スペクトルマン | メタボの気まぐれ

「宇宙猿人ゴリ」「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」と
タイトルの変更を経て、新ためて
「スペクトルマン」とヒーローが主役になった
タイトルが付けられました。

これは「仮面ライダー」による変身後のアクションを
多く取り入れる意図があった為である。

内容も猿人ゴリは他の宇宙人を地球へ招き
結託して地球侵略作戦を開始するというストーリーが多くなる。

正義を装った悪の宇宙人・太陽マスクは

この担任の先生を演じたのは教育評論家の阿部進で
阿倍のニックネーム「カバゴン」をそのまま
怪獣の名前にしました。

また「ボビーよ怪獣になるな」「悲しき天才怪獣ノーマン」は
特撮ヒーロー史上、最高の大傑作といわれました。

ある博士が知能指数を上げる脳手術をするべく
犬のボビーを実験にして成功する。
知能の弱い三吉（鶴田忍）は博士に手術の依頼をして
見事、天才へと変貌していくのだが

手術を受けた犬のボビーは凶暴化し巨大化する。
しかも人間の頭だけを食べるのである。

三吉もノーマンに変身し同じく人間の頭を食べつくすのである。

犬怪獣.jpg

だが三吉＝ノーマンは人間の心を微かに持っており
スペクトルマンに人間の心がある内に殺してほしいと
願うのでありました。

そして最終回、怪獣デサイドマンと戦ったスペクトルマンは

しかし猿人ゴリとの最後の戦いに挑む蒲生譲二だったが
ネヴュラ遊星の上司は変身の許可を出さない。
もし命令違反した場合は二度と蒲生譲二の姿にさせないと
告げるも命令無視をして変身する。

ゴリは部下のラーを猿人爆弾としてスペクトルマンと
自爆させようとしたのだがラーは倒される。
スペクトルマンはゴリに、その頭脳を平和に役立ててほしいと
説得したが、ラーの上司のゴリは部下の死と
敗北を認め自ら崖に身を投げ自爆してしまう。

任務を終えたスペクトルマンは上司の命令で帰還するのである。

スペクトルマン1.jpg

この「スペクトルマン」は社会というテーマを掲げ、
公害問題や対照的な上下関係というストーリーを展開しました。

猿人ゴリは部下のラーの仕事の失敗を叱責するも
面倒を必ず見る部下愛があるのに対し

スペクトルマンは上司が厳し過ぎて
何かと言えば直ぐに処分を言い渡され
拘束されたサラリーマンヒーローでもありました。

ちなみに第１話にて正体がバレたら
即、解体処分と上司から告げられたが
最終回にて正体が倉田室長（大平透）に見破られており
ネヴュラ遊星に単身赴任から帰ったスペクトルマンは
処分を受けた？かどうかは定ではない。

その後、スペクトルマンは「探偵物語」に登場しており
松田優作ｖｓスペクトルマンという
珍しい対決が見られました。