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今年 1 月 7 日放送、ラジオ「 RKK ラジてん文化局」で「 SF 担当 _ 蔦屋書店嘉島」さん、のおススメで、テッド・チャン先生「息吹」を取り上げておられたので購入!読書!
『商人と錬金術師の門』「カリフ」統治の時代のバクダッド、ある商人が、不思議な錬金術師の造った門と出会う…。 SF 的設定もしっかりしながら、哲学的?文芸的?な一編。「運命」は変えられない?しかし恩恵はある?といったテーマ、か?。
表題作『息吹』あぁ、コチラの『息吹』を「SF部長」殿解説なされておられたのか!と納得。自分の勘違い?でした。あらすじ、もネタバレ?で、事前の知識なし!で読んで欲しい一編。こちらも「運命」は変えられない、がテーマ?か…。必読!です。
『予期される未来』これも、あらすじ、ネタバレ?の短い一編です…。「運命」は決まっている、変えられない?がやはりテーマ、か?この一編も、哲学的、文芸的であり、しっかりSF。考えさせられるなぁ…。読後、考えるとちょっと、怖い、です…。
『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』元「動物園飼育員」の「アナ」は「仮想空間」での「仮想動物『ディジエント』」の開発に雇われることに。『ディジエント』に愛情を注ぎ、仲間も出来る。しかし「困難」が降りかかる。これは、「 SF 的」『子育て論』」でしょうか?読み応えあり!

『デイシー式全自動ナニー』これも「 SF 的」『子育て論?』。「低テクノロジー」による「歴史改変 SF ?」。「低テクノロジー」でもこんな興味深い『 SF 』 一編が…!
『偽りのない事実、偽りのない気持ち』『藪の中』があり得ない、未来?主役「わたし」より、『挿話』的「ジジンギ」に感情移入。でも、ラスト、「わたし」の告白に、「グッ」とくる。
『大いなる沈黙』これも事前の知識なし!で読んで欲しい、一編。超短編ですし。
『オムファロス』「神の御業」が真実の世界でさえ、ラスト主人公の「決意」、思想的、科学的、宗教的困難に立ち向かう「決意」に感激。
『不安は自由のめまい』サスペンス的構成?で、エンタメ的でありながら、やはり哲学的、文学的。「 SF 的な小道具」が重要!な役割を果たす、のですが、やはり「運命」は変えられない?しかし「恩恵」は確実にある!と涙。
巻末「作品ノート」あり!あぁ、作者の方の考えこうだったんだ…と納得。
「 SF 部長」殿(「 SF 担当 _ 蔦屋書店嘉島」さん)のおススメ、通り!の傑作ぞろい。傑作しかない一冊。この「ステイホーム週間」に読むのも良いかも?というか「絶対(!)」におススメ!です。