ベガルタ仙台 0
全22件 (22件中 1-22件目)
1
ということで、アクセス数も上がってきており、「これでいいだろう」なんて、自惚れてしまいそうになるのですが、ここで自惚れてしまったら、私がこのブログをやる意義というのがなくなってしまいます。そんなわけで、新年を迎えるにあたって初心に返るためにも、こんな話をしたいと思います。私は、相手とまともに会話することがままなりません。頭の中ではいろいろと頭の中で思い浮かべることができるのに、いざ相手と話しているときに限って、言いたいことが言えなくなってしまうのです。そんな私は、このブログを通して、言いたいことがきちんと言えるようになりたいと思っているのです。そのためにも、「職場の教養」を使っての取り組みを毎日欠かさずやっておりますし、その他には、様々な本をたくさん読んでは、そこで思ったことを「レビュー」としてまとめております。ここで大切にしたいと思っているのが、相手に好印象を抱いてもらえるような内容を話せるようにすることです。決して、相手を攻撃するようなことはやらないように気をつけたい、とも思っております。なかには、相手が思っていることを否定する・・・そんな論破とよばれるようなものが横行しているのですが、こういうものを私は目指すことは致しません。そういうことをしたら、会話というか話し合いというものが成立しなくなってしまい、後から武力行使されて相手からザックリと刺されるような事態になってしまいます。こうならないように、厳にやらないようにしなければならないのです。今年も、より人間的に成長できるように、これまで以上に謙虚な姿勢で、もちろん、口先だけで終わらせないように気をつけながら、一生懸命に働きつつ本をたっくさん読んでは常に考え続ける姿勢というものを持ち続けていきたい所存です。今年も一年、よろしくお願い致します。
2024.01.01
コメント(0)
ここでは、毎度おなじみになってしまった、2023年に読んだなかでの印象に残ったものを紹介いたします。まずは、櫻いいよの「交換ウソ日記」。この映画を見たのですが、「仮面ライダーゼロワン」の高橋文哉と「ボキャブライダー」の桜田ひよりが共演しておりました。この映画では、その二人がそれぞれ出演していたものがオマージュとしていくつかあったのですが、そのなかで傑作だったのが、なかやまきんに君の動画です。なかやまは「仮面ライダーゼロワン」の一番最初の怪人を演じておりましたので、それはもう声に出して盛大に大爆笑するところでした。映画館のなかで、人もそれなりにいたので、さすがに声をだすことはなかったですけれども。この「交換ウソ日記」には、全部で3作まであるうえに、櫻をふくめた数名の作家さんでアンソロジーが出版されております。そのアンソロジーのなかに、加賀美真也の「嘘色の勇気」というものがあるのですが、この一連の作品のなかでは、私にとってはお気に入りとなっております。ごくごくフツーの女子中学生が、SNS上では8000人ものフォロワーがいるほどのカリスマだったりします。そんなわけで、盛大にというか豪快にウソをつきまくっていたりして、読んでいる私としては、清々しいものがあり、ものすごく気に入ったものとなっております。次は東野圭吾の「魔女と過ごした七日間」です。こちらは「ラプラスの魔女」の続編となっております。父親を何者かによって殺された陸真は、ひょんなことから円華と出会うことなるのですが、真相を探るために、円華から「あること」をされてしまいます。これがもう・・・プププッ・・・うう・・・ここで言いたいけれど、言ったらネタバレしてしまいますので、ここでは言いませんです。是非とも読んで爆笑してくださいませ。お次は夢野久作の「ドグラ・マグラ」です。こちらは、長期休暇で読むに相応しいものとなっているほど、内容が超エゲツないものとなっております。しかし、実際に私がこの物語を読んだところ、読んだ後に鬱状態になる・・・ということはなかったです。この物語のポイントは、外見だけでなく性格も遺伝するというところです。ここさえ抑えておけば、そんなにキッツいものはありませんでした。最後は「失敗の本質」です。こちらは、なぜ日本は敗戦に追い込まれてしまったのか・・・ということを追求したものとなっており、これを後世に活かしていこう!ということで、刊行されたものとなっております。確かに話題にはなっているのですが、この本があって、日本は改善されているか・・・といったら、決してそうはなっておりませんですね。ここ最近でも、企業による不祥事は山ほど起きており、実際に旧日本軍のような事態が起きているのです。要するに、意見を言ったり報告をしても、上司が聞き入れてくれないというのがそうなのです。日本において、不祥事を起こしている企業というのは、概してこういうのが横行しているのだ・・・ということを肝に銘じて、この本を読むのがいいでしょう。報連相というのは、報告する部下の人間が守るもの・・・というのではなく、報告を受け入れる上司の人間も、きちんと守るべきものであるのです。その3に続きます。
2024.01.01
コメント(0)
毎度、このブログを訪問していただき、まことにありがとうございます。またもや新年を迎えてしまいました。いや〜〜〜〜〜、時が流れるのが速いッ!速すぎますって!1日が過ぎるのが速いのは当り前として、1週間が過ぎるのが速いですし、1ヵ月が過ぎるのもこれまた速いし、ましてや、1年が過ぎるのも・・・。そんなこんなで、このブログの1日あたりの訪問者数も、おかげさまで目標としていた400アクセスは軽く超えることができ、平均して1000アクセスくらいになっております。時たま数千になることもあったりします。それにしましても・・・5月のときには、1日で2万アクセスいったときには、我ながら驚愕を覚えてしまいました。朝の時点で軽ぅ〜く10000を超えてしまっておりましたので、「どんだけいくんだよ!」・・・なんてハラハラとしておりました。なぜそうなったのだろうか・・・なんでなんでしょうね。その2に続きます。
2024.01.01
コメント(0)
さて、今年は、こんなお話をしませう。私は、よしもとのお笑いライブに行ってきました。そこでは、テレビでよく見る芸人さんが漫才を披露してくれる・・・ということで、ナマでみた私は思わず感激を受けてしまいました。そんななか、このお笑いライブの座長となっていたのが、西川きよしです。西川といったら、長年テレビに出続けているわけですから、そりゃあもう雲の上の存在なわけです。ところが、この西川は、とにかく腰が低いのなんのって!思わず私も「もっと自信を持って」なんて感じてしまうほど、腰が超低くてエラそうな素振りはありません。まあ、長くやっておりますと、どうしてもエラそうな素振りをしてしまいがちです。後から入ってきた人をぞんざいな扱いをする・・・なんていうことは、よくありがちです。しかし、それでは、あんまりいいとは思えません。エラそうな振る舞いをして注意をしても、相手は「なんだあれは」なんて思ってしまうのです。それに、傲慢な振る舞いをしていると、自惚れというものが生まれてきます。それが成長を止めてしまうだけでなく退化へとつながっていくのです。「その2」でもお話しした「まぐだら屋のマリア」でも、同様のケースがあって、そこでは、長く続いていた老舗の料亭が、不祥事を起こして潰れてしまいます。自惚れがそうさせたのでしょう。絶対にそうならないためにも、これからもずっと自惚れることなく、謙虚な気持ちを持ち続けていって、さらなる鍛錬を積んでいきたいな、と思っております。決して無理をせずに、細く長く努力しつけていきたいな・・・と、2023年も引き続きやっていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
