ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2025年10月24日
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カテゴリ: リフォーム
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

先日の寒さで暖房を始めた方も
多かったのではないでしょうか。
少し肌寒いなと感じた時に、
エアコンをつけると
暖かいことの有難さが身に沁みます。

先日から可児市で 断熱改修を行っています。
それに合わせて
水回りのお風呂とキッチン、
洗面化粧台も取り替えます。

断熱改修は、
エリア断熱又は
部分断熱改修と言われるものです。

家全体を断熱改修するのではなく、
限られた範囲の部屋の断熱を 強化します。

このような断熱改修の場合、
目的はその部屋を暖かくすることです。

暖かくするということは
暖房をした時、 すぐに部屋が温まる

暖房を切っても、 暖かさが持続する

強力な熱電を持つ暖房器具を使わなくても
エアコンのような暖房器具でも、
上記のような効果が得られることを 言います。

その手法は新住協の技術資料にもありますが
断熱材を入れるだけでなく、
通気止めを取り付けるだけでも 有効です。

通気止めと言うのは、
文字通り空気の流れを止めることですが
どういうことかと言うと

壁の中を通る 冷たい空気の流れを止める事。
下の写真をご覧になると お解りになります。




キッチンの仕上げの壁を取り除いたところの写真です。
写真手前側は床で、 正面に土壁があります。

その土壁と床の間に
約4センチほどの隙間があります。

この隙間の下は床下で、
床下の空気は通気口や換気口で
外の空気と繋がっています。

そして、1階の天井裏は 2階の床下ですから
同じ構造で繋がっていて、
更に小屋裏につながっています。

つまり、壁の中の空気は 静止した空気ではなく
外気につながった空気です。

しかもこの部屋の壁に貼ってあった
室内側に見えていた板は
厚さが4ミリほどの薄板・・・

いくら暖房しても、
壁の中が外の冷たい空気と一体ですし
小さな隙間も至る所にあるわけで
20度程度にしか上がりません。

実はこの空気の流れを止めるだけで
かなりの効果があります。
それを 気流止め と言います。

さて、断熱改修と言うと
内窓の設置を思われるかもしれませんが、
このような土壁の家で
大壁と言って壁の中に隙間があって
空気が通るような家の場合

内窓の設置だけでは
期待したほどの効果は得られません。
窓だけ断熱を強化しても、
壁の中や天井は外気の冷たい空気が
流れているのですから。

もちろん、土壁の家だけでなく、
薄い5センチ程度の断熱材が
壁の中に押し込んであるだけの家も
壁の中に隙間がありますから
同じことが言えます。

壁全面に断熱材を入れようとすると
内側の壁を全て撤去しなければなりませんが、
気流止めであれば
壁や天井の一部だけでも可能です。

断熱改修は予算に合わせて
様々な手法がありますし、
新住協の技術資料にも出ています。

実はこの家も
既に内窓だけは設置してありました。
その効果をお聞きすると
あまり実感できなかったとのこと。

壁の中が以前のままでは さもありなんです。

断熱改修は内窓設置だけでは
効果はあまり期待できません。
補助金も出ますから、
必ず断熱改修は最低限



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Last updated  2025年10月24日 08時00分06秒
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