2004年08月05日
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 トンネルばっかり。小原さんにTEL。挙野の海水浴場の大衆食堂で昼飯。敦賀入り。
 寺で霊水を飲む。意外と早く疋田まで着いたので、さらに山道をゆくことにする。
 トラックの運ちゃんから情報を得てバス停を見つける。ラーメンを作る。ライター
 がふたつダメになった。





 武生からは、すぐに山になってしまった。


 山道は何がいやと言えば、
 すぐに歩道がなくなってしまうことである。

 さらにトンネルも多いとなれば危険度は増す。
 トンネルにも歩道のないものがあるからである。

 しかも山深くなればなるほどその長さも長くなるわけで、
 こいつはまったく恐ろしいものである。
 これが夜行軍となれば最悪である。
 その山道夜行軍が現実のものとなってしまった。


 今日はペースよく歩いて、
 昼ごろにはいったんは山岳地帯を抜け、
 敦賀の町に入った。
 そして今日の目的地である疋田には16:00に着いてしまったのである。

 このあたりはふたたびの山岳地帯で、

 それとも、これから先のさらに山深い場所へと向かうか、
 迷うところである。

 とくに地図の等高線の込みぐあいを見ていると、
 これ以上進むのはためらわれる。
 この先には山があるだけだ。

 結局はさらにさきへと行くことにした。
 早いところ琵琶湖に出たかったのである。


 さて今日の昼間は曇り空であった。
 ところが暗くなるのに合わせたように、
 雨がぽつぽつと降りはじめた。
 道のわきには森しかない。
 なんとか寝られる場所を探さねばなるまいが
 何しろ山の中のことである。
 賛沢なことは言っていられない。

 僕は道の脇に、少しばかり広くなっている空間を見つけ、
 そこに寝ることにした。
 ドライバーが眠くなったりしたら、
 ここで仮眠してゆくのだろうと思われる。

 僕はまず丈夫で長さが1mほどの木の枝を探し求めた。
 持っているつり竿と組み合わせ、
 骨組みを作ろうというわけである。
 その骨組みにポンチョをかぶせて
 簡易テントのできあがりである。

 その作業をするためにまだ少しは日のあるうちに早めにと思って、
 この場を選んだのである。

 しかし、この作業はうまくはゆかなかった。
 まず丈夫な木の枝というのが見つからなかった。
 人工の建造物か木の幹にポンチョの端を結びつけられれば、
 あとはつり竿を紐でぐるぐる巻きにして
 何とか骨組みを作ることが可能である。
 ところが、その木の幹などが適当な場所にないのである。
 だから骨組みはすべて木の枝と竿で作らねばならない。
 しかし、まっすぐな枝など、そうそうはないものである。

 まあそれでも使えそうな素材を見つけだし、
 四苦八苦しながらも、なんとかそれらしいものを作りあげ、
 ポンチョをかぶせてみる。
 だが、それは見た目にも、
 これでだいじょうぶなんだろうか、
 と思わせるようなイビツな形のテントである。

 だいたいポンチョの面積がいかにも小さい。
 どんなにうまくやっても体が入れば頭が出てしまう。
 しかし、すっかり日も暮れてしまい、
 すでにこれ以上の作業の続行は不可能であった。

 雨が降らなければこれでもだいじょうぶだろう。
 だが、雨はぽつりぽつりとではあるが今も降りつづけている。
 今後、降りが激しくならないという保証はどこにもない。
 僕は試しにその中に体を入れてみたが、何とも具合が悪い。
 無理やり寝ようとしてみたがだめである。


 さて、どうしたものかと考えていると、
 車のライトがこちらに近づいてくる。
 仮眠するドライバーがやって来たのにちがいない。
 テントの位置は車が入ってきてもだいじょうぶな場所には置いてあったが、
 念のため少しばかり山のほうに位置をずらすことにした。