2023.01.01
コメント(0)
ここでは、2022年に読んだなかで、印象に残ったものを紹介します。本来ならば3冊取り上げたい・・・ところなのですが、今年はけっこうあったりします。まずは綾辻行人の「奇面館の殺人」。この物語でも、奇妙奇天烈な建物が舞台となっており、トリッキーな間取りになっているところがあります。本館と別館にわかれており、とりわけ本館のほうがトリッキーさでは群を抜いております。私はてっきり、そこで巧妙な殺害トリックが起こるのでは・・・なんて思ったのですが、結局のところ、そこでは何も起きませんでした。この点が、ダマされたなぁ〜・・・と、頭をかいたところです。その後、2022年が終わるころにも、同様に読書でダマされてしまうことが幾度かあるわけで、今年はある意味当たり年だったな・・・なんて苦笑いしております。お次は有川浩(現:有川ひろ)の「空飛ぶ広報室」。ここでは、航空自衛隊の広報室が舞台となっており、航空自衛隊にまつわる喜劇をオモシロおかしく描いております。そんななかで、自衛隊というと、どうしても軍隊というイメージを持ってしまいます。いつしか戦争でもやってしまうのではないのか・・・なんて思ってしまいます。しかし、すべての自衛隊は、専守防衛を信条としており、武力を用いて戦闘をしよう・・・ということは決してしないようにしているのです。現在、諸外国が物騒なことが起こっているような状況で、憲法を変えよう・・・という動きがあるのですが、自衛隊こそが憲法をきちんと遵守(じゅんしゅ)しておりますので、変える必要は一切ないのでは、と思っております。おつぎは、青柳碧人の「浜村渚の計算ノート」シリーズ。今では、国内外のおとぎ話をモチーフとしたミステリーが話題となっておりますが(註:赤ずきんちゃんをモチーフとした物語が映画化されるそうです)、その作家さんのものです。以前、1作目を読んだのですが、そのほかに多数の作品があり、「これはいつしか読まねば・・・」なんて思っておりました。そんなわけで、ようやく全ての作品を読み切ったので、ちょっとはホッとしております。お次は森見登美彦の四畳半シリーズ。「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「新釈 走れメロス他4篇」「四畳半タイムマシーンブルース」です。これらの物語の表紙は、中村佑介によるキュートな絵柄となっており、東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで」と同様に、「いつかは読んでみたい」と思っていたものです。「四畳半タイムマシーンブルース」がアニメ映画化されるのを機に、こうして読んでみた次第です。原田マハの「まぐだら屋のマリア」。原田の作品は食べ物をメインにすると、ものすんごく泥臭いものになってしまう傾向があるのは否めませんが(ぉぃwww)、ここでは、主人公が勤務していた老舗の料亭が、様々な不祥事を起こして潰れてしまう・・・というのがありました。いくら長くやっているとはいえ、それを当り前だと思ってしまったがために傲慢になってしまったのが、最大の要因です。いつもこのブログ上でお話しているのですが、謙虚な姿勢を持つことが、いかに大切であるか・・・それを痛感した次第です。伊坂幸太郎の「マリアビートル」。この物語では、東北新幹線の「はやて」が舞台となる、暗殺者たちの大騒動を描いたものです。海外でも評判となっており、イギリスのとある賞にノミネートされただけでなく、「ブレットトレイン」という名でハリウッド映画化されております。多数の暗殺者たちが立ち替わり入れ替わり暗躍する姿は、思わず手に汗握る展開となっており、たしかに海外でも評判になるな・・・と感じました。とはいえ、コドモがオトナを舐めちゃいけない・・・ということです。オトナを舐めたが故に、取り返しのつかないことになってしまったようです。相沢沙呼「ロートケプシェン、こっちにおいで」。「午前零時のサンドリヨン」の続編で、顔をポッとしながら甘ずっぺえ思いをして読んでおりました。このなかで傑作だったのは、水着の写真集騒動。同級生から託された水着の写真集・・・これが学校の封筒に入っていたわけですが、それ胸に抱きしめてニヤニヤしながら歩いていたら、廊下の曲がり角で女子生徒と鉢合わせになってごつんをしてしまい、その女子生徒が持っていたものと取り違えてしまったのです。これによって身の危険にさらされた主人公は、どうにか取り戻そうとして奮闘することになってしまうのです。このやりとりが、ニヤニヤどころかジュース噴きながら爆笑してしまいましたよ。同じく相沢沙呼の「Medium〜霊媒探偵 城塚翡翠〜」。こちらは2022年にテレビドラマ化されました。三つの殺人事件が起こるのですが、その後で、この事件の真相の真相というものが暴かれることになり、思わず驚愕するところとなります。そればかりではなく、主人公の翡翠が高校に潜入することになったとき、セーラー服を着た翡翠を見た写真部の女子生徒がオッサン化してしまった・・・というのが、私のツボにハマってしまいました。ドラマ化では、そこをきちんと再現してほしかったな・・・願わくば、獲物を前にした飢えた狼の如く、もっとエゲツない行動をとってほしかっt・・・いや、なんでもありません。最後は、加納朋子の「ななつのこ」。一見したら、殺人が一切おきないばかりか、ほっこりするようなものとなっているのですが、ミステリとして見てみると、いくつかある物語の真相が、最期の最後で明白になり、思わずアッと言ってしまいます。これが、先述の相沢に影響を与えたようで、「Medium〜」にも、その片鱗を垣間見ることができます。その3に続きます。
2023.01.01
コメント(0)
いつもこのブログを読んでいただき、まことにありがとうございます。今回は、エラく長くなりそうなので、三つにわけます。まずは、2022年を振り返ってみましょう。2022年は、雪の元旦で始まったわけですが、いろいろとあった1年でした。まずは3月には大きな地震がありました。立ってられないほどの大きな揺れでした。数日間仕事にならない状況となってしまいました。しかも、いつも通っている道路にある水道管が破裂したようで、こちらも長期間にわたって迂回することにもなってしまいました。それと、コロナ禍もなかなか収束しませんでした。これまでもそうとうひどかったのですが、それ以上のものがあったりします。さすがに私は感染してませんでしたが、それでも濃厚接触者となってしまって1週間は休まざるを得ませんでした。2023年も収束しないばかりか、インフルエンザも流行しそうだ・・・ということで、こちらも気をつけていかなければなりません。それと、亡くなる人がいるのは致し方がないのですが、知っている有名人が立て続けに・・・というのも、ショックを受けてしまいます。これだけ時間の流れが速くなってしまっている、ということなのでしょう。2023年も大変な年になりそうな感じがしますが、できることならなんとかしたいな・・・というのがホンネであったりします。その2に続きます。
2023.01.01
コメント(0)
