白馬童子南蛮寺の決斗完結編 | メタボの気まぐれ

テレビ朝日で放映の特撮ヒーロー「白馬童子」を
1960年に劇場版映画にした「白馬童子南蛮寺の決斗」の
後編として制作されたのが本作“完結編”である。

舞台は長崎、貿易商の長崎屋が不可解な死を遂げ
調査に当たった葵太郎（山城新伍）は
黒蜘蛛党の罠にハマったが難を抜け脱出に成功した。

彼の元には最初に殺された男の娘・夕香里（春海洋子）、
玄海屋の娘・雪江（水木淳子）と
その弟・竹介（福本久一）などが集っていた。

人が変わり雪江を長崎商館の最高責任者
コープス（青柳竜太郎）に嫁がせようとした。

冷い父に耐えかね姉弟は家を飛び出した。

コープスは先手を打って奉行所の金蔵を襲い
長崎の各所に火薬を埋めた挙句、
奉行を脅し、逃亡用に千石船を乗っ取ろうとした。

そこへ太陽の使者・白馬童子が現れ、
その本性を暴露し奉行を救った。

逃げる敵を追って本拠南蛮寺に潜入し、
火薬引火の銅線を奉行方へ合図の狼火に結びかえた。

雲右衛門がスイッチを入れた途端、

玄海屋は欲深い雲右衛門に殺されたが
その顔の火傷の包帯の下から現れたのは長崎屋。

そして黒蜘蛛党と決着を付けるべく
白馬童子は戦いに挑んだ。

勝利の女神が微笑んだのはどちらか？

江戸時代、東インド会社が日本に置いた
商館の最高責任者の事であり
「仕事人大集合」など時代劇でよく使われている。

またテレビ版では約1か月一篇のペースで
9篇製作されており、撮影は前期は京都で行われ
後期は大泉で行われた。

最終回のラストではスーツ姿の山城が他の出演者、
スタッフらと一緒に視聴者へ向けての挨拶をして
番組を締め括っていた。