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2012.09.15
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カテゴリ: ゴジラ・海外版
LATITUDE ZERO.jpg


1940年代にNBCラジオで放送されたテッド・シャーマン原作の
「Tales of Latitude Zero」を映画化実現に向けて
東宝とドンシャーププロを動かし
日米合作映画として制作されたのが
1969年公開の「LATITUDE ZERO」である。

アメリカ側のキャストの諸費用はドンシャープ
日本側のキャスト及びスタッフは東宝の製作費:2億9千万円で
折半として契約がまとまったが撮影中、
ドン=シャープ側の資金調達が困難となり


契約不履行でジョゼフ・コットン
リチャード・ジェッケル、リンダ・ヘインズ
シーザー・ロメロ、パトリシア・メディナら
アメリカのハリウッド俳優陣が帰国すると言い出した為
ドンシャープ側が支払うべきギャラと製作費は
全て東宝が負担する事で
撮影を再開、完成させる事になった。

この為、日本版と米国版とでは相違点はなく
吹き替えだけが唯一の違いである。

ハリウッド俳優陣のリチャード・ジェッケルは
「硫黄島の砂」「3時10分、決断のとき」

1972年ではアカデミー賞・助演男優にノミネートされている。

シーザー・ロメロは「影なき男」「燃える大陸」
「八十日間世界一周」「バットマン」など
20世紀フォックスで活躍した名優である。

パトリシア・メディナは「ヒッチコック劇場」

テレビドラマ出身の名女優であり
本作の敵役:ジョゼフ・コットンの妻である。

そしてジョゼフ・コットンはハリウッド、
ブロードウェイと渡り歩いた大物中の大物で

アカデミー賞で数々の部門でノミネートされた
大名作「市民ケーン」「第三の男」「エアポート'77」
「トラ・トラ・トラ!」「ミネソタの娘」など
ミスターハリウッドと呼ばれても過言であり

イングリッド・バーグマンとの不倫が噂された事もあったが
1948年公開の「ジェニイの肖像」で
ヴェネツィア国際映画祭:男優賞を受賞している。

本作は戦前のラジオドラマをベースにしており
東宝が内容検討の際、ドン・シャープ側の用意した
ストーリーを元にしているため
従来の東宝特撮作品にないアメコミ的要素を含んでいる。

また決定台本まで相当な改変を経ており
その主な変更点は、潜水艦アルファ号は原作ではオメガ号で
時計会社「オメガ」の商標を考慮して変更。

敵基地ブラッドロック島が原作ではザークーム島であり
ルクレチア夫人が吸血コウモリに変身し主人公を襲う。

黒鮫号艦長・黒い蛾は原作ではハルトゲという男性で
黒木ひかるのキャスティングが決まり変更

緯度ゼロの描写で、男女とも全裸で
科学講義を行なう場面があったが
本多監督曰く「あの時代では早すぎた」との事でカット。

グリフォンと主人公達の肉弾戦が
実物大ぬいぐるみを必要とするためカット
などであるが、最大の変更点は
難解と評されるエンディングでありました。


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Last updated  2012.09.15 20:54:18
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