新年あけましておめでとうございます。アッという間に新年を迎えてしまいました。新年を迎えたな・・・と思いきや、1月がアッという間に過ぎ去ってしまい、もの凄く寒いのがなくなったかなと思いきや暑くなっては体調に変調をきたしてしまい、涼しくなってきて体調が元に戻ったかな・・・と思いきや、今度は寒くなって12月を迎えて一気にせわしなくなって今日に至る・・・ということで、1ヵ月が1日で終わってしまうと感じてしまうくらい、1年が恐ろしいほどの速さで過ぎ去ってしまいました。そんなわけで、まずは数多く読んだ本の中から3冊を取り上げていきたいと思います。グッときたいいものも数多くありますが、ここはヘソを曲げてオモシロく感じたものを取り上げていきますッ!まずは東野圭吾の「危険なビーナス」。2020年の秋にテレビドラマ化されたものです。主人公が婿として入った家での遺産相続を巡る陰謀がメインになるのかな・・・と思ったのですが、実際にはそちらのほうはメインではなかったです。まったく違った一件がメインとなっていたようですが。ここで特筆すべきは、ラストのオチです!この物語には、弟の嫁が登場するのですが、みょ〜に軽いところがあったりします。その嫁が最後の最後で・・・まあ、これに関しては、最初から読み始めていっていたほうが、グッとオモシロく感じること請け合いです。お次は嵐山光三郎の「猫のほそみち ノラ猫俳句旅」。こちらは小林聡美の「わたしの、本のある日々」で紹介されたわけですが、そのなかで、後半、ノラは猫友と猫語がわかる人間と芭蕉の憧れの地、松島へ旅する。そしてそこで出会った、猫と話せる人物とノラとの意外な関係が明らかになり、旅の本来の目的に着地するのだった。とあり、「ここに来たのかよ!」と、思わずツッコミをいれてしまいました。実際に読んでみると、ほんのちょっと・・・どころではなく、かなりガッツリと描かれておりましたので、地元のお寺を思い出しながら読んでいきましたよ奥さんッ!最後は相沢沙呼の「マツリカ・マジョルカ」「マツリカ・マハリタ」「マツリカ・マトリョシカ」の三部作。マツリカとよばれる女子高生が身近に起こったちょっとした事件を解決する・・・というもの。死人が出てくるのですが、殺した犯人を捜し出す・・・ということは一切ありません。このなかで特筆すべきは、主人公のウブな男子高生をマツリカが弄ぶ・・・というか、魅惑させていく・・・というところ。マツリカが入浴しているところをあっけらかんと見せてしまったり、せま〜いロッカーのなかでふたりっきりで入っては我慢比べをしたり・・・高校生時代には女性に全く縁がなかった私にしてみれば、非常にうらやましく思ってしまうところではありました。ということで、今年はど〜しようかなぁ〜・・・と思うのですが、今年はこういう目標をたてたいと思います。それは、絶対に自惚れないということです。これは、このブログ上でよく言っているものではあるのですが、改めて心に誓おうと思っております。私は、職場ではそつなくこなせるようになり、順調に働くことができております。それに、このブログでは、目標としている1日のアクセス数が400を越えるようになり、ここ平均では750・・・といったところとなっております。1回だけ1000アクセスを越えたことがありました。こうなってくると、「俺はこれでいいんだ」なんていう思いが頭をよぎってきます。すると、毎日欠かさずやっていた努力というものをやらなくなり、仕事でも「長くやっているからこれでいいんだ」という思いが出てきます。こうなってくると、成長は止まって退化が始まるのです。やがては周囲に悪い影響を与えることにつながってしまうのです。そういうことにならないように、これからもさらなる謙虚な気持ちを持たなければならないのです。そのうえで、いつもの努力を自らに課して、今受け持っている仕事をいつものように淡々とこなしていくしかありません。このブログもとくに変えるところは一切ありません。ちまちまと更新しては、ちまちまと本を読み、ちまちまと記事を書いてはちまちまと更新する・・・この繰り返しをしているにすぎません。ものすんごくクッソつまんないことをこれからもやり続けていきます。そんなこのブログをこれからもご愛顧いただきますよう、よろしくお願い致します。
2022.01.01
コメント(0)
明けましておめでとうございます。いつもこのブログに訪問していただき、まことにありがとうございます。まずは前年に読んだ本の中で印象深かったものを三つとりあげます。まずは森田季節の「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」。これがアニメ化される・・・ということですが、現時点ではまだ放送はされていないようで、今年中に放送される予定になっているみたいです。主人公は高原の魔女として村人に慕われているアズサなのですが、前世は東京でOLをしておりました。ただ、連日にわたっての深夜にわたる残業はあたりまえ、休日出勤も辞さず、ろくに休日がなくて休むことができない状況となってしまい、過労死してしまいます。まあ、私も同様のことを経験しておりますが、さすがに過労死まではいっていません。とはいえ、今の職場においては、忙しくなってきていることもあり、残業を余儀なくされています。ただ残業するだけならいいのですが、残業しない週というのがなかったり、毎週月曜が残業デーになってしまったりと、私に思いっきり負荷がかかりすぎてしまっています。その結果として、健康診断にひっかかってしまいました。医者に行って治療することにします。作中では、その反省としてスローライフを実践しているわけですが、ここで勘違いしてはいけないのは、なにもしないでただぼ〜〜〜〜〜っとしていい・・・というわけではありません。自分のためになんらかの努力をし続ける、という姿勢を持たなければなりません。できれば、自分に過度な負荷や負担がかかるとか、無理をする・・・というものは、できるだけ控えるようにして、気軽な気持ちでできるものをやっていくのです。そういった軽めのものを毎日欠かさずやることが、いずれは自分の成長へとつながっていくのかもしれません。二つ目は、岡崎琢磨の「喫茶店タレーランの事件簿3〜心を乱すブレンドは〜」です。切間美星は、念願だったバリスタ大会に出場することになります。ところが、そこではドロドロとした人間感情があったようで、非常にギスギスしています。こういうことって、よくあるもので、私も同様の経験をしたことがあります。このバリスタ大会に出場した美星は、やっぱり憧れは、中に入ってみるものじゃありません。外からながめて楽しむのが一番ですと語るのです。人間誰しも、憧れというものを持つことはよくあります。アイドルだったりお笑い芸人だったり。しかし、実際にそのなかに入ってみると、自分が思っていたイメージとはまったく違うものがそこにあり、幻滅してしまうことがよくあったりするのです。そんな失意を持つくらいならば、憧れは憧れのままとして、そのまま心にしまい込んでしまったほうがいいのかもしれませんね。最後は原田マハの「デトロイド美術館の奇跡」。デトロイド市の財政破綻によって、デトロイド美術館所蔵のコレクションを売却する・・・という事態が発生します。それに心を痛めた、いち小市民のフレッド・フィルが、なけなしのお金を美術館に提供するのです。そこから事態は大きく動き出していきます。宮城でも、同様の事態が発生しました。宮城県美術館が病院の跡地に移転する・・・というものです。図書館の建物自体の老朽化が理由だったようです。しかし、これがエラく大問題になってしまったのです。