれにしろ、金平氏および『報道特集』が見られない時、【日本沈没】であろう!!(読了・23/1/19)
2024.03.29
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『いつか見た青い空は』 ・中野翠 ・毎日新聞出版 〜何冊目になるのでしょうか、ココでつどup 。2021/10〜2022/10間分。22/12発行、2023/1/5図書館蔵書 1/13読了、装丁・カバー・扉絵はおなじみ南伸坊さん、篇末イラストは例によって著者、本文レイアウトは、最後のしごとだったのか、、菊地信義氏。これまた例によって篇ごとの「句」、表紙の句は【犬の目の うるんであきの空高し】〜伸坊さんの「犬」がみあげています。 毎回、その間のTV・映画・時局コメント など逐一引用しませんが 今回は どうしても「追悼文」が多くなって、、淋しくなってくる。ひこで、今回は篇「句」〜【風のなか昭和の子どもは着ぶくれて】【寒月や高層ビルがまたひとつ】【歩道 までせり出し揺れて雪柳】【春の陽や例の時計屋例の爺】【検診はあっさりすみて街の春】、、このぐらいに ・・生意気言うが、どれも マンマ句のようで、、、失礼・・・。伸坊さんの『ねこはい』を買ったとも。 『ベストエッセイ』・日本文藝家協会篇〜22/8発行、2020〜三冊目のようです。全75名の作家・翻訳家・学長・狂言師・歌舞伎俳優ら!! マライト・メントライン〜「職業はドイツ人、ー」と始まり「ーどうも最近、思考・観点・視野に余裕のない人(有識者と呼ばれる層にも)増えてきた感があることだ。老若男女、世代を問わず、話しているテーマ のちょつとした拡大を持ちかけてもそれを黙殺し、単に自説を繰り返したがるタイプの人たちが。ー」の一文が ↑75名中、「文体・文脈」としても、指摘についても格別であった。井上理津子の『絶滅危惧個人 商店』が読みたくなり、夏井いつきの『悪態句集』よりも。横尾忠則〜「ーだって人間は遊ぶために生まれ てきたんだから、死も遊びだと思いましょ。瀬戸内さん!」 ・・!!!このひとことには 参りました、、、、。
2024.03.27
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『福島菊次郎 あざなえる記憶』・那須 圭子 ・かながわ出版〜『福島菊次郎』の映画を見たのはいつだったろうか、、たしか千葉劇場の記憶、、、。ご存知とは思うが 著者「プロローグ」〜「ー福島さんは、被爆者、学生運動、自衛隊、兵器産業、ウーマンリブなどとともに、成田闘争の取材では三里塚の農民たちを、そして水俣病の村では患者となった漁師と家族を撮り、その 写真を発表することでかれらの戦力になろうとした。94歳で亡くなるまで日本という国家の嘘を告発し続けた、その力の源泉は何だったのか、福島さんの口から返ってきた小知恵は【国家】への私怨ということばだ った。重要なキーワードだが、それと表裏一体のとねいえるクニへの温かな思い、言い換えれば【故郷】 (くに)への私募のようなものが、福島さんの報道写真家としての活動を支えつづけたのではなかったか。私にはそんなそんな気がしてならない。ー」著者若き1960年東京生、「ー結婚を機に山口県に映る。地元 上関原発設計計画に直面し、菊次郎氏からバトンを渡される形でー運動の撮影を続ける。現在、悪島第一 原発事故での被災地での取材を続けている。ー」1 浅間山荘にて 2 ヒロシマ 3 カメラを武器に〜べ平連の風 他 4 原発が来たー石垣の祝島 5 石をめぐる記憶〜彫金と戦艦 他 6 棺桶のゆくえ〜はじめての絶交 他 7 人たらし〜アラビアの国賓 他 8 原発が来たー3月11日・空っぽの牛舎 他 9 お仕舞い〜ネガよさようなら 他、多くの写真 と 207頁 22/5発行。巻末には「あるひのことば」〜・そうか、あなたと僕はあの日、あさま山荘でもう 出会ってたのね。 ・カメラに中立性なんてないし、みんな中立的な立場でしか撮らないからー。・福島さんの答えは明確だった「あのねぇ、那須さん無知であることは罪なの。僕がそうだったから、よく わかる」・表に出ないものを引っ張り出して、たたきつけてやりたい。 ・独りになることを恐れないで、 孤立することを恐れないで。・みんな戦争なんて始まらないとって、頭のどこかでそう思ってるだろ。でも、もう始まるよ。・【この国に、解決された問題はひとつもないの】〜ネガは「共同通信イメージす」に譲渡 することを決めた。〜那須さんあっての本書であり、菊次郎さんだけでなく、まさに【日本の記録】だ!!!
2024.03.25
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『破れ星、流れた』・倉本聰 ・幻冬舎〜いよいよ大作家も「まとめ本」か、、22/6発行の 自伝的書き下ろし331頁。 1章 親父の肖像〜戦前・戦中・戦後 2章 青二才の春〜浪人時代・東大時代・ニッポン放送時代。 扉に【隕石も 落さず散った 破れ星】ー「おやじの匂いを不思議に覚えている。ーおやじの遺したものは 夫妻しかなかったーある日突然ハッときがついた。 ー 十七年の歳月の中で気づかぬうちに沁み込ませてもらった金銭には代えられぬ巨額な精神的遺産であった気がする。ー」「ーおやじは筋金入りのクリスチャ ンだった。ーはまりこんだのは俳句の世界である。ー春潮と号して発句の世界にに夢中になる。そして一人 の男と結びつく。中西悟堂、野鳥の大家。ーなんとも只ならぬ関係となる。ー」・ブッポウソウ〜木の葉木菟・コロ助ボーコー〜フクロウ・チリチョロ、チチクイチッチョロチリリ〜アオ シ゛・一筆啓上仕候〜ホオジロ・土食うて・・〜燕・チョツトこい〜コジュケイ・ジュウイチ〜慈悲心鳥・ヒホシホイホイホイ〜三光鳥などの「聞き做し』のの術に夢中、居住地の善福寺や西荻窪の地にも親近感、 「ーその年の十二月、あり戦争が起こり、日本は暗黒の時代に入った。」そして学童疎開は、山形上山。戦中は、岡山・金光へ、敗戦後は東京へと。その後は ↑中見出しのごとく、脚本家への波乱万丈を経た 道へと繋がる。 これまで読んできたエッセイや対談等、生き方への断言などの「小気味よさ」やテンポとは違った印象である。 1章の父の記、戦中戦禍の記は「戦争を知らない」者にとっては「身近」なコトと と記憶されることだろう。 【しんしんと 寒波来し夜の 鴨の声】 父親 辞世の句。そして、「美とはすべての行動規範だ。創るのも美なら、行動も美。それを今後の生き方とするなら、あら ゆる行動、あらゆる思考に、利害関係を絡ませることだけは今後一切しないと思った。ー(と、父の声が聞 こえた気がした) これをこれからの自分の行動のすべての基礎に据えようと思った。ー」以降の【今】へ。(読了・24/12)
2024.03.20
