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2014年11月22日

老障介護の現実　涙

(2)

テーマ：社会人の障害者であるわが子との日々(1156)

カテゴリ：カテゴリ未分類

おとといは、所属する「親の会」主催の「地域でずっと暮らしていくのに、どんな制度があるのかを知ろう」

という勉強会に出席。ほとんど、我が家の場合は、使える制度は、すべて使ってるな～と思いつつも、知らないこともちょっとはあるかもしれなからと出かけた。

　結局知らなかった精度は、たった一つしかなかった。

市役所障害福祉課の人が来ていたからというのもあったのだろうか？誰一人、市に対しての苦情は言わず。私自身は、まったく、障碍者福祉においては、ここI市は、ほかの自治体よりも遅れてて貧弱だと常々不満ではあるが、今回は、苦情を言う会でもないので、言うことは、控えた。

が、最後に、司会者が、「ここまでのことで何か、質問ある方いらしたら」という声に、手を上げて話たのは、
髪の毛が真っ白の老婆だった。

　大人の障碍者の保護者対象の勉強会、例えば「成年後見制度について」なんてなると、出席者がほとんど、高齢者。一度など、入った部屋を間違えたのか？と思ったほど、（老人会かな？と）
私の母世代ばかりだったこともあった。

今回もかなり上の人が多かったが、その中でも、ひときわお年は、上だろうと思った。

うへ～・・・私の母よりも年上で、障碍者ってのは、私よりも上なんだ・・

　あ～あ、私の将来の姿？・・・と思うと胸が苦しくなる。

その上、お話された内容は、とっても重くて切ないものだった。

ある日、お嬢さんが、転んで救急車を呼んだところから今にいたるまでの数年間の話だった。

　障害あるゆえなのか、適切な病院で、適切な手当てを受けられるまでの長かったこと。

　それは、くーにゃんの耳ろう孔の化膿が悪化してしまい、結局手術になり、そこまで、数件の病院にいったのに、最終的に、「どうして、ここまでほうっておいたのか？」と大声で、担当医師に罵られた経験のある私には、痛いほどわかった。

放っておいたのでなく、ちゃんと病院に通っていたのに、ちゃんとした、手当てを受けさせてもらえなかったので、その医師の言葉には、泣けた。結局、くーにゃんのような知的障害で、自閉症だと、自分の状態をうまく医師に伝えられない。最初にそこで、我が家の場合は、病気に気がつくのが遅れてしまった。
病院にすぐに連れて行ったが、どこに原因があるのかが、わからなかったのだ。

　痛みに敏感で、騒いでしまったりで、うまく医師の指示に従えないというのもある。医師も怖がってちゃんとした処置に踏み込めないというのもあるかもしれない。あげくのはてに、ただ単に処置もしないで、放っておかれてしまったのだった。

　このお母さん、いえ、おばあさんも同じだったらしい。結局お嬢さんは、大腿骨の関節両方を人工骨にしたのだそうだ。が、退院後も、受け入れ先がなく、とても大変だったようだ。

　「障碍児には、障碍児用の病院があり、老人には、老人用の病院施設があるが、年齢的にも知的などにも半端なお宅のお嬢さんのような人を入れる施設も病院もありません」と相談員さんに言われて、とても、悲しかった話。

　質問ではなく、どこにいっていいのか、わからない苦情とも愚痴ともいえないどうしようもない思い。

　この方の話が最後というのが、なんとも個人的には、気分がどどっと落ち込んだ。

それまで、いろいろな関係者がうまくいってる事例ばかり話していて、確かに運よく、良い人にめぐり合い、良い方法をみつけてもらい、良い機関に接続してもらえれば、同じように障害を持っていても、障害の家族がいても、そこそこ、幸せに暮らしていけると思うが、なかなか思うようにいかない場合も多い。

最近、得にヘルパー不足で、くーにゃんの支援も断られることもあり、ショートステイもまったくあきもなく、時に私も自分が疲れていたりのときに、そういう状態になると、絶望的な気分に陥ることがある。

　そこにもってきて、自分が年取って自分自身のことでも、不安が出てきたら、この人のように、愚痴を言いたくなるだろうな～。

この日に限って、自転車で隣駅まで出かけてたので、あわてて、家路に急いだ。

　雨は、その後強くなったが、どうにか、さほど濡れることもなく帰宅。

　障害がある子がいても、幸せでいること、なかなか難しいが、とりあえず、めげないように、まずは、自分の心身ともにの健康が重要だな～と思う
。そして、いろいろな機関を最大限利用して、無理せず、やっていかないと先は長い。

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