宮城県美術館の裏には庭があり、そこは広瀬川に面しています。そんな杜の都にふさわしい美術館をわざわざ移転させるのは、じつにもったいない!・・・と、この場で話したのですが、実際にはそれだけではなかったようです。この美術館を設計したのは前川國男です。ル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドのもとで学んだとのことで、モダニズム建築の旗手として、第二次世界大戦後の日本建築界をリードしたそうです。その経緯があったこともあり、建物自体の価値も所蔵コレクションなみに非常に高いものとなっていたようです。結果として、県は移転を断念することになりました。もともと老朽化をしているとのことでしたので、改修することになったようです。日光東照宮といった、歴史上に価値のあるものが、老朽化したからといって取り壊される・・・ということはまずありえないわけですね。世界の美術館や博物館だって、築100年以上経過しているものがけっこうあったりして、それだけも訪れる価値がある・・・というものです。杜の都にふさわしい美術館が存続することになり、ホッとした気持ちでいっぱい・・・それが私が抱いている実感です。さて、2020年はとんでもない年になってしまいました。コロナウイルスがここまで猛威を振るってしまっています。コロナウイルス自体が変異しやすいようで、中国の武漢で発生したタイプとはまったく違うものが現在猛威を振るっているようです。うがいのほかに、手洗いやマスクをして予防に専念するように心がけていても、それでも裏をかいて襲いかかってくるのです。まさに疫病にふさわしい、そんな恐ろしいウイルスです。そんな状況のなかで、ある新聞社が、100年前に発生したスペイン風邪を報じたものを特集として取り上げていたのですが、これがものの見事に今とまったく同じことが起きていたのです。今に生きる我々も、100年前の人たちも、おんなじ人間なわけで、やることはまったく同じなんだな・・・と思ってしまうのです。そんなわけで、われわれがやらなければならいのは、歴史をひもとく・・・ということです。過去をひもといて、「こういうことがあったんだ」と思うだけではダメなのです。その過去の出来事・・・そのなかでも、あまりよくない出来事をとりあげて、どこに問題があるのかを調べあげ、本来どういう行動を取るべきだったのかを考える・・・という、本来タブーとされている「歴史上のif」というものを実践していかなければならないのです。それが「歴史を学ぶこと」の本来の意義だと私は思います。今年もまたコロナウイルスが猛威を振るうことになるかもしれません。特効薬がない現時点であっても、自分ができることを泥臭く実践するほかないのかもしれません。今年もマイペースで更新し続けていきますので、引き続きよろしくお願い致します。
2021.01.01
コメント(0)
いつもこのブログを訪れていただき、まことにありがとうございます。本来ならば、「あけまして・・・」といきたいところですが、身内に不幸がありまして、そういった挨拶は遠慮することにします。まあ、インフルエンザというものは恐ろしいものがありまして、一度体内に入ったら大いに悪さをして、死に至らしめることがあるわけです。外出する際には、十分に気をつけなければならないですね。さて、前年も数多くの本を読み続け、更新した数もかなりのものとなり、ブックレビューだけでも1000を軽く超えてしまいました。前年に読んだもののなかから三つを取り上げたいと思います。まず一つ目が、山本周五郎の「樅の木は残った」。大河ドラマにもなった作品で、仙台藩が舞台となっています。てっきり仙台藩だけでの話か・・・と思ったのですが、江戸も舞台になっています。そればかりではなく、松島にある湯ノ原温泉まで舞台のひとつになっております。私にとっては、まさに地元中の地元です。前年だけで何度そこを利用したことか・・・。歴史のみならず、作品に思いを馳せながらそこを通ったり利用するようになりました。二つ目が、青柳碧人の「むかしむかしあるところに、死体がありました。」。本屋さんで見つけたものですが、早乙女ケイ子が描いた表紙がインパクトあります。私は、それで一目惚れをして、即座に買ってしまいました。パッと見てみると、日本の昔話をもとにしたミステリー小説となっております。で、実際に読んでみると、本格的なストーリーとなっており、なおかつ、それぞれの話が意外な展開を迎えたり、ストーリーの構成が今まで読んだことのないものであったりと、ミステリーの醍醐味を「これでもか!」と言わんばかりに味わうことができます。三つ目は、蒼月海里の「幻想古書店で珈琲を」。こちらも、本屋で見つけたもので、表紙のゴージャスな雰囲気にメロメロになって買ってしまいました。こちらは、ある古書店に訪れてくる客が、外国の文学作品に触れて、人間の絆というものを作りあげていく・・・というものになっています。読んでいるうちに、心がほっこりしてきます。全部で7巻で構成されているのですが、それを読み切ったあとに、元ネタとなった作品を全て読む!という暴挙を敢行し、完結させました。これによって、外国文学の良さを見いだすことができ、以後、そういったものを読むようになり、読書の幅が拡がっていきました。・・・昨年は様々な不祥事がありました。あるお笑い事務所でのヤミ営業の一件がありました。政治家のものもすさまじいものがありました。証拠隠滅をおおっぴらにやってのけたりしています。そのなかで、あまりにもひどかったのが、教師による教師へのいじめです。学校では、いじめが横行しています。これは、生徒や児童の間のものです。それを指導するべきなのが、教師のはずです。しかし、その教師がいじめをするというのは、「いじめをしてはいけません」と指導するべき人間がいじめをするということになります。絶対にあってはならないことです。学校で教えることは、本来、「正しいこと」を教えるところです。つまり、言い換えれば、「正義」である、といえますね。ただ、この「正義」というものは、「はき違え」をすることがよくあるらしく、それは歴史が証明するものだったりします。幕末に新撰組というものがありましたね。そこで掲げている旗には誠というものが書かれています。その新撰組が何をやっていたか・・・というと、人をズバズバと斬り捨てていたわけです。もうこの時点で悪いことをしてしまっているわけですが、「正義」の名のもとでは、それがまかりとおってしまっているのです。戦争もそうだったりしますよね。自分の国が正当であるからこそ、人を殺しても許される・・・なんていうことがあったりします。本来、そういうことをしたら、自分の命がなくなっても仕方がないのですが、それがこうして許されてしまうのです。そういうのがあると、「正しいこと」ってなんだろうな・・・と思うのです。大人が「こういうことをしなさい」ということを忠実に守ることが「正しいこと」とされるけれど、その言いだしっぺの大人が「正しいこと」をしていなかったら、「正しいことって何なんだ?」と思ってしまいます。「そんなのやらなくっていいじゃないか!」と思ってしまって大人に成長してしまい、あとから来た子供に「正しいこと」を教え、自分はやらない・・・なんていうことになるのでしょう。こういったことは、非常に難しいものがあるのかもしれませんが、なにがなんでも「正しいこと」を追求しすぎたり押しつけたりすることなく、ある場面では「正しいこと」を通し、ある場面では見逃してやる・・・というような「良識」というものを持ち合わせていったほうがいいのかもしれません。「正しいこと」ばかりを追求することで、かえって世の中がギスギスしてしまう恐れがあります。そうならないためにも、「正しいこと」とはどういうものかを自分自身で考えつづける姿勢を持ち合わせていかなければなりません。・・・と、「自分の思っていることがうまく書けてない」ということで頭をかいてしまうほど、だらだらとあれこれと書き綴ってしまいましたが、それだけ、「正しいこと」を追求することは非常に難しく、デリケートでもあり、奥が深いのかもしれません。今年もこのブログの取り組みをやり続けていって、答えのないこの問題に向き合っていきたいと思っております。今年もよろしくお願いいたします。