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『僕の好きな先生』 ・宮崎亮 ・朝日新聞出版社 ・2023/9発行 〜著者は同社の記者、80年生。『好きな先生』は、久保敬(くぼたかし)先生、1961年生2022年に退職。 校長時代に、【子供が過度な競争にさらされている】当時の松井一郎市長らに「提言書」を書き送り訴えた。「知的障害のあるトシ君」への対応やその小学校に、「お笑いコンビ"かまいたち"の濱家隆一 さんがいると知ることになったる」「くぼさんと教え子の物語をたどる取材が始まった。」216頁。『老いを愛づる』 ・中村桂子 ・中公新書ラクレ ・2022/3発行〜副題「生命誌からのメッセージ』著者はJT生命誌名誉館長 1936年生。「愛ずる」は【めずる】。 1 老いを愛ずるヒント〜「そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ」他5篇 2 孫を愛ずる〜これからの世代への不安と希望他8 篇 3 老い方上手な人たち〜・総計する先達 志村ふくみさんの 人場 他6篇 4 大地に足をツケて生きよう〜「みんなが爆弾なんかつくらないできれいな花火ばかりつくっていたらきっと戦争なんておきなかったんだな」ー山下清 他6篇 「暮らしやすい社会にする には、やはり生きものというところに 目をむけなければいけないというのが私の思いであることは ずっとかわっていません。−」 203頁。『美の表現者たち』 ・公益社団法人 日展 ・世界文化社 2023/11発行〜副題【現代の日展】150☓210ミリ厚さ205ミリ、406頁 大美術書でもある。 刊行に寄せて「いわゆる日展の作品の面白さというのは、深いものがあります。これはとても魅力的なことと思います。日展作家の作品は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書 の五部門にわたり、多く のかたがたのに応えられるだけの力をもった作品の集合体です。 理事長 宮田亮平。「本書はこの五部門に沿って、44名のインタビューわ綴ります。」全員の名を記したいが、作品とアト リエ・日展への契機、そしてそれからの制作過程が「ナマ」に伝えられます。せめて名と作品を!
2024.03.18
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『小さな言の葉の本』 監修・東 直子 ・リベラル社 〜「好評既刊 小さな本シリーズ」の4冊目のようで、既刊は「星」「色」「草花」、本書は「言葉」。 22/9発行 115☓160ミリ、写真・イラスト・装丁などカラフルな「小さな本」253頁!。 「本書は、日常でよく使う感情の類語を中心に、食やファッション、風景を表現する語を集めた言葉の本 です。ー」1章 感情の言の葉〜劣等感など38 2章 おいしい言の葉〜味わい他10 3章 おしゃれの言の葉 〜コスメトレンド他15 4章 情報の言の葉〜美しい色の鳥他15 、例えば「感情・好き」だけでも〜愛でる ・慕う・心を寄せる・難からず思う・恋い焦がれる・恋慕・見初める等と、おそらく450くらいか!?「雅な名の鳥」〜・春告鳥 ・琴弾鳥 ・恋数え鳥・古恋鳥(いにしえこうるとり) などと! 監修は 歌人の東直子(ひがしなおこ)さんです。 『幸せしりとり』 ・増田ミリ ・ミシマ社 〜2015〜2018年間に 朝日新聞・文藝春秋掲載分の加筆と描き下ろしエッセイ集。、、以前同様Upの感!? 48篇、19/4発行 篇毎にモチロンイラストある297ページ。タイトルどおり、各篇が「しりとり」!・しりとり散歩・「ほんと全部が夢みたい」・1キロダイエット・・・クレープの焼ける社内ワゴン。 「回転寿司」の 進化ぶりには、先日息子夫婦に連れられて行ったので「同感・びっくり!」でした!! 『旅行先のガラクタ』 ・伊集院 静 ・小学館 〜22/12/3発行、図書館購入12/22、読了12/27。各篇写真挿入の189頁、「予約」あり。 「ーこれからお読みになる文章は航空会社の座席シートにはさんである冊子の中のひとページに連載した ものである。肩がこらなくて、それでいて旅情を感じさせるものをと、旅先で求めたちいさな土産品を"旅 行鞄のガラクタ"と題し、数年続けた。ー」旅先の風景・佇まいとその感のエビソードに加えた「逸品」?。・スペイン、アトリエの庭のエンドウ豆 ・中国重慶、三峡下りの川原の三峡石 ・ポルトガル、ロカ岬 の灯台の置物・・・など、34品。「ー私は50歳代のなんばから美術品を巡る旅に出た。絵が好きだったから だ。一度の旅で1ケ月かかった。ー」・・・カジノ・ギャンブルばかりの イメージでしたが・・・・。 『厄介な男たち』 ・戌井昭人 ・産業編集センター 〜22/9発行、著者初、71年生文学座を経てパフォーマンス集団旗揚げ・分泌と多方面で活躍中と。 2ページで1篇の215ページだから、ほぼ100話ほどか。1章 キテレツな男たち〜・スクール水着と○ばっく、そして裸の女・竹の・・・他 2章 愛すべき 男たち〜・ヒッチハイク乗せる?・酒場で将来を・・他 3章 おっかない男たち〜・信金、眼鏡、過払い・密輸はヤバイよ・・他 4章 情けない男たち〜・テイッシュのペーパー・吠えるおっさん 暴れる女の 子・・他。・・・。〜ツマには【よまなくていい】と言いおいた本。
2024.03.16
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『最期のアトリエ日記』・野見山暁治 ・生活の友社〜最初に言っておくが、・・・なんとも残念でありショックは 引きずっている、、、。ココでも「アト リエ日記」を何回かUPしてきたが、とうとう【最期の】がついてしまった。逝去23/6/22の18日!!前 までのまさに『日記』、しかも 本書では 2020/5/1 から3年間超の428頁を、病状と戦いながらの。102歳をい生きぬいた「類まれな画家」でもあり、一貫して「平和を願い続けた画家」でもある。 2003年からの「アトリエ日記」による画家の暮らしぶりは、奢ることなくありのままをあますこと なく綴られており、苦悩もふくめての同感とどこまでも親近感ある語り口であった。本書では コロナ禍のうえ、東京と福岡間の往復、画業の整理や財団以降・個展。講演会等々の激務 をこなしつつ、体調は悪化を辿っていく中ての「闘病記」とも言えよう。 その体調と取材・入院等の 「世話」をされている、秘書でもあり養女の 山口千里さんのバックアップあっての日常が綴られる。23/1/22「寒い日、千里は東京に戻り、お手伝いさんに、ぼくの身柄は移る。二、三日前、クレアーレ の仕事を手伝って、千里、指の先を怪我した。ー近頃ぼくはそれだけでおびえる。ー自分を守ってくれる奴がいなくなるのを、恐れていたのかもしれん。」6/4「日曜日。午前中だったか、千里、東京 からやってくる。ー 1時間おきに排泄。それがぼくの行動をやけに制限する。ー」、、どこまでも他への配慮を優先しつつ「厄介な業を背負っての余生。」と、【最後】の日記。、そんな中でさえ「ー急激 にのしあがってきた人類への、地球上の諸々の報復。とうとうこういう怖ろしい事になったのか。」 〜20/5/3、21/9/3「戦争は嫌だという日本中の声を、ぼくが肌身に感じた戦争を。ー日本人はー戦争に負けないものと思いこんでいたらしい。」22/3/5「ロシアのプーチンの、あの冷たい顔がちらついて いかん。一人の精神異常者の横暴で、地球上の全人間が不幸にさいなまれるる。」22/9/13「ー日本の国葬、安倍晋三氏問題、どうする茶番劇。」等々【外】への視線は怠りない。キリもなければ、文中に 装丁家菊地信義、無言館の窪島氏香月泰男装丁家栃折さんらの名もでてきて【沁沁好きだ】と同感!〜巻末に堀江敏幸氏「ー解説にかえて」〜「ー21年にわたって書き続けた。いかにも軽く、飄々と 書かれているように見えるけれど、この日記は本気の塊であめ。」とそして最終行「野見山暁治は 天性、物書きである。物書きの誰に聞いても、そう答えるだろうる」と結ぶ。 ・・・合掌・・・
