華麗なる刑事 | メタボの気まぐれ

「太陽にほえろ」「Ｇメン'７５」「特捜最前線」
「大都会」を中心とした刑事ドラマが主流だった
1977年にフジテレビが放った異色刑事ドラマが
当時人気絶頂だった草刈正雄と中堅俳優として
フジテレビから注目されていた田中邦衛を
主演としたドラマが「華麗なる刑事」である。

物語はロサンゼルス市警での研修を経て
新宿南口署刑事課にやって来た通称“ロス”の
高村一平（草刈正雄）は出来ない事が無い

一方、鹿児島県警から警視庁に転属し
そのまま南口署にやって来たのが熱血刑事の
通称“ゴローさん”こと南郷五郎（田中邦衛）で
彼はライフルの名手であり子供の頃から
薩摩焼酎を飲んで育った酒豪である。

この全くタイプの違う二人がコンビを組んで
数々の難事件を解決する。
だが高村一平の人を信じる優しい心が裏目に出てしまい
幾多の困難を呼んでしまう事もあった。

その南口署刑事課には非常に口うるさい上司の
上条安雄（佐野浅夫）ベテラン格の刑事である

青森から南口署少年係に配属されてきた
青井空（檀ふみ）がいる。

他には南口署の生き字引で度胸を持ち合わせ
頼りがいのある園山巡査部長（沢たまき）
南口署の署長・遠山金策（有島一郎）

北口署の神来（岸田森）
城西署の女刑事で高村・南郷とともに事件を追う
三杉理恵（梶芽衣子）がいる。

この「華麗なる刑事」では出演者のニックネームが無く
番組内でニックネーム募集を行い草刈演じる高村は
「バーボン刑事」田中演じる南郷は「どぶろく刑事」と
名づけられました。

ただし実際には劇中、高村は同僚達からは「ロス」と呼ばれ、
「バーボン」と呼ばれる事は一度もない。

後年に草刈正雄が同じ役名：高村一平で登場する
「ケータイ刑事シリーズ」では
バーボン刑事として登場している。

また高村はロス市警での研修を受けてきた設定で
折々にアメリカ的なセンス表現する方法として
ハンバーガーを食べるシーンが出てくる。

これにはスポンサーであった江崎グリコが
当時展開していたハンバーガーショップ
「グリコア」が使用されました。

ちなみに本作の主題歌は草刈正雄の
「センチメンタル・シティ」である。