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2015/10/23

タイトル通りです。かなり暗い話を書きました。
なので、明るい話題を求めている方は、スルーしてくださいませ。

どんなお金持ちでも貧乏人でもイケメンでも美女でも平等にいつかは、
訪れる最後の時。どうしたら、自分が望むような最後を迎えられるのか？
私には、わかりません。

死生観　シセイカン

・生きることと死ぬことについて、判断や行為の基盤となる考え方。生と死に対する見方。
・死あるいは生死に対する考え方。また，それに基づいた人生観。

元々、私は、「余命宣告」を受けたいと思っていた。

そんな、人生の終焉を望んでいた。

同級生が今、緩和病棟で苦しんでいるのを間近で見てしまうと、最後がこれだと
辛いかもしれない…彼女は、今、目の焦点も合わず、会話も出来ない。
でも、意思は、あるようで娘の言うことを聞かない状態。
多分、想像でしかないけど、辛い、苦しい、痛いの三重苦かもしれない。

５月に亡くなった同級生は、逝く２日くらい前まで、普通に会話が出来ていたそうだ。
なので、現在、入院している彼女も同じ経緯を辿ると思っていた。現に先週、お見舞いに行った時は、
私の顔を見て、誰なのかをわかってくれたし、うつらうつらしながらも会話が成り立った。

水曜日、夕方にお見舞いに行って来たのだが、声をかけても、肩に手をかけても
まったく反応がなかった。寝ているのがいやになったのかベッドに腰かけている。
でも、誰かが支えないと倒れそうな状態。娘が片手で支えながら、片手で酸素のチューブを

娘の代わりに私が彼女を支えているうちに、娘が酸素のチューブの絡まりをはずし
母親の鼻に装着するも、彼女は、自分の意思でかなぐり捨てる。
でも、呼吸は荒く、看護師学校に行っている娘は、「しようよ～苦しいでしょ？」と声を
かけるのだが、うんとは言ってくれない状況だった。
彼女が気が済むまで座った体制を続けた。その間、ずっと、肩に手を添えて、倒れないように

また、次第に前に倒れてくる。しばらくしてから、娘に「おかあさん、寝よ」と言われて
やっと横になる気になってくれたらしく、頭を枕に乗せてくれた。
私は、そっと彼女の足を持ち上げてベッドに乗せた。

娘としばらく、話をしていたのだが、夜中によく、こういう行動をするそうで、一人で歩けないし
転倒すると危ないので、父親が毎晩、付き添っているそうだ。
ベッドの下には、体重がかかると反応するものが敷いてある。（徘徊老人用のブツですね）

何かを言いたいのだが、かける言葉がみつからない。
辛い思いをしている人に頑張っては、違うと思う。
だからといって、早く楽になって欲しいわけでもない。楽＝死、になってしまう。
また、来るねとしか言える言葉がない。

ガン患者のお見舞いは、２人目。最初は、祖父。
大昔のことだし、そんなに付添とかもしていないのだが、祖父も痛くてたまらなかったらしい。
モルヒネによる妄想で天井に悪魔がいたらしいです。襲われると言っていました。
他にもガンによって亡くなった親戚や知り合いは、いたのですが、お見舞いには、行っていません。
従姉は、３３歳の若さで、逝きました。苦しむことは、なかったと聞いています。

その人、その人によって、最後は、色々です。
相方も子どももいない私は、誰にも迷惑をかけずに、あっという間にいなくなりたい。
でも、余命宣告を受けて、やり残したことをないようにしてから、いなくなりたい。
健康寿命が終わった時にさっさとおさらばしたい。と切に願うばかりである。
でも、こればかりは、思うようにならないんだろうなとも思う今日この頃でございます。

夜中でも仕事のメールが届くことがあるのだが、今は、誰からなのかを確認するまでが
怖くてしょうがない。年内は、夜間メール禁止令を出したいくらいだ…