☆ そして脳外科
へ

それから3日後の 1月30日
月曜日の朝だった。
あの眼科医の先生と検査技師の二人のただならぬ顔が気になり、
書いてもらった紹介状をもって、朝一で脳外科に行った。
脳外科で初診で診てもらったのは
Dr.M
Dr.Mは眼科からの CT写真
を見、そして私の目の動きを診る、
という診察をする。そして、
「 MRI を撮らないと、でも、ここはいっぱいだからどこか・・」
と言い、すぐにパソコンで調べ、
近くの MRI
設置の脳神経外科クリニックを予約し、
「 MRI を撮ってもらったら、今日中にその写真を持って来てください。」
私は言われたとおりに、 Dr.M
の紹介状を持ってクリニックに行き、
MRI
を撮ってもらい、今度はそのクリニックの先生が書いた手紙と画像をもって、
Dr.M
の待つ大学病院脳外科へと戻る。
なんか思い出すと、自分ので自分の資料を運んでいただけななのだけど、
セ○ノー運輸のロゴの " ひきゃく " になったような気分だった。
もう夕方5時過ぎをまわり、病院は閉まっていたけれど、 Dr.Mは待っててくれた。
そして画像を見、
「 ああ 動脈瘤 じゃなかった、そうだと緊急に手術をしなければならなかったので急いで MRI
を撮ってきてもらったんですけどね・・・そうではないとなると、今度はここで詳しく MRI を撮ってみてからにしましょう 」
ということで、翌日の朝一番、脳外科に診察券を出し、
今度はそこの大学病院で、 MRI
を割り込みで撮れるのを待っていた。
そしてそれは、ほどなく順番が来て、画像ができあがったのも30~40分後だった。
なのに私はそんな事よりも月末の仕事が気になり、
用事が山ほどで、ほんの30分でも時間が惜しく、
待ち時間の間に一つでもと、用事を済ませようとしていた。
毎日頭痛で苦しかった私はこの時も痛み止めを飲んでごまかしていた。
頭痛がするということは私には普通の状態だった。
このころには薬も効かなくなっていて、ひどい状態だったのに。
それでもまだあの時の私は、 体の心配より仕事
だったのだ。