DISTANCE -道のり-

DISTANCE -道のり-

2007.05.22
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カテゴリ: 技(gi-waza)


佐藤師範は、柔道を人の体になぞらえ、基本であり最も重要な技として、内股(跳技)、大外刈(刈・払技)、背負投・体落(担技)の三つを“柔道の背骨の技”と表現されています。
これを実証する上で、日本も世界もトップレベルの試合における決まり技の上位は、これらの三つの技が必ず入っていますし、
有名選手の得意技は、必ず三つのうちどれかであると言っても過言ではありません。

さらに、私は、これに払腰と体落を加えます。
私は大外刈を後に投げる払腰と表現しています。払腰と大外刈は、技の原理的に関連性の高い技だと考えています。また、払腰で基礎を作ってから内股に移行することも視野に入れます。

練習の度に、打ち込みしている技が違う子がいます。
私 『せっかく、払腰が上手になって来たのに、どうした?』
A君『背負投の方がカッコイイから、今日は、背負投をやる!』


背負投を覚えることが悪いのではないのです。
カッコイイからと言う動機も決して悪くはありません。
しかし、どの技でも良いので、まずは、キッチリと自分の柔道の背骨となる技 (軸の技) を覚えて欲しいのです!
特に低学年や初心者なら、最低でも1年間は、一つの技を、あきらめずに続けることが大切です。中途半端に、いくつもの技を覚えようとすると、動きがバラバラになってしまいます・・・。
せっかく、上手になって来た技も、中途半端に違う技を取り組んだばかりに、結局、全部おかしくなってしまった子もいます。

もちろん、ある程度、背骨の技が出来上がったら新しい技を覚えることも大切です。
また、“背骨の技”以外では、足技が非常に大切です。単独でも武器になるし、“背骨の技”につなぐ上で相手を崩すためにも重要です。

柔道を始めて1年以上になった子で、『得意技は、なにかな?』と尋ねられて、『???』では、いつまでたっても強くはなれませんよ!

ハッキリと自分の得意技、あるいは得意技にしたい技を言えるように!
さぁ!自分の“柔道の背骨の技”と得意な“足技”を身に付けよう!!

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Last updated  2008.10.24 23:43:56
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