2024.03.14
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『からだとはなす、ことばとおどる』 ・石田千 ・白水社 ・2016/3発行〜図書館の書架に在ったのは知っていたが、殆をココでUPしていて既読とおもっていてパスしていま した・・・『箸持てば』以来ごぶさたで、身辺エッセイ22篇・各1頁に著者近影? ある120頁。・ふれる・わたる・ふりむく・なおる・えらぶ・はしる・はなす・まつ・うたう・なく等々。・うたう では、「山形の小さな庭でも」♪「おらえの赤ちゃん おのこうさん 〜」と。中野ブロードウェイや 「巻き尺で採寸」「おみやげにかんぴょうを買ったる」とか…そうか 55歳にもなるのか、、、。 『この世界は 思ってたほど うまくいかないみたいだ』 ・新井見枝香 ・秀和システム〜旧本つづきますが本書は2019/2発行。装画・まんしゅうきつこ 40篇199頁。 1〜4「うまくいかない」仕事・美・恋・人生。「ところで私の師匠は【桜木紫乃】という名前だ」〜推して知るべし「弟子の私がストリップに目覚めたことをたいそう喜んでいた。会社の看板も 書店員のキャラクターも、すべて脱ぎ捨てたらそこに何が残るのだろうか。」、、1980年生。『なんやかんや日記』 ・武田綾乃 ・小学館 ・2023/7発行〜最近の書! 著者 1992年生、当然京都生まれ。副題「京都の猫とほんのこと」5章178頁。 「二十歳のときに作家デビュー」し、その後の『響け!ユーフォニアム』170万部!! 21/12結婚式。 、、もう、カタカナ語とアニメ・マンガ・音楽・本の世界が違うのでうろたえる…。【天職】だと。
2024.03.12
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『世界の人びとに聞いた 100通りの 平和』 ・監修 伊勢崎賢治 ・かもがわ出版 ・2015/10発行〜アフガニスタン紛争時のTV解説などでお見しおりかと思います、国際NGOのスタッフで活躍された あの伊勢崎氏の本、艸場よしみ氏と八木きぬ氏を著者に「平和」を語る大型「絵本」215☓268ミリ。 31頁だがその内容は、それぞれの国の歴史と文化を踏まえた「平和」の考え方を"教えてくれる"。「このシリーズでは16カ国の人びとに、その国で考えられている「平和」についてのインタビューを しています。ー 世界の人びとがどんなふうに平和を願い、平和を実現しようとしているのがわかるようになっています。ー」〜中東・アメリカ、アフリカ・アジア・ヨーロッパの4篇。その国がどこに あるかから地図で確かめつつで、このトシで「知る」ことばかり・・ツマはのこり4冊を予約す。 『永遠平和のために カント』 池内紀・訳 ・集英社〜これまた タイヘン! こんどは ナント【カント】を。 ・カント先生の紹介・カントの言葉【永遠 ・・】により、写真家〜 藤原新也・野町和嘉・江成常夫らの写真に添えたカントの言葉、池内氏の解説、114頁。カント!〜これまた このトシになるまで読んだことが無く、、写真に添えられた20の 【言葉】さえ衝撃を受ける〜このカントの著書「ちいさな、薄っぺらな、小冊子のような本であって1795年に著れた。210年あまり前の平和論である。1724年に生まれたひとであって、このとき71 歳 ー 哲学ではなく平和を語った。いかにすれば地球上から戦争をなくすことができるか。ー」一つだけ引用【戦争それ自体は、とりたてて特殊な動因を必要としない。名誉心に鼓舞されて戦争は 起きる。】!! 〜アノ顔らが 浮かびます、、、。200年以上前に、、、誰もが思うこと…『わたしは【セロ弾きのゴーシュ】 中村哲が本当に伝えたかったこと』〜NHK出版 2021/10発行、「本書は、1996年から2009年にかけて出演された『ラジオ深夜便』の6つ 番組に商店をあて、インタビューをうける中村先生の肉声を忠実に再現するものです。ー」副題「人が生きて、死ぬことの意味を、日本人は忘れているんじゃないか という気がするんですね」「ハンセン病根絶計画から、水源確保事業。空爆下の食糧配給と診療継続、用水路開通まで、遭遇する全ての状況が【天から人への問いかけ】であり、人として最低限守るべきものは何かをゴーシュは 示してくれたいるー。【医師中村哲】の本当に伝えたかったことを感じとってもらえたら幸いです。」
2024.03.10
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『僕は、太陽をのむ』 ・牧野伊三夫 ・港の人社 ・2015/12発行〜「四月と十月文庫本」6。作家石田千さんとの共著本で知った画家の絵日記風エッセイ、24篇。 北九州から東京に出てきて、アトリエ・居を構えた中央線沿線は、中野・阿佐ヶ谷・阿佐ヶ谷・高円寺・新宿等武蔵境では「千さんとの取材」で駅前銭湯等か描かれつづられていれば、親近感! さらに それら近辺の喫茶店で聞いた「音楽を描」いている。「絵の本質は、自分が意識してやることとは ちがう次元に存在している。」とも。「紙に墨、水彩」が多いが「絵」に惹かれる。 『かならず 先に好きになる どうぶつ』 ・糸井重里 ・ほぼ日 2020/9 〜「小さいことば」20冊?目 ブイヨンが亡くなりブイコが来て、「70歳の誕生日を目の前にして、娘 にこどもが生まれた。ー 赤ちゃんは、ブイコに会いました。2018年12月9日のことでした。」 〜ブイヨンの通夜でのご夫婦写真もたっぷり、そして 京都の庭の桜の木の下に、、、。304頁。 『無目的な 施策の応答』 又吉直樹・武田砂鉄 ・朝日出版社 ・2019/3発行〜55通の往復書簡121頁。砂鉄「会ったこともないー又吉さんからメールが来た。ー意味がただただ 点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。」又吉「−『アナタの効率的な戦略ではなく、アナタが煮込んでいる施策を知りたい』という武田さんの言葉にはっとした。ー」』〜・楽はしない・ 自然と不自然・トリミング癖・削って語る・接続の横柄さ・・う〜んっ、ふたりとも メンドー!!
