07. Doonbeg Golg Club

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Doonbegは2002年にオープンしたコースで、今回のラウンド予定の中では最も新しいコースだ

この土地にはもともと19世紀末にLahinchのゴルフ場が出来る予定だったそうだ。しかし、Lahinchの村から遠いため、より村に近い今の場所に、トムモリス翁を迎えてゴルフ場を設計してもらったのだという。だから、DoonbegはLahinchよりも良い「素材」の上に出来たゴルフ場なのだとキャディのミレが教えてくれた

キャディのミレはMr.ビーンに似た長身で、ハンディキャップ4のゴルファー。週に2-3回はラウンドをしているという。 また息子もゴルフがうまく、高校を卒業したので、向こう1年はゴルフに専念して今後の進路を決めるのだとか

Doonbegは純粋なゴルフ場というよりはリゾート的な性格を帯びており、ゴルフ場の他、宿泊施設やスパなどの施設が寿実している

練習場でもご覧のとおり、ボールがこのコースのロゴのようにご丁寧に並べてある念の入れようだ



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朝方は少々寒かったが、日が昇るに連れて気温も上がり素晴らしい日和の中でのアイルランドでのゴルフツアーのスタートとなった



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このコースの設計はホワイトシャークこと、グレッグノーマンによるものだ。コースにある砂山(もちろん草は生えている)は、二つを除いて全て自然のものであり、皮肉な事にその二つの砂山が出来たことで、元々この土地の所有者とその娘の家からは海が見えなくなったのだとか

ノーマンの当初のデザインがコンディションが厳しすぎて、ラフを刈り少し優しいセッティングにしたそうだ。ただ、グレッグとの間には相当の喧々諤々があったらしい



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この日のラウンドはキャディのミレとjunhiroの二人だけ。 前の組に追いつくとパスをさせてもらいながら、サクサクと進んでいく

ずっと、ボールをなくさずに進んでいたが10番ホールの残り100Yのショットでフックさせラフに入れ、ボールを失った



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この日のグリーンが相当に重かったのは残念なところ。 過去のリンクスの経験からも特に早いグリーンに出会った経験がないが、これはリンクス全体に共通するのかどうか、この後のラウンドでみてみることにしよう




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このゴルフ場に全部でいくつのスプリンクラーヘッドがあるかは知らないが、ひとつだけ、とあるホールのとある場所に"No Chance"と書いたスプリンクラーヘッドがある。ロケーション的にはピンまでまだ280ヤードほど残っている場所で、「ここから狙うのは無謀だ」ということらしい。ラウンドする機会に恵まれたら、ぜひ探してみて欲しい



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天気がめまぐるしく変わるのがリンクスの常だが、この日は比較的安定して、穏やかな一日だった。 空にはこんなうろこ雲が広がっていた。 それでも、数ホール進んで空を見上げれば、また別の雲になっているので、やっぱり天気は変わりやすいのだろう



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背丈を優に超えるバンカーで二回つかまったが、両方とも一発で出せたのは嬉しかった

バンカーからの脱出が出来たてホッとした後に、ミレがもう一度ボールを置いて「これで打ってみろ」とパターを差し出した。 パッティングをするように打つのではなく、ショットをするようにカツンと当てるのだと言う。試してみるとボールはスルスルと砂の上を進み、壁に跳ね上げられながら斜面を登りきってグリーンを進んだ。この技が使えるのはグリーンの奥のピンの時だけだと言われた。 junhiroのボールの後が彼がバンカーをならした先にも点々と着いている







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青空も良いけれど、リンクスに似合うのはやはりこんな鉛色の空の色ではないだろうか

バック9ではやや渋滞があった。 15番ホールでは、途中で追い越した夫婦と女性キャディの組に追い着かれてしまったので、「一緒に回りましょう」と声をかけると相手も快諾し、最後の4ホールを一緒に回る事に。 二人はフィラデルフィアから来た夫婦で、法律事務所で働くリチャードと奥さんだった。 いろいろと話してみれば、彼が通った法科大学院とjunhiroが通った経営大学院は同じ学校とのことで、なんとこんな所で同窓生に出会った。

非常に気持ちの良い感じの夫妻で、ラウンド後に向こうから名刺をくれた。「法律相談の予定はないよ」と笑って答えると、「フィラデルフィアに来る機会があれば、ぜひ寄ってくれ」と言って名刺をくれた。 もちろん東京に来る機会があればと行ってjunhiroの名刺も渡した



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100Yもない短いパー3で、先行の組の上がりを待つ。グリーンに乗せなければ、右は崖下、左はラフで結果はラフに。上手く寄せたが短いパットを外してしまいボギーにしてしまった






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1番ホールで背にしたクラブハウス兼ホテルを目指してFinishing Hallを進む

この日は酷いドライバーが一発だけあったが、おおむね振り切れて、うまくランが使え、満足度の高いラウンドとなった。またタイト910Hのユーティリティは大活躍で、これがなければたぶん3打は余計に打っていたと思われる




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ラ ウンドを終えると次の目的地、バリーバニオンを目指してのドライブ。 レンタカーであてがわれたのはルノーのフルエンスと言う4ドアのセダンだった。これからの10日間、よろしく頼むよ!



バリーバニオンまでの道は4年前に通った道なので不安は少ない。この辺りは人の指の形のようにいくつもの半島が突き出していて、次の目的地に向かうためには指の付け根まで走らなければならないのだが、ラヒンチやドゥーンベグとバリーバニオンの間にはカーフェリーが指の中ほど同士を結んでいて、時間を節約する事ができる。 フェリー乗り場ではちょうどフェリーが出てしまったばかりなのか、列の先頭から4台目でしばらく待つ事になった

対岸からは見覚えのある道を行き、バリーバニオンの中心部を通り抜けると今夜の宿泊先であるThe 19th Lodgeへ到着した。おかみさんのメアリーと4年ぶりに再会。顔は覚えていなかったようだが、junhiroの名前を宿帳に書いていると「ああ、この綴りを覚えているわ。 戻ってきてくれてありがとう」と言ってくれた

さあ、明日は一日で36ホールの長丁場だ、大変そうだが楽しみだ!

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