ベガルタ仙台 0
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「商売」というのは、人と人との心のやり取りです。お客さんを相手にすると、「お客さんをもてなしてあげたい」とか、「お客さんを楽にしてあげたい」などと思いたくなります。まさしく商売をする人が「鯛」の亜種を抱え込むことになります。それは、「お客さんを何とかしたい」と思うため、商売をする人はおのずと仕事をより深く覚えたくなります。それは、仕事にたいして心から愛するところまで到達するようになります。こうなってくると、「好きこそものの上手なれ」ということで、どんなにボリュームがあっても、スポンジのごとく知識を吸収することができてしまいます。勉強だって同じです。私みたいに勉強がいやだいやだ、なんて言ったら、知識を覚えることができずに、脳みそがパンクしてしまいます。いやだ、なんておもわずに、本当に楽しい!と思えるようになったほうがいいと思います。知らないことがあったときは、とりあえず「へぇ~」と思う。目からウロコが落ちるほどのものであったら「へぇ~ボタン」を連打してみる。つらい勉強の中に、知ることの楽しさを見つけてみましょう。社会人になると、覚えることは非常に多くなります。そのつど全てを暗記しようとすると、脳みそに煙が立ち込める事態に陥ってしまい非常に危険になってしまいます。しかも、暗記した知識は使わないでおくとすぐに忘れてしまいます。人間の脳みそは、一度にたくさん暗記することはできませんので、そういうことは絶対にやめましょう。まずは大学ノートを小さくしたようなメモ帳と筆記具をいつも持っておいて、必要と感じたらメモ帳に何か書いておきます。そして寝る前にそれを見返しておく。これだけを毎日続けることで、いつかは仕事がうまくいけて、達人になれるかもしれません。これはほんの小さなことですが、「ちりも積もれば山となる」というとおり、こつこつとやればいずれは大変な努力になってきます。(第38話 オールド・プラトンマン)
2011.03.03
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「サービス」という言葉があります。英語では、Serviceです。これの動詞形がServeです。さて、これの語源となった言葉は、Servantです。意味は、使用人、召使、しもべ、奉仕者・・・となっていますが、本来の意味は、「奴隷」です。つまり、下の身分である奴隷が、上の身分の者に対して何らかの仕事をするのが「サービス」となっているわけです。奴隷というのは、無理やり働かされている人間のことです。また、計算もなければ生き甲斐や働き甲斐を持たない、ただ日々をダラダラと過ごしている人間にすぎません。そんな人間である奴隷であっても、少なくともきちんと仕事をすることで社会を構成しています。しかし、どんなにかっこいい仕事についていても、どんなに高収入の仕事についても、本人に「生き甲斐」、そして「働き甲斐」がなければ、それだけで「仕事の奴隷」になってしまいます。たとえどんなに低い収入であっても、たとえどんなにかっこ悪い仕事であっても、そしてたとえ正社員ではなく派遣社員やパート社員や契約社員やアルバイトの人間であっても、仕事に積極的に参加し、自分の魂を仕事より先にリードさせた人だけが「仕事の奴隷」を克服することができるのです。私がかつて所属していた会社では、朝礼の時に「ハイの練習」をやっていました。これは、何か仕事を頼まれたときに、明るく返事をすることで職場を活気づけよう、ということで始めたものです。しかし、職場の人や社長といろいろとやり取りをしているうちに、私は、社長が「あること」を考えていることに気づきました。それは、下っ端の人間が、意見を一切言わずに、先輩の言うことをただただハイハイ言って動く「奴隷」になっていればいいんだ、ということです。つまり、下っ端の人間が奴隷のように動くことで会社は成り立つ、と考えているのではないでしょうか。しかし、奴隷になってしまった人間が仕事をするとどうなるか・・・。人間らしい仕事ぶりはできなくなります。つまり、お客様に心を向けて仕事をすることなんてできなくなってしまいます。そうなってしまうと、不正のやりたい放題となってしまいます。こんなことをすると、「信用」はあっという間に崩壊してしまいます。「奴隷」がはびこると、こんなに恐ろしいことが起きてしまいます。怖いですね。(第24話 サーバント)
2011.02.28
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