2020.01.01
コメント(0)
いつも訪問していただき、誠にありがとうございます。会社を辞めた時、ならびに東日本大震災の時以外は、毎日欠かさず更新し続けております。しかし、我が身において、やんごとなき事情があり、そのためにこのブログを更新できない日があります。数日続けて更新しない・・・ということはありません。また毎日欠かさず更新できるとは思います。以上、よろしくお願いいたします。
2019.12.24
コメント(0)
あけましておめでとうございます。毎度このブログにご訪問頂き、誠にありがとうございます。本題に入る前に、昨年に読んだ本のふりかえをしたいと思います。まず、京極夏彦から1冊。某本屋で、ひときわ異彩を放つブ厚い本に一目惚れして読むようになりました。中禅寺秋彦を筆頭とする百鬼夜行シリーズはひととおり読みました。それに、「ヒトごろし」やら「どすこい(仮)」やら豪華装丁版の「狂骨の夢」やらと、禍々しい凶器(褒めております。悪意はありません。愛着を持っております。)をも読破せしめました。そのなかからグッときたのが、「書楼弔堂〜破曉〜(しょろう とむらいどう はぎょう)」。読みたい本を求めている人に本を薦める・・・という物語なのですが、お涙ちょうだいやら胸キュン、それに激アツ・・・そういった要素は一切ありませんが、それでもグッと心に沁みいるものがあってホロリとできます。つぎは、東野圭吾から。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を映画で見て以来、東野作品にゾッコンとハマってしまい、数多くの作品を読みまくりました・・・が、それでもまだまだ全てとはいいきれません。地元宮城が重要な地となる「祈りの幕が下りる時」もよかったのですが、今年の1月に公開される「マスカレード・ホテル」には口をアングリとしてしまいました。結末が凄すぎて・・・。しかし、それを上回るものがありました。それは、この作品の3作目である「マスカレード・ナイト」です。口をアングリとさせる結末は相変わらずなのですが、それよりも驚愕したのは、事件の真相ならびに動機です。この部分だけでも、そうとう大きな風呂敷を広げまくっております。仮にこれを映画化するとしたら、はたして2時間で納まりきれるのか?・・・と、疑問を抱きつつ期待をしております。最後に宮部みゆき。こちらは、京極夏彦と一緒にホームページを運営しているのですが、その京極からパロディーの餌食にもされています。それが「理由」。タワーマンションでの殺人事件の真相をルポタージュ形式としてまとめた物語です。その宮部みゆきの作品で唖然としてしまったのが、「レベル7」です。てっきり、「R.P.G.」の続編かと思っておりましたが、この話はこれだけで完結してしまい、「レベル7」ではまったく違った話になっております。で、読み進めているうちに、地元の松島や仙台が登場してきたりしております。さすがに悪徳医者の出身地は偽名となっておりますが、これは間違いなく松島のことに間違いないですッ!これで盛大にジュースを噴いてしまいましたので、ジュースをおごってもらいたいくらいです(ジョークですのでそうしなくてけっこうですよ)・・・それはさておき、本題に移りたいとおもいます。今年は元号が変わる・・・ということで、歴史の話をします。私は「銀河英雄伝説」を改めて読み返しました。銀河帝国を相当するラインハルトと、宇宙惑星同盟の若き指揮官ヤン・ウェンリーとの対決を描いた長編小説です。パッと見は、宇宙を舞台にした戦争物語であり、麗しきラインハルトをはじめとした有能な人たちが活躍する物語でもあるわけです。しかし、私は、この物語から、「歴史を学ぶことの大切さ」を読み取りました。この物語に、作者は、歴史を学ぶことを強調しています。特に、「政治に無関心になるな」とも語っております。そのほかにも、歴史から学び取ることができるのではないか・・・と思うのです。一例を挙げれば、ほかの惑星に移住した人たちが地球を見放すことになったのは、地球がよほどのヒドいことをやらかしたからだ・・・というものです。移住した人たちに単一作物栽培を強制されたあげく、作物を安く買いたたかれたうえで、「彼ら自身の無能さに責任がある」・・・なんて言われたらどう思いますか?相当頭にくると思うはずです。こうした、身近に感じることができる事象が、この銀河英雄伝説にいくつかあります。これは架空の物語ではあるのですが、実在の歴史であっても、同様のものがあるはずです。歴史を築き上げるのは人そのものです。それだけに、欲望を抱いたり、相手を妬んだり、憎しんだり、怒りを抱いたりするわけです。その結果として、事件や戦争が起きたりするのです。しかも、タチの悪いことに、いつの時代であっても、全く同じ事を繰り返してしまうのです。そんなことをしないためにも、歴史というものを学校で学ぶことになっている・・・のですが、残念ながら、やっぱり歴史を繰り返してしまうのです。まずは歴史というものを身近に感じて、歴史上の人物であっても我々と同じ人間であることを認識し、歴史上の人物が相手を妬んだり、憎しんだり、怒りを抱いたりしてしまったのが原因で事件を起こしてしまったのならば、その事件を回避するためにはどうすればいいのかを想像する・・・つまり、研究するのもいいのかもしれません。「歴史にifを持ち込むのは禁物なのだが・・・」なんて言われることがありますが、私は、それこそが歴史を学ぶこと・・・いや、研究することの意義だと思います。そういうことをやり続けていって、自分の行動に活かせばいいのです。今年も、これまでと変わらずぼちぼちと続けて行きますので、よろしくお願いいたします。
2019.01.01
コメント(0)
