2009.10.02
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イランについて。

イランの大統領Ahmadinejad氏(スペルも発音も無理。汗)がスタジオでインタビュー受け、主に選挙のプロセスとその後の混乱について必死のリップサービスをした直後にイランの軍施設に隠されていた核施設が発見され、それ関連の記者らがイランの思惑を予測する、という展開(放送の順序は敢えて逆になってる。)

うまく隠してたいたずらがばれたといった感じだけど、問題が核なだけに怖い。事実が明らかになった後では、大統領の「いかにイランはオープンで民主主義な国か」という説得も空しい。ていうか、この人、どこまで軍事面に関わってるのかも疑問だ。

ただ、大統領の指摘も部分的には事実で、国民にはたとえ表向きでも投票権やスピーチの自由などが与えられていて、少なくとも北朝鮮のように完全に国家が国民を支配している訳ではない。中国との貿易も盛んで、セオリーどおりなら軍事で国際信用を失うより良好なビジネス関係を世界と築いて開発を促進しよう、と思う方向に向かって行く図式。なのに、危険を侵してまで怪しい施設をこっそり維持してたその神経がわからんな~。

先進国の専門家は、アタマっから軍事目的と疑っているようだけど、だとしたらだれのためのものなんだろう。テロリストに売りさばいたりしてると怖いなあ。

話の中で出た、Nuclear capabilityを持ちたいのか、Nuclear weaponを持ちたいのかの違い。日本は前者のみを有しているのでだれも心配せず日本の核開発はほぼノーマークな訳だけど、2つの違いはあくまでうわべの目的だけで、本質は同じ。物理的には、Nuclear capabilityを持つ国家はweaponだって必然的に持てる訳だから、Nuclear持つことをOKとした時点で、脅威はどこにでも存在する訳だ。イランだって、純粋に技術として手にいれたい、という思惑があって、それが悪用される結果になっちゃうから周りがこぞって非難するんだけど、本人たちにしてみれば、余計卑屈になって、じゃあ、いかにばれないようなところに作るか、って事になるのでは?大統領の話を(通訳通してだけど)聞いても、何かこの人、本気で自分は正しいことをして、選挙も正当に行われて、イランは潔癖な国だ、と信じてるんじゃないか?とおもえるところもあって。こういう人と話すと問題を話すにも問題自体が存在しない、という前提だから、Charlie氏もうまく自分の望む回答を引き出せなかった、といった印象を受けた。





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Last updated  2009.10.02 17:59:41
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