 リュックなどを拾いあげたりしているうちに車はエリアに入ってきた。
 どうやら大型トラックである。

 「おお、あんちゃん、ここでキャンプか。」

 トラックの運ちゃんは僕を見つけると話しかけてきた。

 「ええ、ちょっと泊まる場所が見つからなかったもので。」

 僕がそう答えると運ちゃんはタバコを取り出しながら言った。

 「どっちに向かってんだい。敦賀方面かい。」
 「いえ。琵琶湖のほうなんですけどね。」
 「なんだ。同じ方向なら乗っけていってやったのによ。」
 「ああ、でも僕、歩いて旅してるんで。車には乗らないことにしているんですよ。」

 僕がそう言うと運ちゃんはいろいろと尋ねてきた。

 「じゃ、泊まりはだいたい野宿かい。」
 「そうですね。バス停とか無人駅があれば、そういうところに泊まるんですけど。」
 「なるほどね。ところであんたいくつだい。」
 「24歳です。」
 「24か。俺の息子がもし24でそんなことしてたらぶん殴っちゃうぞ。働けってな。」
 「どうも、すいません。」
 「まあいいってことよ。でもな、あんた、ここで寝てるのはまずいぜ。
  このあたりは今夜は大雨洪水警報が出てるからよ。」

 「えっ、ほんとですか。」


 こいつはちょっとばかり衝撃的だ。
 だとしたら確実に今晩、降るではないか。

 「この先によ。2kmぐらいかな。峠を越えたあたりにバス停があるよ。
  そこまで行ったほうがいいんじゃないか。」
 「ああ、そうですか。ありがとうございます。」

 僕はお礼を言って、すぐにその場を撤収し、
 そのバス停に向かうことにした。

 夜の山道は真っ暗ではあったが。
 敦賀を出てからは泊まれるようなバス停は
 たしか見かけなかったように思う。
 だからそういうものにはまったく期待していなかったのである。
 しかし、この先にバス停があるとは思わなかった。
 とにかく降りが激しくなる前に、その場に着かなければなるまい。

 道は何度もいうように真っ暗である。
 いや、ときどき蛍が飛ぶのが見える。
 そして、それ以外の光が見えたら要注意である。
 それは車のライトだ。
 こんなところを人間が歩いているとは
 ドライバーも思うまい。
 ひかれる可能性がある。
 むろん歩道などはない。
 僕は道の右側を歩いていたので前方から車が来るたびに
 ガードレールをひょいと乗り越えて
 通り過ぎるのを待つということを繰り返した。
 だが、暗いせいで
 ガードレールの向こう側の足場がどうなっているのかよくわからない。
 ときどき足をくじきそうになった。


 僕の緊迫感を煽ったのは車だけではなかった。

 雨が降りつづいている。
 この雨も、いつどしゃ降りになるかわからない。
 そうなればさらに危険なファクターが増えることになる。

 それでも歩きつづけたのは2kmくらいの移動で済むと思っていたからだ。
 しかし、一時間以上も歩きつづけても、それらしいものは現れなかった。


 あのおやじに乗せられたかもしれない、
 と僕はだんだん思い始めていた。

 何しろ相手はドライバーである。
 もしかしたら10kmくらいの距離を2kmと言った可能性もある。
 しかし、かといってあのまま、
 あの場所に留まるのがベストの選択であったとは思われない。
 もうへとへとではあったが今は歩きつづけるしかない。


 やがて峠は越えたがバス停はなかった。
 しかしだんだん民家が増えてきた。
 こういう風に山を抜けると何となくほっとするものである。
 しかし逆に民家のあるあたりでは寝れない、というジレンマがある。
 時刻は22:00を過ぎ、すでに県境を越え、滋賀県へと突入していた。

 それから40分ほど歩いてやっと目的の物を発見した。
 たしかにコンクリートで作られたバス停がある。
 入口は閉まらなかったが、雨はしのげる。
 僕は荷物を下ろし、やっと今日の歩行を終えることができた。

 例によって空き缶を使って湯を沸かし
 インスタントラーメンを作ろうと思ったのだが、
 これは失敗に終わった。

 ライターは熱に耐えられず自壊した。
 それでこの夜の晩飯は無しになった。








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最終更新日  2004年08月06日 21時13分43秒 コメントを書く


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