新年あけましておめでとうございます。2017年は、いろいろあった・・・と同時に、やっぱりと言ってもいいですが、アッ!という間に過ぎ去った1年でもありました。それに加えて、夜勤一辺倒だった勤務体型が、夜勤→遅番→早番のシフトチェンジに戻りました。遅番の週は、さすがにキツく感じました。こんなかんじに週ごとにシフトが変わると、やっぱりキッツいものがあるのか・・・と思いがちですが、意外にも読書をする時間を作ることができたので、結構な数の本を読みまくることができました。その結果として、ブックレビューはこの1年だけで100を超えたかもしれません。今後の予定として、京極夏彦の1300ページを超えるかなりブ厚い本2冊を筆頭として、ブ厚い本をいくつかストックしておりますので、読了するペースは遅くなる恐れがありますが、それでも果敢に挑戦していって、ブックレビューという形でご披露することができればいいなぁ・・・と、思っております。さて、そんな意気込みを込めて、NHKラジオ英会話2017年7月号の講師挨拶から、O・ヘンリーのアドバイスを取り上げたいと思います。O・ヘンリーは「短編小説の名手」とも言われており、アッと言わせるほどの意外な結末で終わる作品が多いことから、その結末を「O.Henry ending」と呼ばれることがあるそうです。そんなO・ヘンリーは、短編を書くためのアドバイスとして、こんなことを語っています。I'll give you the whole secret to short story writing.Here it is.Rule 1: Write stories that please yourself.There is no Rule 2.(短編を書くための秘密のすべてを教えましょう。こうなります。ルール1:自分自身が楽しめる物語を書きなさい。ルール2・・・はありません)意外にもアッサリとしたものではあるのですが、しごく大切なアドバイスである・・・といえるでしょう。自分が読んでみて「これは面白い!」というものが一番です。しばらく経って読み返しても「やっぱいつ読んでもこれは面白いや!」と思えるのが最高です。逆に、「なんでこんなもん書いちゃったんだろう」とか「うわっ!こんなの恥ずかしい!即刻削除しなくては!」と思ってしまったらダメなわけです。読んでもらって面白い!・・・と、第三者が認めてくれる以上に、まずは自分自身が認めることができるようなものを目指していきたいものですね。今年もアッ!という間に過ぎ去ってしまうのかもしれません。そんな状況ではあるのですが、これからも一生懸命働きつつ、自分自身を磨くことも一生懸命やり続けていきますので、今年もよろしくお願いいたします。
2018.01.01
コメント(0)
いつもこのブログにご訪問いただき、誠にありがとうございます。私の誕生日は5月13日なのですが、2016年においては、なんとこの日が唯一の「13日の金曜日」でありました。しかも、さらに追い打ちをかけるように、「仏滅」でもあったわけです。某SNSを見てみると、私と同じ誕生日の人たちが全員そういう状況を嘆いていました。そういうのを読んで、「おお、同士よ!」と心の中で叫んだのはナイショです。まあ、オイシいネタになった・・・ということで、これでヨシとすることにしましょう。さて、このブログを始めてから6年が経ちました。それと同時に、以前の職場をドス黒い罠に嵌められて辞めさせられたのも同様に6年が経ちました。そういうことがあった以上、インターネット上・・・とりわけこのブログ上に実名を挙げたり、実際にその職場に出向いて報復行為をしたりしたくなるわけですが、それをグッとこらえてきました。そんなことをしてしまったら、悪くなるのはその職場のほうではなく、私のほうになってしまいます。そうなってしまったらたまったもんではありません。過去に実例があるだけに、そういうことは絶対にやらないようにしてきました。その代わりとして、過去に体験したことを絶対に忘れることなく、まさに臥薪嘗胆の想いで1日たりとも欠かすことなく様々な努力や研鑽をし続けてきました。そんなわけで、新しい年になっても過去に受けた屈辱を絶対に忘れず、なおかつこれからも努力し続けていきたいと思うべく、今回は「臥薪嘗胆」という言葉についてお話ししたいと思います。臥薪嘗胆・・・「薪の上で寝ること」と、「肝を嘗める」ということで、いずれも過去に受けた屈辱を絶対に忘れないようにして努力を重ね、いつしか屈辱を晴らしていく・・・ということをいいます。それでは、薪の上で寝たのは誰か・・・というと、中国・呉の国の王であった夫差(ふさ)です。父親であった闔閭(こうりょ)は、越という国から攻撃を受け、その復讐として越に乗り込んで戦いをしたのですが、その時の戦いで怪我をして、後に死んでしまいます。その父のために、国の軍隊を強くしていったわけですが、夫差自身も屈辱を忘れないために薪の上に寝ていたわけです。そして3年後に呉は越を打ち破ることになります。一方、肝を嘗めたのは誰か・・・というと、こちらは越の国王であった勾践(こうせん)です。夫差によって破れた後に退却を余儀なくされ、以後夫差が所有している馬小屋の番人されるなど、屈辱を受けたわけです。その後、越に戻ったわけですが、こちらも国の軍隊を強くしていったと同時に、勾践自身は一番苦いと言われる胆(きも)を嘗め続け、こちらはなんと20年後に呉を打ち破ります。夫差は降伏しようとしたのですが、勾践はその条件として王への復帰を認めなかったため、自殺をすることになりました。・・・とまあ、こうしてみてみると、夫差・勾践ともに屈辱を受けてそれを忘れないようにして努力し続ける訳ですが、屈辱が晴れて大願が成就してしまうと、その屈辱を忘れてまったうえで満足してしまい、努力もしなくなってしまいます。そうなってしまうと成長が止まって退化がはじまってしまうのです。翻ってみて、私は待遇が良くなっているとはいえないものの、ある程度の成果を出せるようになり、なおかつ、ささやかながらも貯金もできるようになってきました。しかし、それで満足しては絶対にいけないのです。ちょっと良くなったからといって満足してしまい、努力することを忘れてしまっては、私のような小人物は、ちょっとしたことで瞬く間に淘汰されてしまうことになるでしょう。ですので、ちょっと良くなったからといっても絶対に自惚れることなく、常に謙虚な姿勢を持って努力研鑽する姿勢を、これからもずっと持ち続けて行かなければならないのです。2017年も、もしかしたら大変なことが起きるのかもしれませんが、それはそれで乗り越えるように真摯な気持ちで対応し、より自分自身を成長できるようにしていきたいな、と意思を固めて取り組んでいく所存です。そのためにも、いつものペースで更新し続けていきます。というわけで、本年も、なにとぞよろしくお願いいたします。
2017.01.01
コメント(0)
新年あけましておめでとうございます。2015年は、新年早々にラジオ収録を外で見ていたのが原因で風邪をひいてしまい、いったん治ったものの再び5月にぶり返してしまった・・・という出来事がありました。熱の出ない風邪は医者に行くべきと心に誓ったものです。また、例年通り激烈な暑さにやられてしまいました。もっと栄養をつけて暑さに負けないようにしようと、こちらも何とかしようとやっきになっているところです。そんな1年でしたが、実質12月30日まで仕事でしたので、余韻に浸ることなくアッ!という間に終わってしまった印象があります。さて、このブログを始めてから5年が経過しました。それと同時に、倫理研究所の事務所をしている会社からドス黒い罠に嵌められて辞めさせられてから5年が経過しました。本格的に読書を始めたのも5年。DSによるペン習字を始めたのも5年になりました。その後に始めたDSによる暗算練習は4月に3年になります。おかげさまで職場では充実した雰囲気の中で仕事ができるようになりました。こうした活動をしていると、どうしても「これでいいんだ」という思いがもたげるのですが、絶対にそう思ってはいけないと私は思っています。今の現状に満足してしまうと生活がダラケきってしまって自己研鑽をしなくなってしまいます。そうなると「自惚れ」が芽生えてきて、次第に傲慢になってしまうものです。こうなってくると自分の成長が望めないばかりか退化の一途を辿ってしまいます。そうならないためにも、まずは自分が経験した出来事を改めて振り返ってみなければならないのです。自分がどんなにつらい、悲しい、悔しい思いをしてきたかを。それを踏まえて自分は将来どういう人間にならなければならないのかを再確認します。そのうえで今後どういう行動をとるべきなのかを考えて実践していくのです。何かを始めるときは謙虚な気持ちで取り組むのですが、次第に謙虚でなくなってくるものです。5年という時間が経過した今だからこそ、さらに謙虚にならなければならないなと実感しています。これからも数々の失敗をするかもしれません。そう考えると傲慢になる暇なんてないと思うのです。もっと謙虚になってさらに学習していく姿勢を持ち続けること・・・それが自分がやらないければならないことです。今年も更新方針は変えることはありません。しかし、自分の成長のために、さらには話したり書いたりする内容を、さらに聞かせる・読ませることができるように今年もさらなる精進を重ねていく所存です。この1年、またのご愛顧よろしくお願いいたします。
