04. Portmarnock GC



2007-07-Portmarnock-GC-01

<<この日も相変わらずの鉛色の空だった>>


リンクスラウンド4戦目のポートマーノックの朝は携帯電話で
セットされたけたたましいアラームの音で目が覚めた


このラウンドのためにいくつかの会議をやり繰りし、最初の
会議が午前6時から行われるため、それに間に合うように
5時15分に起きた




ポートマーノックゴルフクラブは、1850年台にこの地に
作られたプライベートクラブを元に作られたゴルフ場で、
設立は1894年とこれまた歴史のあるクラブだ


過去にはアイルランドオープン、ウォーカーカップ、カナダ
カップ(現ワールドカップ)ほか、様々なトーナメントが
行われているダブリン郊外の名門ゴルフクラブだ


距離も長く青からだと7300Y超、白でも6900Yを
超える




この日はトップスタート、他には人は見当たらず一人で
スタートしようかと思っていたところに、カップルが現れて
一緒にラウンドすることになって


どちらも若く20代中ごろだろうか


女性はクラブを持たず、一緒に18ホールを歩くという





このコースはロイヤルダブリンよりもラフがきつく、また
コースの見通しがきかないところもあり、ゴルファーとしての
五感をフルに使いながらコースのレイアウトを判断しなければ
ならない



380Yちょっとの一番ホールはまずまずのドライブでフェア
ウェイにボールを運び、無難にボギーで発進した


風もそれほど強くなく、リンクスにきて初めて普通にラウンドが
できそうな気がした




続く2番もティーショットをフェアウエイに運び、2打目は
カラー、そこから寄せてパーと上々のスタートだった





380Y弱の3番ではティーショットをラフに入れてしまった


ボールは半分ほど埋まっていたが、ピン方向を向いて5Iで
振りぬくも、数十ヤード先のラフに落ちた


やはりラフではライを確認してフェアウェイに戻すことに
徹するのか、あるいはピン方向を狙ってよいのかの判断を
することが必要だ


こちらのラフを試す意味でもちょっと冒険をしてみたが、
ことにラフでは冒険をする価値がある機会を見極める
必要があるようだ



この後は乗らず、3パットしてトリを叩いた




この教訓を生かしたと思った5番でも、同様にラフに歯が
立たず、やはりトリをたたいた


手強い、、、




同伴の若者はDavidという名で、ハンディキャップ3、
ドライバーはそれほど飛ばないが、アプローチが素晴らしい


特にラフからでも低いボールでフェアウェイを転がし、
ピンにボールを寄せてくるショットを何度も見せてくれた


彼はジュニア時代に北アイルランド(アイルランド島内だが
国としてはアイルランドではなくイギリス)のジュニアチームに
入っていたとのこと、どうりで上手いわけだ


しかし、今年は仕事が忙しくまだ4ラウンドとのことだった




今回のラウンドは来週に控えた誕生日にあわせて、ガールフレンドが
junhiroと同じホテルでの宿泊と共にプレゼントしてくれたそうだ


彼女はレンジではボールを打つものの、ゴルフにはそれほど
興味はないらしい


それでも18ホールを一緒に歩くのだから、、、


2007-07-Portmarnock-GC-02

<<全てタイトリストで固めたDavidのギア 担ぎが絵になる>>



7番、170Yほどのパー3では気持ちよくクラブが振れて
ピンそばに着弾し、ややオーバー、バーディ逃しのパーだった


この時のスイングにはDavidも『今のリズムは本当に
素晴らしかった』と最高級の賛辞を送ってくれた





続く8番もフェアウェイをキープし、2オン2パットのパーと
続けてパーが取れた


9番はボギー、フロント9は47で折り返した




12番を終えると突然スコールのような激しい雨に襲われた


やはり雨が降らない日はないのか?



地元の人に話を聞くと、いつもの年の7月はもっと気候が
良いそうだが、今年は異常気象だそうだ


バック9では、精彩を欠くゴルフが続き、10番以外では
パーが取れず、16番ではロストの上に、ガードバンカーで
ボールが3/4ほど埋まる目玉になったりしてトリを打ち
都合50(19)であった


2007-07-Portmarnock-GC-04

<<エッジに近いところで見事な目玉になった
 自分を信じてクラブを降りぬくとボールはなんとか
 グリーンに到達した>>





ラウンドの後にバリーバニオン、ラヒンチのラウンドの
日記を読み直し、自分がこのラウンドに向けた気持ちの
問題と、そしてもうひとつ、どれだけ真剣にボギーを
取りに行ったのかを考えさせられる結果となった


つまりいつもの闇雲にピンを狙うような雑な攻め方が
多かったということだ


距離が長く、ラフがきついセッティング、やはり明確に
ボギーを取る、ボールをどこにプレースするのかという
ことをしっかりと意識することの重要性を再認識させる
ラウンドとなった




またもうひとつ、コントロールの必要性を感じたことは
同伴者との呼吸のようなものだ


Davidのような上級者との2サムだったので、
ラウンドのペースがいつもよりも早く、自分の間合いを
うまく取るということが難しかったと感じた




ラウンド後、Davidが同じホテルに泊まっていることを
知って、junhiroをホテルまで送ってくれた


18ホールを終えた後のちょっとした心遣いが本当に
ありがたい


寡黙な男だったが熱いハートを持っているのだろう



2007-07-Portmarnock-GC-03

<<晴れ間が見える時もあったのだが、、、

 リンクのコースで共通しているのが、グリーンの周りが刈り込まれていて
 ラッキーではボールがグリーンにとどまってくれずに、すべてが四方の
 窪みに吸い込まれてしまう>>




Hole Yard Par Score Putt
1
381 4 5 2
2
391 4 4 1
3
377 4 7 2
4
441 4 5 2
5
385 4 7 2
6
583 5 7 2
7
171 3 3 2
8
378 4 4 2
9
417 4 5 2
OUT
3524 36 47 17
10
364 4 4 1
11
414 4 7 3
12
148 3 4 1
13
549 5 7 3
14
387 4 5
2
15
183 3 5 3
16
527 5 8 2
17
445 4 5 2
18
393 4 5 2
IN
3410 36 50 19
Total
6934 72 97 36






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: