DISTANCE -道のり-

DISTANCE -道のり-

2008.02.11
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カテゴリ: 日記(diary)
スマイル

教えてもらったことを、漠然と繰り返すのではなく、
「なぜ、そうしなければならないんだろう から導き出して、
「なるほど、だから、こうするのか とたどりつけたらと思っています。

だからこそ、技の指導の合間にも、子供達に考えさせるための質問をします。
場合によっては、子供達に教え合わせたりもします。
・・・先日は、指導の合間に技がどのようにして生まれたのかを話して聞かせました。ウィンク

黒帯の方なら、 “投の形” を取り組んでおられますので誰でもご存知のエピソードです。


『浮腰』 は、現在ではあまり使われませんが、柔道の創始者である嘉納治五郎師範の得意技として有名な技です。

しかし、弟子であり、映画「姿三四郎」のモデルでもある西郷四郎先生は、その素早い身のこなしを活かして工夫し、いち早く投げる方向に体をさばいて逃れる様になったと言われてます。びっくり

対して、嘉納師範は、体をさばく西郷先生のタイミングに合わせ、足を払う技を考案しました。それが、 『払腰』 です。

次に、西郷先生。今後は、後ろに体を反って堪える工夫をしました。ウィンク

さらに嘉納師範は、体を反って堪える相手に対する支点(腰)を低くして投げる(てこの原理)釣込腰を考案したのです。

これらのエッセンスが、投の形(腰技3本)に込められています。
今となっては、当たり前の技かもしれませんが、先人の工夫から多くの技は生まれて来たのです。

柔道において、偶然などありません。
全てにおいて、理屈で成り立っています。

理屈は、
「なぜ、そうしなければならないんだろう
そして、
「なるほど、だから、こうするのか とわかったとき、柔道の面白さもまた、わかるはずです。大笑い

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Last updated  2008.02.11 23:31:10


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