2016.01.01
コメント(0)
新年明けましておめでとうございます。この新年の挨拶を書くのも5度目・・・ということは、このブログを4年以上も毎日欠かさず続けている、ということになります。本来飽きっぽい私の性格ではあるのですが、こうして懲りずに長続きしているのには、我ながら呆れかえっているというか、よくやっているよ・・・などと思ってしまいます。昨年話題になったもののひとつとして、野々村議員の号泣会見がありました。会見の席で突然号泣する様子は、嘲笑の格好のターゲットとなったことでしょう。しかし、私はこれに関して笑うことは決してありません。なぜなら、これよりももっとひどい醜態を演じたことがあるからです。会社の規則を守ることなく大きな顔でのさばっている大先輩を注意したばかりに、職場から陰で悪口を言われ続け、嫌がらせを為れ続け、その上で職場からドス黒い罠に嵌められたのです。その時は、当時35歳・男である大の大人が、本来社会人として振る舞わなければならない神聖な職場で、駄々をこねる子供のように号泣したのです。さながら断末魔の叫びを叫ぶように・・・。その結果として、社長から厳罰に処されて退職届の提出を強要されたのです。助けを求めようとして警察や労働基準局に相談したのですが、助けてくれることはありませんでした。そして家族でさえも・・・。一生懸命働いて努力しても報われず、残念ながらそうなってしまった場合、「もう働きたくない」と思ってずーーーっと引きこもりになってしまうか、はたまた仙台のアーケード街で刃物を振り回して無差別殺人をしてしまいかねませんでした。後者が実際に発生してしまったら、今頃は死刑判決を待つ身になってしまったかもしれません。しかし、たった一人の友人の、「まだまだなんとかなる」の一言でそういう事態を回避することができ、現在に至るまで毎日欠かさず努力し続け、一生懸命働くことを決意することができました。たとえどんなことがあっても、そしてたとえどんなことを言われようとも・・・。私は、その職場に対しては報復や復讐する気はさらさらありません。「見返したい」とも思いません。その職場に対しては、ただひとつの想いがあるだけです。それは、「そんな人間には絶対なりたくないし、ましてやそんな職場には絶対にしたくない」たまにその職場の前を通ることがありますが、今でもヌケヌケと業務をしているようです。だからといって、ここでその職場の名前を公表することはありませんし、「さあみんなでその職場に誹謗中傷をしよう!」などとは言いません。ただ、私は、その職場で作られた箱に入っている「食べ物」と呼ばれる「モノ」にはぜったい口にすることはしません。なんたって、お客様から直々に「お宅様が作られた箱にはドス黒い悪意がこもっている」と言われましたから。掃除をしようとしたら大先輩に「そんなことはどうでもいい」と言われて妨害されましたので、箱の中にゴミが入り放題です。また、大先輩は「工場内着帽厳守」と言う決まりを守らずに帽子を被らなかったのですから、箱の中には髪の毛の1本や2本が入っていることがあります。しかも、大先輩が指を舐め舐め作業をしている時に「指サックをして下さい」と言ったら、「先輩に指図をするな!俺は長いことやっているからそんなものは必要ない!」とのたまわれたので、その箱には大先輩の唾がもれなくついています。そういう経験をしているわけですから、現在取り組んでいる職場では絶対に自惚れることはありません。うまくいっても「勝って兜の緒を締めよ」の想いで気を引き締め、ダメだった場合は「どうしてダメだったのか」を追求するようにしています。また、現在非正規社員として働いており、昇給・ボーナスがない状態であっても、それでも必死に働いています。それは、昨年読んだ本に書かれていた、「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」・・・という言葉を信じているからです。おかげさまで現在の職場では信頼を勝ち取っているのですが、もしかしたら待遇はそのままになってしまう恐れがあります。しかし、「それでもなお!」という気持ちでより必死に働き抜きたい!という気持ちで取り組む所存です。というわけで、今年もこのブログの更新方針を一切変えることなく、毎日仕事に、そして努力に必死に取り組んでいきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015.01.01
コメント(0)
たった一人で毎日密かに更新し続けている本ブログに毎度訪問していただき、誠にありがとうございます。正月に更新するこの記事も早くも4回目となりました。本当にあっという間です。昨年鹽竈神社に初もうでに行ったのがつい昨日のように思われてしまいます。それだけオッサンになった、ということで・・・(って、自分で言うな!www)それはともかく、これからもこのブログの編集方針はいつも通りに、そして私の活動方針も、ブログの毎日更新はもちろんのこと、ペン習字や4月に始めた暗算練習も毎日欠かさずやり続ける・・・つまり、いつも通りのことをこれからも泥臭くやり続けていきます。すべては自分の成長のために。これからも変わらずのご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。・・・さて、今回は、地元仙台のみならず、宮城、そして東北、さらには全国どころか全世界をアツくさせた東北楽天ゴールデンイーグルスについて私なりに語っていきましょう。2013年11月3日。その日は雨も降る生憎な天候であったにもかかわらず、Kスタには数多くのファンが集結していました。運よくチケットをゲットできた人はもちろんのこと、「近くにいるだけでもいいからとにかく行きたい!」と意気込んだ人が多数いました。当初は球場前の広場でパブリックビューイングを行う予定でしたが、あまりの人数のため、急遽会場を隣にある仙台市陸上競技場に変更しました。前回の第6戦で、先発が田中であることで誰もがその日に日本一が決まると思っていたのですが、5回表に攻略をしたはずのロペスの一発であっさりと同点にされ、さらに高橋由伸にタイムリーを打たれて逆転されてしまったのが要因であえなく敗戦となりました。それを踏まえて、美馬を先発先発として仕切り直しをしたわけです。1回裏からコンスタントに点数を重ね、結果として3対0で楽天が勝利し、ついに日本一を勝ち取ることができたのです。この勝利は、たんに楽天が勝ちとっただけではなく、プロ野球ファンやプロ野球そのものが勝ち取ったものである、と私は思うのです。