2024.03.08
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『妄想美術館』 原田マハ・ヤマザキマリ ・SB新書〜!! こんな "理想的"な本があったとは!! 〜ひごろ ふたりの「対談」を望んでいたもんで、同じことを 考え実現している「本』『があったとは!! 〜はじめての、出版社・新書、、、22/1発行だったのに・・・。6篇 図版ある206頁〜1 美術館は快楽の館 2 終わりなきアートの迷宮 3 偏愛するアーティスト たち 4 未完の魅力への憧れ 5 マニアックな情熱ゾーン 6 心揺さぶるアート空間。篇見出しだけでも昂奮、、、。 マハ〜「ー本書の提案を受けたとき、即、飛びついた。なぜなら、対談のお 相手はヤマザキマリさん、『テルマエ・ロマエ』の暴走する妄想力ーしかも史実をきちんと踏まえたーーにどれほど笑わされ、また励まされことだろう、ーヤマザキ作品の極上の妄想力に触れて、もっと妄想した っていいんだ! と勇気づけられたものだ。そのご本人とー」マリ〜「ー美術館は、芸術という人間しか生み出せない創造物を勝てに行きてきたさまざまな人々の魂が集う森のようなもの、出向く機会があれば、 そんな彼らの賑やかなおしゃべりに包まれながらピクニックを楽しんでみていただけたらと思います。ー」・・さぁ、そんな 二人のおしゃべりの始まり始まり!!!! マハさん1962、マリさん1967年生。 対談で紹介される図版はたくさんあるが、到底二人の「知識」には追いつかず、シロート眼にはもっと掲げてほしいと思った次第で、当然付箋も、、それだけに ココでもあえて引用せず、【検索】しながら読み すすめることを オススメします!! ひとつだけ〜「マリ的好きな作家ベスト10」のうちの一つは、「パウロ・ウッチェロ」の【聖母子像」、 「マハ的好きなー」ひとつは、「ジョルジュ・モランディ」の静物画【Natura morta】〜ウーン、ワカル 気がする (おそれおおくも、、、)。(読了・22/7)
2024.03.06
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『猿声人語』・山極寿一 ・青土社 ・22/12発行〜副題「進化の途上でこの社会を考える」〜ご存知 ゴリラの先生。【先週】本としてUPするにはフセン 多数でふさわしくないとも思うが、"在庫本"も減らしたく。目次〜1部 政治はだれのためにー8篇 2部なぜ人間はふれあうのかー9篇 3部 暮らしはどう変わるのかー10篇 4部 自然と共存するめためにー 11篇 5部 技術とどう向き合うかー8篇 6部 学問は何のためにー7篇 7部 大学とはどんな場所なのかー10篇2 全265頁。「ー 次々に様相を変える世界を私は独自の視点で見つめてきた。ー 学術外交が 世界の文化とせいじをつなぎ、民主的な対話によって平和を構築する輪を広げるのである。世界大戦が起きそうな危機を感じる今だからこそ、それは現実味を帯びる。本書からそんな思いを読みとっていた だければ幸いであるる」 ぜひ 全文を一読いただき 「読み取って」行きましょう。『小山さんノート』・小山さんノートワークショップ 編 ・エトセトラブックス ・23/10発行〜巻頭2篇と巻末の4人による「エッセイ」以外は、上下2段235頁、286全頁の大著。「『こやまさん』と 呼ばれる女性がいる。小山さんは、とないの公園の【テント村】でテント暮らしをしていた。彼女が亡くなってから10年が経とうとしている。わたしたちーメンバーは、小山さんの遺した膨大な量の書き 物の文字起こしをする有志として集まり、あれこれもう8年以上活動している。」1991/1〜2004/10間の 「小山さん」の路上生活日記である。〜メンバーたちの活動により、「文学や芸術を志した」人が此処に!『人魚猛獣説』 副題「スターバックスと私」・穂村弘 ・かまくら春秋社 ・2009/11発行〜同年代の書き手がいなくなり、穂村本が続くが、穂村本からの本書につき、すでに14年前!!! 16篇の 短歌評・エッセイ集・・この頃からなのか人様の「短歌」を以って「本」にしてしまうのは?((失礼) 「僕とスターバックスコーヒーとのであいは会社員時代に遡ります。ー これがその当時(2003年) の、僕が抱いていた思いです。」【コーヒーを一杯頼み十分で変える僕って楽しめていない 〜晴家 渡】に「わかる…。ー」「一人のうつくしい時間に強く憧れる。そんな私がいちばん切実に共感したのは、 このうたです。」、、、と。【ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで逃がし】寺山の歌も。
2024.03.04
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『小さなひとり暮らしの ものがたり』・みつはしちかこ ・興陽館〜以前もUPしましたが、あの"チッチとサリー"の みつはしさん! 「ー私はあれよというまに 81歳! 我 ながらびっくりです そういえばアチコチに老化現象が現れてかなりの年なんだなーと実感しています。ーマンガを一生の仕事にできているのですから といっても"躁うつ症"なので時たまひどく落ちこんだり します。ー 私はこのごろ 上手にうつをやり駕すことができるようになったのです。ー」と、扉の直筆、あとがきも直筆。22/8発行、「私はこの本を書くことによってまた、遠いあるいは近い大切な思い出を呼び よせて楽しい時間をすごさせていただきました。ーなつかしいという思いはキューンとした悲しみを連れて くるのですね。でも私はこのキューンが好きです。ー」・・・ みつはし語録の楽しく元気の種!!1 ひとり暮らしは楽しい〜・できないことはできないと 降参したっていいんじゃない? 他9篇 2 思い 出に片思い〜・サリーのモデル"スルメ君"これがホントの片思い ・3にんの母への片思い 他9篇 3 楽しく 年をかさねる〜・老いても子にしたがいたくはないけれど 従ってみるとたのしくなるかも ・俳句歴60年継続は力なりと信じて 他9篇 4悲しみもつらつら〜・病気と戦うのでではなく 仲良くやっていきたい 他 5篇 5 ゆったり幸せに暮らす〜・人生はなるようにしかならない それでいいのです 他7篇、全201頁 描きおろし漫画「コロコロ小豆さん」4篇、篇ごとにイラストも。 【ひとすじの光となれり木の葉髪】!(読了・22/12) ☆ タイトル・home〜「桃」づくし☆
2024.02.29
