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2005年11月24日
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テーマ: 戦争反対(1190)
 最近話題になっている 「無防備地域宣言」 ですが、その実効性等についてはすでにいろいろな方が検証されているのでコメントしませんが、私ならこの地域でゲリラ戦を展開しますね。最高の隠れ場所になりそうです。

 さて、この話題を見て最初に思ったのは、どこかで聞いたことがあるような展開だなということでした。それは、共産主義革命の非暴力革命と同じだと言うことです。
 ご存じの通り、共産主義革命はマルクス・レーニンが説いたように資本層と労働者層の暴力的階級闘争によって起こされるものだという、暴力容認なわけです。実際の所、ソビエトも中国もポーランドでも血を血で洗うような闘争(実態は抗争といった方がいいですが)が行われました。
 それに対して、フランクフルト学派に代表されるような「非暴力革命理論」を説く一派が派生してきます。これらは実に多くのイデオロギー流派(厳密に言えば、一人一人違う)に分かれるのですが、要は時代の平和化に伴って、マルクス・レーニンのような暴力性に訴えることが受け入れられにくくなってきたことに起因します。
 ただし、「フランクフルト学派」や「非暴力革命」あたりでググってもらえればわかりますが、彼らの言うところの非暴力とは、ガンジーの言うところの非暴力とは全く異なり、 「自ら武力を持って攻撃しない」 のであって 「攻撃してきた相手に対して暴力でもって抗戦するのは暴力とは言わない」 という論理なのであります。
 ここが重要であり、先に手を出さなければ、防衛のために何をしても構わないという、何とも身勝手な論理なのです。フランクフルト学派は文化性、人間性の崩壊を基調としていますので、若干ニュアンスが異なりますが、いずれにしても大衆の無力化から始まっていることには変わりありません。ここでいう大衆とは指導者(共産党)以外の市民=労働者のことであり、彼らから 武力と知力を奪い取る

 無防備地域宣言は、まさにその内部破壊、自発的な共産主義非暴力革命の第一手順そのものなのです。共産主義支配層にとっては、労働者が自ら考えて団結することは極めて危険なことです。ですから、あらかじめ無防備宣言によって防衛という概念の思考を排除してしまうことができます。いわゆる防衛概念の破壊です。これによって、地域の指導者階層による恐怖支配の下地が出来るとともに、外部からの侵入に対しての無抵抗化が可能になります。

 こんなことを考えて見てみると、いわゆるネットワークを形成しているグループがかつての某過激派色が濃いことわかります。これは市民活動と言うよりは共産主義シンパの活動と置き換えることもでき、そうみると参加住民はもろにその煽動にのった無力化された労働者なのだと言えるかも知れません。





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最終更新日  2005年11月24日 10時16分29秒コメント(0) | コメントを書く
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