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2016/12/28

先週、図書館で借りた本です。
歌野さんの本は、競争率が低いので新刊も結構、早めに読むことが出来ます。
ファンとしては、淋しいですが、借りることを考えるとうれしい…
今回は、どんな風に驚かしてくれるのかと楽しみです。

「Ｄの殺人事件、まことに恐ろしきは」　歌野　晶午さん
【内容情報】（「BOOK」データベースより）
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向かいの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた（表題作）。
【目次】（「BOOK」データベースより）
椅子？人間！／スマホと旅する男／Ｄの殺人事件、まことに恐ろしきは／「お勢登場」を読んだ男／赤い部屋はいかにリフォームされたか？／陰獣幻戯／人でなしの恋からはじまる物語

Dの殺人事件、まことに恐ろしきは [ 歌野　晶午 ]

ゾクゾクと背中が寒くなるお話でございました。あ～そうなんだとほっと一息付いたその後に…おーそう来るか…こぇ～～～

「スマホと旅する男」
ちょっとストーカーっぽいお話ですね。

「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」
あの、最後の続きは…結局、どうなったんでしょう？

「「お勢登場」を読んだ男」
予想がつく展開でしたね。最初に電話をかけた相手が悪い。迷わず緊急に電話するべきよ！

「赤い部屋はいかにリフォームされたか？」
どこまでが芝居で、どこまでが現実なのか？最後のは、現実…？

「陰獣幻戯」
このお話、オチは、想像出来ちゃいました。方向としては、ソッチかしら？くらいに。

現実の世界と仮想の世界が微妙に書かれていて、えーどっちの話よ？状態から
歳の離れた相方とのやりとり。やっと２人で同じものを求めたのに悲しい結果。
その結果を偶然にも手に入れる人。喜んで家に持って帰ってみれば…
このお話もドタバタが激しく、最後までドキドキできました。

一番、どんでん返しが良かったのは、「椅子？　人間！」かなぁ？

ほっとした直後に突き落とされる快感。あ～やられたぁ～でございますね。
元になっている小説は、読んだことがないのですが、色々なところで取り上げられており
タイトルだけは、知っているものもありました。
歌野さんのやられた感満載の小説、大好きです。私の予想を覆すお話、お待ちしております。

「人でなしの恋からはじまる物語」ですが苗字を変えるためだけなら結婚ではなく、養子縁組という手もあります。どうして、結婚という方向にしたのかが、ちょっとわからなかったな…

結局、図書館の年末の最後の開いている日（昨日）には、間に合わなかったな。
貸し出し期限は、来年の７日までなので、いいけど…
２７日が最後の開館日なので最後に本を貸して貰いに行ってきました。
ギリギリのところで返却した人がいたので、２冊、借りられました。
年末年始は、アニメと新刊２冊と漫画の読み直しよ！