あしたのジョー | メタボの気まぐれ

原作：高森朝雄作画：ちばてつやと言えば
不動の名作「あしたのジョー」

この高森朝雄とは梶原一騎の別ペンネームで
梶原一騎の本名・高森朝樹に由来しています。

東京のドヤ街に現れた風来坊の矢吹丈に
丹下段平はボクサーにする為に奮闘。

しかし札付きの悪だったジョーは数々の犯罪で
警察に逮捕されて鑑別所・少年院へと送られてしまいます。

そこで出会ったのは宿命のライバル・力石徹、

と、いう流れがあるんですが、これには
原作者と漫画家の対立から生まれたストーリーなのです。

原作の改変を激しく嫌う梶原一騎だったが
ちばてつやは時と場合に応じて原作に手を加える方法をとる
漫画家だったのです。

梶原は手塚治虫とちばてつやは別格だと言うことで
止む無く承知したそうです。

しかし両者は対立し口論となったのです。
この対立で生まれたのは力石の死で
これは梶原一騎の主張だったそうです。

ちなみに梶原一騎は主人公やライバルなど

矢吹丈はボクサーの部分はピストン堀口で
性格的なものは空手家・芦原英幸

ライバル・力石徹は極真・初代全日本覇者
山崎照朝だそうです。

エピソードも実在するものをモチーフにしており

ブタを使って脱走するというのは
実際、梶原一騎が鑑別所で経験したエピソードなのです。

またオープニングテーマの「ルルル～ルルルル～」の部分は、
尾藤イサオがレコーディング中に歌詞を忘れてしまい
ごまかすためにルルル～と口ずさんだ所、
寺山修司が気に入り正式に採用されたそうです。

声も矢吹丈（あおい輝彦）と丹下段平（藤岡重慶）が担当し、
インパクトが強く、かなりハマっていました。

放送は放映中に原作が追いついてしまい、
矢吹丈VSカーロス・リベラ戦で終了。

ちなみにパート２にて主力となるチャンピオン
ホセメンドーサの名前を確認できるのは
第７８話のみでした。