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『花散る里の病棟』・帚木蓬生 ・新潮社〜著者本たかだか2冊目ですが、初読時感じた筆運び好ましく。22/4発行361頁、9偏の短編連作。現役精神科医としての医学駆使に1936年の戦時から現コロナ時代までを巡る歴史のつぶさを取り込んだ上、 短詩系とりわけ【俳句】を織り込んだ『小説』化が 新鮮味となっている。父親の医業を継いだ息子たちも 街場の医者としての矜持と熱意が伝わってくる一冊! 巻末一行にも「町医 者こそが医師という職業の集大成なのだ。 【コロナ明け 新芽を 伸ばす 医家の幹】」と結ぶ。小説につきこれ以上触れないが「目次」〜・彦山ガラス 2010年 ・父の石 1936年 ・歩く死者 2015 ・兵站病院 1943ー45 ・病歴 2002 ・告知 2019 ・胎を堕ろす 2007 ・復員 1947 ・二人三脚 1992 ・パンデミック 2019ー2021。〜さらに 各篇の「句」からからいくつか〜【水盤の 岩を濡らす 新酒かな】 【新年の 月を仰ぎて 逝きし兵】 【癌告知 終えし窓辺に 梅雨の バラ】 【四百の 水子が眠る 桜道】 【この指のカラカラと鳴るを妻聞くやわが声はついにとどかず】【さまざまに 二人三脚 柿若葉】 ・・等々。 『死ぬまでに知っておきたい日本美術』・山口桂 ・集英社文庫〜カバー惹句〜「「西洋美術と比べて日本美術には馴染みがない』そう感じている人日本人は少なくないで あろう。しかし、絵画、掛軸、彫刻、陶芸、漆芸など日本美術ま深遠な世界を知らずして一生を終えるのは実にもったいない。本書は世界的オークション会社クリスティーズの日本支社長である著者が、豊富な 体験エピソードを交え、豪華絢爛な屏風から知る人ぞ知る現代美術まで、日本美術の真髄を紹介する。ー」1章 日本美術とは何か〜・織部茶碗のアシンメトリーな魅力 他19篇 2章 日本美術の妙なる仕掛け〜・ 余白が生む美 気配から匂い立つ美 他11篇 3章 私が選ぶ10人のアーティスト・利休〜杉元博司 4章日本美術の死角 過小評価の作品たち〜・侮るなかれ超絶技巧のメイジ工芸・次世代の現代美術家10選 他6篇 5 章 死ぬまでに見ておきたい日本美術100選 。252頁、22/11発行。 図版も全部は不可だろうが多数あり!カラーはむりだったのか、、残念〜 むしろ、本書を機に『死ぬまでに』【その眼で見ろ】ということだ1!!(読了・22/12)
2024.02.27
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『すべてきみに宛てた手紙』・長田弘 ・ちくま文庫〜2001年刊行の文庫化にて、各紙誌からのエッセイ集、22/4発行、156頁。カバー朝光ワカコ・鈴木成一デ ザインは好み!〜39の「手紙」ー・こころざし・ふみよむあかり・遠い日の友人の死・ただ結びあわらよ 他 7〜「一冊の本がみずからその行間にひさめるのは、その【今】という時間のもつ奥深い魅惑です。」26ー「ー社会になくなったものは未熟さというものに対する自覚です。人びとのあいだに失われのは、熟慮 熟達、熟練、習熟といったことを目安に、物事を測り、人間を測る習慣です。ー」36〜「戦争の言葉は三つ あります。戦争前と、戦争の間と、戦争後の言葉です。ー しかし戦争になるや、言葉は意味を失います。いったん戦争が始まれば、そこにはもう、倒すべき【敵】しか存在しません。攻撃は今は、コンピューター の中の【敵】という目標を攻撃することです。ー 戦争に破れた側は、戦争の理念を失います。ー 【戦争は解決ではない】と思い知ることです。ー」巻末、谷川俊太郎が「魂への入り口」で「長田さん、ご無沙汰でした ー 『すべてきみに・・』という題名 を見て思ったのは、この【きみ】という言葉で長田さんは、誰を思い浮かべていたのだろうという誰もが思いつきそうなことでした。ー ふと不安と寂しさを缶じてしまうのはなぜだろうと思いました。」 「自分の肉体が自分にとっての自然の始まりだとはっきりき気かせてくれたのはしかし 若さではなく老いでした。ー」 長田弘ー 2015逝去。 『今夜、笑いの数を 数えましょう』・いとうせいこう ・講談社〜2019/2発行、対談集343ページ! 〜・倉本美津留・サンドロヴィッチ・バカリズム・枡野浩一・宮沢章夫 ・きたろう氏ら 6人との対談集。〜倉本「ごまかそうとしている人間がごまかしきれない。」KERAサンド ラ「人間、リセットするのが一番むずかしい。」 枡野「神経の昂奮の行き先を混乱させるんだよ!」枡野(バカリズム)「なんか納得できる、っていうのが一番気持ちいい笑いかなる」宮沢「演劇の笑いを知ら ない人は笑いをかたるべきしゃない」いとう「本気で『あれ?』って顔ができるかどうかってことですよね」きたろう「笑いをずーっと押し殺すパワーがないとダメなんだよ。」・・・などと。宮沢「関西弁っていう のはいつまでも続くものでもない。」に同感!! ・・「たけし」評も 出てこない!『ミシンと金魚』・永井みみ ・集英社〜22/2発行、138ページの小説。著者1965,年生「ケアマネージャーとして働きながら執筆した本書で第45 回すばる文学賞を受賞」その ケアマネの実態からありのままの筆致で描く「家族」。認知症・継母・犬の 乳が「かあしやん」・ミシンを踏むしか、、、「まあ、いいや。なんだって。」
2024.02.23
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1/19upした、小林聡子「本」で紹介あったもの、21/2発行本でもあれば図書館からの到着も早かった、 『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』 ・川上和人 ・新潮社 ・2017/4発行 1973年生のまさに学者さんだが、タイトルからしてフフフで、鳥の話もさることながら、「冗談」を言いたくて本 書を上梓したのかと。漫画やアニメ等を引用しての「鳥学識」だからシロートにはわかりやすく、カタ頭からクマまで、小笠原諸島から熱帯林をもと。〜「章」タイトルだけでもー1 鳥類学者には、絶海の 孤島がよく似合う〜・最近ウグイスきが気にくわない 他4篇 2 (鳥類学者、以下省略)絶海の孤島で死にそうになる〜2篇 3 偏愛する〜赤い頭の秘密 他4篇 4 かく考えり〜シンダフルライフ 他4篇 5 何をか 恐れんー・恐怖!闇色の吸血生物 他4篇 6 鳥類学者だって、語りたくない夜もあるー・非国際派宣言他4篇 全221頁、各篇ごとの鳥の詳細イラストは 畠山モグ〜メグロ・カツオドリ・スグロミソゴイ等々 『アカワ家の危ない食卓』 ・阿川佐和子 ・新潮社 ・20/3 発行・他界した父 (これまでもその葛藤ぶり多々)のこととアガワ家の 2篇と食事や味・料理等のエッセイ集 24篇219頁。〜・冬瓜と父さん・十品目トライ・かつおぶしご飯・母の味・ハム入りマカロニの謎・箸袋のすむ処・大地震のあと〜持久食・宮古の秋刀魚・カツオ旅 ・酒と和田さんの日々 等々。