伝説のタッグ～シン＆上田 | メタボの気まぐれ

全日本で凶悪コンビとして君臨していたのが
ブッチャー＆シークであるが、
新日本で極悪コンビとして名高かったのが
タイガー・ジェット・シン＆上田馬之助である。

ジェット・シンはアントニオ猪木らと
因縁の抗争劇を繰り広げ一躍外人レスラーのトップとなり

1974年よりNWF世界ヘビー級王座に幾度も挑戦し、
一時は王者猪木を破り新チャンピオンとなる。

上田は前髪を金色に染めた「まだら狼」へと変身、

反則攻撃主体の凶悪ファイトに徹し、
日本マットでは初の本格的な日本人ヒールとして注目を集めた。

1977年2月よりジェット・シンと上田馬之助が
極悪コンビを結成し、その暴れっぷりは凄まじく、
大阪府立体育館にて坂口＆ストロング小林から
NWA北米タッグ王座を奪取、一躍トップヒールとなった。

また両者は同じ悪役同士ウマが合った事より
以後、公私に渡り生涯の友となる。

その後、シンとは仲間割れもあったが、
長く悪の名コンビとして日本マットを
血で染め続ける事になる。

シンと組んで出場し、極悪コンビは、
久々の対決となるファンクスをはじめ、
ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ、
ザ・シーク&マーク・ルーイン、
ハーリー・レイス&ラリー・ヘニング、

ハンセン&ブロディなどのチームと対戦した。

1983年7月26日には福岡スポーツセンターにて、
シンとのコンビで馬場&ジャンボ鶴田を下し、
インターナショナル・タッグ王座に返り咲いた。

1984年には、全日正規軍（馬場、鶴田、天龍、トンガ）対
シン軍団（シン、上田、鶴見、バズ・タイラー）の
4対4による日本初のエリミネーション・マッチにも出場している。