楽天が生み出された要因となったのは、2004年に起きたプロ野球再編問題にあります。債務が多くなってしまった近鉄バッファローズがオリックスブルーウェーブに吸収合併することになり、これで全11球団となってしまいました。もともとパリーグはセリーグと比べてお荷物球団が多いマイナーなリーグであったために、近鉄だけでなく他の球団も経営が苦しかったわけです。それで人気のあるセリーグと一緒になる、いわゆる1リーグ制に変更しようとしたのです。当時としては巨人が絶大なる人気を誇っていたわけで、そこと対戦すれば収入が潤う、という考えに満ちていました。つまり、プロ野球はビジネスである、という考えが全ての球団のフロントにあったわけです。かと思えば、新たな球団を認めないという閉鎖的な考えも併せ持ったわけです。マイナーであったとしても曲がりなりにもプロ野球のチームです。そのチームには少なからずとも応援してくれるファンはいるのです。1リーグ制にすること、そして吸収合併やチーム消滅によってその人の気持ちは無視するのか?ということにもなります。そこで立ち上がったのは、当時選手会長であった古田敦也氏。プロ野球協会と話をしようとしたのですが、プロ野球協会は古田氏の話を聞き入れようとせずに一方的で高圧的な態度を取ります。それに憤りを感じた古田氏はある行動に移します。史上初となる試合ストライキです。協会からは相当な圧力と脅しがあったのですが、ふたを開けてみれば、ファンは古田氏を全面的に支持してくれました。この一件があったためか、教会は姿勢を軟化させて新規球団の参入を認めることになりました。これが楽天イーグルスです。ちなみに、この前年となる2003年に日本ハムファイターズが北海道に移転しています。これがパリーグが活気づくきっかけになったのではないか、と私的には思います。プロ野球界ではこのような大きな変化があったわけですが、宮城県民もプロ野球に対しては苦い思いをしています。1974年。ロッテオリオンズがある問題でホーム球場を失ったため、宮城球場をメインの本拠地にしました。ロッテのホーム戦をそこで数多く行うことになり、地元住民はこぞって駆けつけて応援したそうです。その甲斐があって、ロッテはパリーグ優勝を勝ち取ることができました。ところが・・・いざ日本シリーズをやろうとしても、宮城球場の施設の問題によって、地元仙台で開催されることはなく、準本拠地としていた後楽園球場で開催されることになってしまいました。さらに追い打ちをかけたのが、見事日本一に輝いたものの、地元宮城で優勝パレードを行わなかったのです。結局1977年まで仙台を本拠地としたのですが、1975年以降はBクラスに低迷してしまったそうです。この一連の出来事によって、地元住民とってプロ野球に対してトラウマを持ってしまうことになります。新規球団となった楽天イーグルスも、球団名に親会社の名前があることにより、「もしかしたら、プロ野球を『お金儲け』にしか考えていないのでは・・・」という思いがよぎりがちです。前述のプロ野球再編問題もあっただけになおさらです。とはいえ、球団はこれまでの球団経営を否定し、全くの白紙の状態から作り始めました。どうしたらファンが心行くまで楽しんでくれるのか・・・。どうしたら地元の人たちは球団を愛してくれるのか・・・。その答えが本拠地となる宮城球場です。場外には球団グッズはもちろんのこと、食べ物を打ってくれる場所が数多くあり、さらには子供向けの列車や遊び場まで用意しています。ちょっとした遊園地みたいな場所になっています。私もたまに宮城球場に行くことがあるのですが、試合中にもかかわらず場外には人があふれかえっています。そこにはグッズを買う人、食べ物を買う人・・・そこには笑顔や幸せ、それに楽しさがあります。これが楽天イーグルスの魅力だと思うのです。他のパリーグ球団も地方に点在しているのですが、いずれも楽天イーグルスのように地元密着という方針で活動しています。それが球団のみならずパリーグの人気に繋がり、いつしかこのことが交流戦でセリーグと比べて圧倒的な成績を残すほどの実力がついた要因になったのではないか・・・と思うのです。いよいよ本日から宮城球場の名前が「日本製紙クリネックススタジアム宮城」から「楽天Koboスタジアム宮城」へと変わります。これにより宮城球場が楽天イーグルスの球場になったな、という思いになります。あと1か月もたてばキャンプが始まり、プロ野球にとっての活動が本格的に始まります。ここまで来たら春はもうすぐです。シーズン開幕まで心待ちにしていきましょう。
2014.01.01
コメント(0)
松島の夜明け前の風景を御披露します。撮影地は東北本線松島駅裏にある「高山」山頂です。ちなみに、ここは松島の風光明媚な風景が見れるばかりでなく、松島の実質的な中心地である高城(たかぎ)の街並みも一望できる、ごく一部の地元住民以外は誰も知らない隠れた絶景ポイントとなっています。P.S.この時はあいにく雲が邪魔ですぐには日の出が出ませんでした。その後すぐに山を下りしてしまったので、あと数分我慢すれば拝めたのは残念無念極まりありませんでした。・・・で、こちらが正真正銘の松島の初日の出です。撮影地は自宅にほど近い高台です。来年は邪魔な雲が出ないように祈りつつ、とことんまで粘って初日の出をしっかりと撮影したいと思います!!
2013.01.01
コメント(0)
2013.01.01
コメント(0)
2011.12.31
コメント(0)
ようやく固定電話が通じて、それと同時にPCでのインターネット接続ができるようになりました。これからの更新の方針です。私が住んでいる地域は震災している地域のど真ん中にありながら、被害が比較的軽微で済んだということもあり、なおかつようやくPCで接続できるようになりましたので、17日より、いつも通り「職場の教養」の感想を述べる件は再開します。このような「よほど」のことが再び起きない限り、ひたすら毎日更新し続けます。また、PCの修理に出している間は更新はできなくなります。また、ひょんなことから始めたブックレビューは、不定期で更新します。まずは今回私が体験した大震災の顛末記をこれから披露したいと思っています。大したことにはなってはいませんが、私自身が体験したことを書いてみたいと思います。それでは、今後もよろしくお願いします。
2011.03.16
コメント(0)
一年の挨拶を直筆で書きました。ご覧ください。
2010.12.30
コメント(0)
Excelに標準装備されているVBAマクロについて解説するブログを開設しました。できるだけ例をだして、どのように使われるかを紹介できたらと思っています。VBAマクロだけでなく、Excelの本来の機能やプログラムにまつわる話などについても紹介したいと思います。ある程度たまったら、ホームページを開設して辞典みたいな形にする予定です。私は、以前組み込み機器を主としたソフトウェアの開発を行っていました。その流れで主にVisualBasicでのWindowsプログラム開発を行ってきました。このブログを書くことによって、Excelの機能について学習したいと思っています。このブログはリンクフリーです。私への連絡なしにご自由に貼っていただいて結構です。VBAでExcelを操作しようURLアドレス:http://excelandvba.seesaa.net/
2010.11.23
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1