アガワさんがこんなにも「食」や料理にカンシンがあることが、似合っていないと、笑いながらの一読! 『トシヨリ手引』 ・和田秀樹 ・毎日新聞出版 ・23/3発行タイトルの冒頭には「90代になっても 輝いている人がやっている」の「冠」つき。 和田先生の本なら お察しできることでしよう、238頁。〜章タイトルだけでも〜 6000人以上のおトシヨリを診て、願うこと1 これからの「老い方」を知っておくと、ラクになる 2 「やってみたかった」「ことが意欲を生み出す 3 すぐやりたくなるトシヨリ手引 4 トシヨリは、わがままでいい 5 「いい医師」「いい病院」を見分け る手引 6 認知症をさき伸ばしにする手引 エピローク゜最期】について思うこと。和田語録満載で、ジジイにはフセンだらけ〜・80第からは【老いを受け入れる】・「できなくなった」と 嘆かずあきらめる ・「悪玉コレステロール」とされているものは、ー まちがった思い込みです。 ・血圧を正常値まで下げれば長生きできるという、ーエビデンスはありません。・【そのうちなんとかなる だろう】トシヨリを幸せにする言葉・財産は残さず使う・昔は【年齢+90】といわれていました(血圧基準値) 私は、これはあたっていると思います。・・キリがない、もうひとつだけ「おトシヨリは、わざ わざがんを見つけに検診に行く必要はありません。今の生活を維持することも大切だと、私は思います」 『今日拾った言葉たち』 ・武田砂鉄 ・暮しの手帖社 ・22/9発行〜「『暮しの手帖』初代編集長の花森安治が【暮らしを軽蔑、そのことだけでする人間はそのことだけで 軽蔑に値するものである】と書いている。今、暮らしが軽蔑されているなと、と感じる。どんな局面でも自己責任という言葉が顔を出し、それをもっともっと強化シたがる人がいてそんなことくらい自分でや ってくださいよと要求してくる。ー 言葉を大切にかする人間は、暮らしを軽蔑シない人間だー」とも。2016〜2022上半期間32篇、上下2段組みもある235頁は各大フォントの見出しも圧倒的だ。 そして、「世の中にあふれる言葉にふとたちどまり、そこに映る【今】を考えます。 」と。・・「拾われた言葉」をまとめるには、力およばないので、ぜひ手にとって詳細を読み取ってください!
2024.02.21
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『瓢箪から人生】・夏井いつき ・小学館〜こちらも前掲の ◎装画気に入っての一冊としてUPしても良かった? 著者より装画での選書でした。 牧野伊三夫さんで、挿画も、牧野さんは、以前Upの 石田千さんとの共著で、ご存知かと。22/8 発行、、どれだけ出版しているのか!とツッコミたくなるほどの 夏井本。カバー裏惹句「心の 複雑骨折を繰り返しながら、自然治癒力を見につけていくのが、人生というものかもしれない。」と 句作本であるが、「ケンコーさんと夏井&カンパニー」物語といったほうが、、46篇 335頁!!〜ハハ、折角だから俳句〜【無患子(むくろじ・ケンサクしてしまいました)のからからころと別れよか 村重蕃】【スパンコールきらきら零しゐる夜なべ 夏井いつき】これは有名ですがー【めいげつやだいおういかのめはおおきい たくみ三歳】 【えっママは大人だったの梅ひらく ななせ四歳】【秋天や 小さな国でなくなった 五、六歳の男の子】、、、「ー 俳句って、一人で作ろうと思えば作れるのだか、あまりにも短い文芸なので、ある程度の技術がないと表現したいことを正確に言葉に置き換えること ができない。ー 独りよがりの句になってしまうのだ。師匠の元で、基本をしっかり学ぶことは、末永く俳句を楽しむための土台作りもなる。ー」ははあ、、、【鷺草千羽ダッカの空へ放ちたき 一本の百合 のごとく戦はぬ 夏井】「私たちは凛と開く百合のように、絶対に戦争なんかしない。戦ってなるものか、と。」「遥かな地のかの国の人々の心に届くことを信じて、私たちは俳句を詠み続けて以降。怯む ことなく、めげること無く、平和の言の葉を手渡していこう。」と !!!(読了 23/11)
2024.02.19
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『よみぐすり』・坂口恭平 ・東京書籍〜これまた、前掲『芸術新潮』で、養老さんとの対談で。22/6発行、、、まぁ、坂口語録とでも157頁。「こん にちわ、坂口恭平です。僕のことを知らない人もいると思うので、なんで本の帯にまで携帯電話の番号まで公開しちゃつて、このひと大丈夫かなとおもってらっしゃるかもしれませんので、少し自己紹介を」と「 はじめに」〜「ー僕は自分でも月に5日間、なぜか知らないけど、ま、理由は病気なので仕方ないのですが理由もなく死にたくなり、さらにはは年間一万人の死にたい人たちの話を聞いていますので、もう毎日、な にを考えているかいうと、人生で成功するとか、幸せになるとか、そういうことを飛び越えちゃつて、どう やったら、シナずに寿命をまっとうできるのか、ってことなんです。もしやそれだけなかですね。ー」・人生のすべての解決法=手を動かす ・こんな大変な世の中だからこそ、つくる喜びをありとあらゆる ところからかき集めたほうがいい。料理は料理人に任せず自分で作る喜びに浸る。釣りを漁師にまかせすず自分で釣る幸せほ味わい、絵描きに絵の喜びを任せず自分で描く感動を味わう。喜びの少ない現代だから こそ、素人仕事でどんどんいろんな作る喜びをあじわう。(と、言うが) ・才能=継続。 才能がある=継続で きる。才能がない=継続できない。ーとも・・・だから、悩んでいるのだ・・・?『へイケイ日記』・花房観音 ・幻冬舎〜初見、ジジイが読むものでなかった、、、副題「おんなたちのカウントダウン」しかも 317頁、21/10 発行、幻冬舎『plous』2019/11〜2021/4連載。扉だけでも「祇園歩いて鏡開いて諸行無常の更年期。 花房観音、盛者必衰の理を知る。 とはいえ花の命はしぶといもので 生理が終われど女が終わるわけじゃなし。五十路直前、滅びるかほろびないかは己次第。」〜67篇!! ・・「ー私自身も、男に騙された借金話をネタに して、【不幸自慢】と同業者に批判されたこともあるけれど、不幸というより"ちょつとやらかしてしまった 私って馬鹿"というぐらいの認識だ。ー」と、くりかえしては、セキララに カタっているのだった、、、。 『夢のなかの魚屋の地図』・井上荒野 ・幻戯書房〜2014/1発行と すでに◯年前、、、ご存知でしょうが、井上光晴の息女。その父と家族の日常と直木賞前後 のエッセイ集 73篇ほど、264頁。・荒野という名前 ・父り方法 ・夫の中の夫 ・肉の会 ・きらいな 言葉 ・鰤かぶら・・等々。署名タイトルは、こんなはなし〜「76歳になる母が、最近すこぶる元気である。なぜかというと、この頃、毎週末に、彼女のところへ魚屋さんがくるからだ。ー」と始まる。「あとがき」 〜「本書には、私が28歳のときから現在(平成25年)までの約24年間に、様々な媒体に発表したエッセイが収録されていきす。ー 二冊目のエッセイ集がでることはあるのか、あるとしても、それがどのくらい 先なのかわかりませんが、たしかなのは、日々は続いていくということ、私は書き続けれたい、ということ です。」と。
