DISTANCE -道のり-

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2007.05.18
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カテゴリ: 志錬(shi-ren)
志 錬

中学の地区総体の日が一ヶ月後に迫った。
長男は、昨秋の新人戦においても敗れ、未だに県大会への出場すら適わない。
あらためて、以前に綴った想いを読み返した。

《2006年10月13日 日記より》

中学、高校柔道において、最上級生が退いた体制で開催される秋季大会は、重要な位置付けとなる。
ここでの結果や経験を糧に秋、冬で如何なる稽古をするかで、見違える様な成長をする者も少なくない。

10月12日、長男が地区の秋季大会(新人戦・個人戦)に挑んだ。
昨日は、団体戦で優勝し県大会の切符を獲得している。
団体戦への出場が適わない長男にとっては、その勢いを譲り受けて弾みをつけたいところである。


3回戦までは危なげなく勝利。準決勝の相手は、長男の中学校の先輩を判定の末に敗った、ライバル校の同級生。
体重41Kgの長男に対し、上限の55Kgに近いであろう対戦相手。明らかに体格に違いがあった。

本人も組み合ってみて、相手の力強い脅威を感じたのであろう。親子である私には長男の焦りにも似た感覚が判った。
結局、自分のペースで相手を動かせないまま、強引気味に入った体落を二度返されて技有り二つ奪われ、合技一本で敗れた。
長男にとっては、小学3年生から一途に取り組んだ技である。絶対に返されない自信があったはずである。・・・完全なる敗北。

決勝は、優勝候補で長男の中学校の先輩と長男を破った相手。
長男の先輩の勝利を疑わなかったが、蓋を開けてみれば、ライバル校の同級生が有効二つを獲り優勝してしまった。
完全に準々決勝、準決勝で勢いを付けさせてしまった。

優勝した同級生は、おそらく、この地区大会の経験と県大会を経験することで、さらに皮が剥けると思われる。経験とは、人を見違える程に成長させる。

対して、敗れた長男。これもまた、成長できる良い経験をしたと言える。
敗れた準決勝の直後に行なわれた3位決定戦で、背負投一本勝ちによる勝利したことは、今後につながる良いものであった。


一皮剥ける長男に期待したい。

ここを綴りながら、幼い頃から必死で体落に取り組む長男の姿を想い出し、不覚にも涙してしまった・・・。
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Last updated  2007.06.14 22:43:26
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