歩人のたわごと

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2025/06/28
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カテゴリ: 読書


これで(1)~(3)を読み終えた

中国・西安からパキスタン・イスラマバードまでの
6,700キロ、40日間のシルクロードの旅の紀行文である

(1)は、西安から敦煌までの行程について書いている
この部分はたまたま行ったことがある地だったので
旅行体験の記憶が蘇り、懐かく読んだ

(2)、(3)はシルクロードの敦煌以西の旅行記であり
未知の土地の旅行記として読んだ

それでも旅の体験や旅行中の気分・感想などは
共通のものもあり、楽しく読んだ本であった



山羊の群れの夥しい鳴き声は、さしずめ
集団で登園する幼稚園児の話し声のようで
女の子をいじめている男の子もいれば
誰かの悪口を言っている子もいる。
きのうの晩ご飯の自慢をしている子もいるし
ロゲンカしあっている子もいる
といったありさまなのだ。


道中、一行が山羊の群れに出会う場面が
なんどか登場する、上記は本書(3)の
中にあるその場面の描写である

ボクにも似たような体験がある
2008年11月20日
アンナプルナサウスのベースキャンプへ
向かう途中でのことである

途中、放牧の羊の群れに出会う
二、三百頭もいるだろうか
羊飼いのおじさんが羊たちを集めて家路に着くところ
彼らのお通りが済むまでボクらはしばし立ち往生
(当日のブログ)


0604羊1
何の前触れもなかった
ボクたちが歩いていた斜面の上の方から
突然、姿を現した羊の大群に驚いた

同時に、連中にぶつかられたら
こっちは千尋の谷底へ落されてしまう
という恐怖感もいだいた

何頭もがそばを通り抜けるが不思議に
ぶつかるということがない

0604羊3
道のない斜面を彼らはお互いに
ぶつかることもなく秩序正しく
道路まで下りで列を作った

もう少し正確に書けば
身体はぶつかるのではなく
ふれあってはいるのかもしれない

0604羊4
それはこの羊飼いの見事な采配ゆえか

ほんの数分の出来事であった
奴さんたちが通過するまで
ただその場にじっと立ち尽くしていた

この場面は目に焼き付いている
ただし彼らの鳴き声とか足音とかの
音の記憶は全くないのは不思議だ





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Last updated  2025/06/28 09:09:51 PM
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漫歩マン@ Re:今週の朝日花壇(11/21) New! 最後の句、「あの子」はどこへ漂着したで…
ひろみちゃん8021 @ Re:今週の朝日花壇(11/21) New! こんばんは(^-^) >ペダルこぐ力士の体重…
神風スズキ @ Re:身近な山野草(11/20) New! Good evening.  有り得ないローラーコー…
ビッグジョン7777 @ Re[1]:身近な山野草(11/20) New! ひろみちゃん8021さんへ 子どもの頃の思…
ビッグジョン7777 @ Re[1]:身近な山野草(11/20) New! ふろう閑人さんへ これからの山歩きでは…

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