2024.02.17
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『みんな、ブックオフで 大きくなった』・ブックオフ大学・ぶらぶら各部 ・夏葉社〜「2020年の今年はブックオフ創業30周年。この新古書店とともに青春を過ごしたすべての人に、 この本を捧げたい。」↑学部代表。〜武田砂鉄・山下健二・小国貴司・Z・他8人の執筆陣10篇。大石トロンボ死の漫画も確変に。「彼らは本についての知識はどうやら誰からもおそわらない。本を扱う店 としては、これはかなり大胆な方策と言わざるを得ない。ー」等々の仕組みやセドリ等についても。 20/10発行。なにを感心したかって、裏拍子に【Y1300} 】の"シールのままかと思いきゃ、印刷!!『おかしなおきゃくさま』作・ペク・ヒナ 訳・中川ひろたか ・学研プラス ・19/9発行〜230☓293ミリ 大型絵本 「ある あめのひの ひるさがり。いえには ぼくたちふたりだけ。」から はじまる〜「おきゃくさま」は だあれ。 『ラーゲリ犬 クロの奇跡』祓川学・作 田地川じゅん・絵 ・ハート出版 ・23/5発行〜こちらも絵本というか児童書159頁。「『クロ、たのむから静かにしろ。ソ連兵にみつかったらやっかいな ことになる』ー ソ連兵はクロを発見してしまいました。ー」【おわりに】〜「ロシアによる隣国ウクライナへの軍事侵攻はいまなお続いています。戦争には勝者も敗者もありません。罪なき人々の命が奪われ 悲しみ、苦しみが残るだけですー」〜物語は「昭和31年12月22日、早朝』へと。 『けだま』・浜島直子 ・大和書房 ・23/5発行 エッセイ集207頁〜惹句「『服』を入口にした、なんてことのない、でも愛してやまない日常の風景。22偏のあなただけの の物語る」『世界ふしぎ発見!』の 12年間ミステリハンターのひとです、1976年生。「小学5年生の時、いつものように家族でテレビを見ていたら、エジプトのピラミッドの前で女の人がいきいきとレポート していた。衝撃を受けた。 ー」 ・逆上がり から ・さらばプラジャー等々をいきいきと。 『一期一会の人びと』・五木寛之 ・中央公論新社 ・22/1発行〜「あとがき」-「文章を書いて生活するようになってから、60年余りの歳月がすぎた。ーこれまで対談 をさせて頂いた人々の数をかぞえてみたら、千五百人まで数えて後が続かなかった。ー 体系的な学問を せずにいきてきた私にとって、それらの人びとはすべて師であり、先輩であった。ー」・ミックジヤガー・キース・リチャーズ・太地喜和子・梅原猛・阿佐田哲也・久野収・内田裕也・ヘン リーミラー・浅川マキ・羽仁五郎・ロレンス・ダレル・ローレン・バコール・リチャードアドベン・ ブラートオクジャワ・・末篇は【去りゆく人びとの影】
2024.02.12
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「俳句 いまむかし みたび」・坪内稔典 ・毎日新聞出版〜購読紙なのでおなじみとなっているが、あらためて「2010〜400回分を選び、構成したものです。」 22/9発行、図書館購入11/18<読了11/20、211頁に「いま」と「むかし」句を2句ずつの春夏秋冬だから、およそ200句ほどか。「まえがき」〜このごろ、言葉を考える老人でいたい、とおもっている。ー コロナ はいやだが、コロナが世界を、あるいは私たちの日々を大きく変えようとしている。ー それだけに、今の言葉に目や耳を傾けたい。インターネットそれができないとしたら、俳句は時代の詩としての役割を終え るだろう。以上、言葉を考える老人を標榜する私のおもいである。」 (ネンテンさんと私は同,年生) 装丁は南伸坊さん。芭蕉から小学生の句まで!! たっぷりお愉しみください!! いくつかだけでも引用します。いま〜【生も死も日常なりし木の芽和え】ー鈴木須美枝 むかし〜【木の芽和え女のたのしむ事多き】ー 及川貞 いま〜【モスバーガーは老人も好き桃の花】ー松本余 むかし〜【喰ふて寝て牛にならばや桃の花】ー与謝蕪村 いま〜【んんんんんんんんんん泉に手】二村典子 むかし〜【泉への道後れゆくやすけさよ】ー 石田波郷 いま〜【へっちやらもへくそかすらもへの力】久保敬子 むかし【雨の中日がさしてきし灸花】清 崎敏郎 ・・選句は、いずれにしろ ネンテンさんの『いいなぁ』が聞こえてくるばかり。
2024.02.10
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【先週の本棚】「作家の老い方』 ・草思社〜作家33名の「老い】への一言集 芭蕉【めでたき人の数にも入む老いの暮】 に始まり、多くは故人だが「短詩型」からは・谷川俊太郎・河野裕子・森澄雄・穂村弘ーあさのあつこ「 (私の人生) 「こんなものだけど、しょぅがないよな』と苦笑いしして別れを告げる人が好き。」!! 拍手 森澄雄【美しや今の老いにもさくらんぼ】【歯がなくていちじくを食ふ仏なり】などと、短歌も。22/10発 『見果てぬ花 ・浅田次郎 ・小学館』20/11発行エッセイ集 41偏 254頁、、なのに、フセンなし・・・。 どうも 文体が合わないようだ、、前UPの『パリわずらい・・』そうだったが 「かくして」「しかし、 一方」「さてそうは言っても」などと、話がトブ! 太閤記・三国志等になると筆は走るが…飛ばしヨミ。 『金井姉妹の マッド・ティーパーティへようこそ』 ・金井久美子・金井美恵子 ・21/12発行、二人と の鼎談集〜9人ーなんせ79年代のもの。・蓮實重彦・武田百合子・西江雅之・大岡昇平・山田宏一・篠山 紀信・巖谷國士・平岡正明・バンバウム、巻末書き下ろし「あの頃、そして今のお話」を姉妹対談。 「目白姉妹のフェミニズム」と呼ばれるとか…。同世代ながら ついていけなかった・・・。
2024.02.08
