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2013/11/06

人と会話をする際に主語や目的語を抜いて会話を進めると思わぬ誤解や行き違い、
思い込みが発生します。

自分の考えや気持ちを他者にうまく伝えるためにどうすればいいか？を常に考える
必要があると思います。

あいまいな言い方、多義的な言い方をすることにより、聞き手は、自分の都合
の良いように受取ります。

伝え手と聞き手の間に第三者が介するとうまく伝わらないことも多いです。
伝言ゲームは間違いのもと。

また、方言を使った場合に伝わらないどころか違う意味に取られ行き違いが

１：方言で話すと伝わらない

「あ、ほうかぁ」（「あ、そうか」の意味）と言ったら、隣の人に
「アホで悪かったな」と言われた。

同じ方言を使うもの同士の場合は、通じても出身地が違う人がいる場合は、
気をつけるべきですね。

金沢弁で「だら」と言っても他の地方の方には通じません。しかし、東北方面で
「だら」と言うと他の意味に取られてしまいます。（まったく、違う意味）

２：あいまいに話すと伝わらない

「本を読みますか？（お貸ししますよ）」←貸すつもり
「（頂いて）いいんですか？」　　　←貰うつもり
「どうぞ」

通じていると思い込み、誤解や行き違いが発生します。
（　　）内の言葉をはっきりと言っていれば、誤解は生じないのではないでしょうか？
自分が思っていることと同じことを他者が思っているとは、限りません。
価値観や物差し、常識が同じであれば、上の会話でも通じるのかもしれません。
しかし、少しでも誤解のないようなやり取りをしたい場合は

「お借りしてもいいんですか？」
「ＸＸ日までに返して貰えれば、良いですよ」
以心伝心なんてないと思って会話しましょう。

３：具体的に説明する

「ＸＸＸＸに似てるね」とだけ言った場合と
「ＸＸＸＸの目がぱっちりしているところと似ているね」と言った場合
似ている部分を具体的に説明に加えるだけで、自分の思っていることがより
正しく伝わるのではないでしょうか？

４：「で」と「が」

「これでいいです」と「これがいいです。」
一文字違うだけで伝わり方（印象）が違います。
どっちで答えて貰うと自分がうれしいか？考えればわかりますよね。
ＴＰＯに合わせて使いましょう。

５：税込と税抜き

お弁当の注文で１人1000円で10個、お願いしますと注文したら、請求は 10500円だった。
税込で1000円と言ったつもりだったが、税抜きで1000円と伝わった。
お互いに自分の都合の良いほうに取ってしまった。あいまいさを残さず、
「税込1000円で」と注文する。
受け手は、「税別1000円でよろしいですか」と確認するべきですよね。

６：責任の所在は、どこに？

窓口が２つになると２人ともお互いが言うだろう、言っただろう状態になり
肝心なことが抜ける。

顧客対応等で顧客と直接会話する場合に段取りをすべて一人でやる場合には、
責任の所在は、はっきりしているので手も説明も抜けることがない。たまに漏れる…
しかし、複数で段取りをした場合、お互いに相手が言っているであろうと自分の都合の
いいように思い込み、顧客に対して説明やお願いが足りなくなってしまう。
連絡がおざなりになってしまう。結果、問題が発生する状態になります。
このような場合は、お互いが何を言ったのか、何を連絡したのか確認することが必要。
もし、それが出来ない状況（相手が電話に出ることが出来ない等）ならば、
重複しても良いので、顧客に対して、「聞いておられるかもしれませんが…」と
必要な連絡をするべきである。

７：間に他者が入ると…

人を介する事で話が大げさになったり、とんでもない方向にいったりすることがあります。
間に入った人が受け取った話を理解し、自分の考えや想像までプラスして伝えることが
あります。
話し手のことをあまり、良く思っていない人が間に入ったりすると良いほうには、
伝わらないことが多いです。
逆に思っている以上にうまく伝わる場合もあります。稀ですが・・・
その場合は、間に入った人の伝え方が上手なのであって、話し手が良いわけではないですね。

８：言った言わないも同じこと

よく、言った言わないで問題が発生します。
「こう、言ったつもりだった」とかって良く聞きますね。
「言ったつもりじゃだめよちゃんと伝わったの伝わってないから、
こんなことになるんじゃない！」という怒鳴り声が聞こえてきそうです。何回、怒鳴ったことか…
仕事を引き受ける際にもよくあります。甘言に惑わされ、ほいほいと引き受けてみたら、
とんでもない仕事。そして発注元は、甘言を言ってないと言い張ります。
一度、ならず二度も三度も甘言に騙されるアホです。
仕事を引き受ける場合は、書面、せめてメールで前提条件なんぞをならべ、条件が
変った場合は、再度、お見積りとなります。
という文章に対して相手から承諾を貰うべきですね。
なあなあで仕事をしているとそれを忘れて、ひどい目に遭うんです。

９：今日のお仕事

何故、こんなことを書いたかというとうちのあんちゃん達、同じ失敗を繰り返して
おります。あいまいに約束したり、発注元様が説明しているだろうと思いこんだり
自分の都合のいいように判断して、顛末書を書いております。
何回、同じことを繰り返せば、自覚してくれるのかな…？

書きながら、自分は、どうなんだい？と考えてみた。
う～ん、コメント書くときとかに主語を抜くことが多いなぁ…と反省。

あんちゃん達とタバコ部屋とかで、色々話をするのだが、多分、またやるな。
顧客によって、怒りの度合いが違うのだが、長い付き合いなんだから
そんなことわかるでしょ？と聞いてみても、あんちゃんの顔には？マーク。
どーして、言葉をケチるんだぁ～なんで対応に手を抜くんだぁ～でした。

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