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2011.02.02
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下山事件.jpg


1949年7月に第2次大戦後の連合国による占領統治下の
日本で起こりGHQが関与していたと思われる
戦後最大のミステリー「下山事件」を
その捜査・解明に当たった人々を描いた矢田喜美雄の原作を
1981年、松竹でミステリータッチに描いた映画が
「謀殺・下山事件」である。

敗戦後の騒然とした雰囲気の中で労働運動が
大きく高揚していた昭和24年7月
昭和日報の社会部記者・矢代(仲代達矢)は

集会を取材していた時
下山国鉄総裁の行方不明を知らされた。

翌朝、下山で死体が発見されると政府はいち早く
他殺説に近い立場を取り、各新聞の主張も他殺説と
自殺説に分かれ、昭和日報は他殺の線で進めるべく
矢代に東大法医学研究室を取材させた。

矢代は遺体解剖を行なった和島博士の鑑定は絶対に
間違いないという言葉で他殺説に自信を持つが
一方、事件現場近くで下山の姿を見たという証言者が現われ
東大鑑定に対する慶応の異論も出て
自殺説がクローズアップされてきた。


東大研究室に通い続ける内に轢断現場近くに
大山の死体を運んだ時に着いたと思われる血痕を
自らの手で発見する。

この発見と前後して無人電車の暴走という「三鷹事件」が発生。

事件から一ヵ月後、警視庁が自殺を発表する事になったが


その2週間後、何者かによってレールが外され列車が転覆する
「松川事件」が起こり政府はこれを利用し労働組合、左翼への
弾圧を一層強めた。

矢代もまた若い刑事・大島(山本圭)と身をすり減らし
地道な捜査にあたるも捜査本部は解散、
矢代は大島と共に下山を誘拐した3人のメンバーの一人の
堀内(伊藤孝雄)から矢代宛に送られた表紙の真偽を確認、

死体を現場で運んだ容疑として労務者の丸山(隆大介)の存在を知り
矢代と大島は遂に事件当日の模様を自白させた。

しかし、その内容に矢代たちが調査した事との食い違いがあり
全面的に信ずる事は出来なかった。

ある日、丸山は駅のホームから転落死してしまう。
それは事故死なのか、誰かに突き落とされたのか・・・

この映画は当時の映画作品は全てカラーとなっていたが
本作は事件当時のモノクロ・ニュース映像を交える事から
モノクロ作品として製作され、当時の雰囲気を
醸し出す事に成功している。

その結果、第5回日本アカデミー賞において優秀作品賞、
優秀監督賞(熊井啓)優秀脚本賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、
優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞を受賞しており
昭和56年度文化庁芸術祭参加作品として名高い作品となりました。


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Last updated  2012.05.27 21:55:05
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