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『10年間 飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』・岡田悠 ・河出書房新社〜副題「部屋をめぐる空想譚」21/11発行、201頁。ま、「副題」通りのはなし。〜・台所ー10年間… タイトルと同 ・リビングー取り扱い説明書354さつからたどるある男の人生 ・トイレー『地球のあるき方』100冊の詩的な一節でたびに出る ・寝室ー123の花言葉から成る過敏たちのロマンス ・ 風呂ーバブの20分間の鼓動を聴く ・書斎ー『きかんしゃトーマス』490話から紡ぐ安全報告書 ・ 部屋ー269色を探して部屋を巡る〜 この 膨大な時間と労力・空想による{【労作】にご苦労様と!『みらいめがね』荻上チキ・ヨシタケシンスケ ・暮しの手帖社〜第一巻も読んでいたように思っていたが、本書が初。副題は【苦手科目は「人生」です】21/9発行190頁 前掲の【芸術新潮】でも 採り上げた お二人の、交互エッセイと漫画。 21/9発行、188頁。荻上「まえがき」〜「(コロナ禍) そんな時代にこの本は、マスクもメガネもしていないすっぴん姿の自分 を描いている。ヨシタケさんの素敵なイラストとともに、むき出しの素顔を晒している。ー」荻上〜・祖母の思い出 ・趣味はつらいよ ・道具の魔力 ・心の歯磨き ・脱皮の後に ・香港のデモ と奪われゆく日常 ・僕もヒーロー ・自虐の落とし穴 ・耐えるのではなく変える ・味をしめる ・惰性を自覚する ・「フレーミング」に気をつけろ ・会話の作法 ・時間に誘われて 〜同タイトルで ヨシタケとかがホンワカと描く、ヨシタケさん「あとがき・イラスト」〜「(リアル眼鏡が必要の歳に)「人間、歳を重ねれば重ねるほど視野もピントも限られてきます。だからこそいろんな"めがね"が必要に 大事になってくるんですね。」と(メガネあるあるも)。
2024.02.05
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『超訳 芭蕉百句』・嵐山光三郎 ・ちくま新書〜22/9発行、新書なるも318頁の大書!・・んっ、『悪党芭蕉』を既にココでUpしたかとお思いつつ、 入力しているが本書も何分にもフセンのジャングル状態につき、表紙裏惹句が「思い」と同感であり 引用に変えたい、、、「いまや日本の誰もが知っていて、神格化すらされているは俳聖松尾芭蕉。だが、その実像を我々はほんとうに知っているのだろうか。『悪党芭蕉』『芭蕉という修羅』などの 一連の芭蕉評論でこれまで知られてこなかった芭蕉の姿を描き出した著者が、代表句百句を選りすぐり、タブーとされてきた衆道の側面や隠密としての行動を明らかにしつつ、虚実が分かちがたく絡み あう芭蕉の俳句ならではの魅力を探る。著者一流の独特な視点と軽妙な文体による【超訳】によって 松尾芭蕉の実像に迫る。」!!!! 何という見事な「超超惹句」に 言い尽くされている!!ひとつだけ引用「超訳としたのは、百句すべてを現場検証したためです。芭蕉百句は芭蕉百景となっ て、読者を【旅へ!】と誘う。 古典文学は足で読む。カラダを使って一歩一歩読むのです。」と、言う 「はじめに」の最終行だけでも "アラシヤマ"にヤラれてしまうのです。せめて各章見出しだけでも〜 1章伊賀の少年は江戸を目指すー【春や腰年や行けん小晦日】宗房 他10篇 2章 深川へ隠棲した本当の理由ー【夜ルヒソカ(変換不可)ニ虫は月下の栗を穿ッ 桃青 他25篇 3章 古池とは何かー【古池や蛙飛び込む水の音】 芭蕉 他10篇 4章『笈の小文』は禁断の 旅であるー【冬の日や馬上に氷る影法師】他12篇 5章 『ほそ道紀行』を決意するー蛙のからに身を入 るる声 他8篇 6章 「あやめふく日」仙台に入るー【あやめ草足に結ん草鞋の緒】他12篇7章 幻視する内面の宇宙ー【荒海や佐渡によこたふ天河】他9篇 8章 こころざしは高くやさしい 言葉でー【初しぐれ猿も小蓑をほしげ也 他14篇。・・・あらためて思う【芭蕉】ナニモノゾ!!??(読了・23/3)
2024.02.03
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『パイプの中の かえる』・小山田浩子 ・ighition galley〜22/5発行隣市のもの! 25篇エッセイ集115ページ、著者1983年生。表紙裏惹句〜「『広島の田舎で 生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある。』近くに遠くに潜むいろ いろなものに気づくことの面白さ。日経新聞夕刊に2020年7月から12月の半年間毎週連載したコラム に書き下ろし2本をくわえた。」〜「ーこれだけ災害が多い国で、だれがいつどんな風に被災するかわからない国で、被災した人や これから被災するかもしれない人が希望を持てないのは政治のせいだし、マスコミのせいである。ー」 以前ココでUpした"書肆侃侃房"も紹介されている。◎☓∞『本を読んだら散歩に行こう』・村井理子 ・集英社〜先に言っておく、塩川いづみさんの表紙および各篇に描かれてている、黒い犬のしぐさと"目"の 感情豊かなこと!!! これだけで ツマはこの本と塩川さんの本を注文しようと!! さらに本書に至 っての"評"は「うまくつくってある本!」とイッパシに!! 〜2022/9発行229頁は捲るのさえ惜しいほど!・父の死と、寂しさという遺産 ・義父母の介護体験、現在進行形 ・突然死した 兄の汚部屋の饒舌 さ・母の葬儀は、本人希望のレディースセット・・等々と深刻な実情を「日記」のように導入していきながら、その顛末と経過に関わる【本】を篇末に感想とともに紹介しているのだ!!!エッセイ集なのに、フセンが20ほどになるほどで、みんな引用したいぐらいのものばかり。これだけでも「本の世界では、本を開く人間が主役だ。つまり、読者が主役となり、読者の心の 中に本の舞台がどこまでも広がって行くという軌跡が起きる。本の中に入り込むことで、世界中のどこにでももときには宇宙にも、別次元にも行ける。何百年も前の人々の暮らしが、恋愛が、悲哀 が、読み手の頭の中に鮮やかに浮かび上がる。抱え切れないと思っていた悩みも、本の登場人物と痛みを共有することで、手放すことができる。いつの間にか、登場人物が自分の大切な仲間になって いる。一人ではないと思うことができる。ー 本にはこのような魔法が備わっている。そして、いつ何時でも手の届くところで、待っていてくれる。ー そしてもうひとつ、私が本について、最高だな と思っていることを書く。本は静かだ。ー」!!! ・・・2022年 最良の 「贈り物・本」だ!!!そうそう、紹介されている本の内、ココでUP済は〜【家族の味ー平野レミ ・イン・マイ・ライフー 吉本由美 ・作家と犬ー平凡社】でした。〜さらに 読みたくなる本ばかり。著者1970年生!
2024.02.01
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