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2005年12月24日
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カテゴリ: 戦争映画
1985 イタリア 監督:テッド・カプラン 
出演者:ダニエル・ステファン、ロマノ・クリストフ、グエンドリン・クックほか
95分 カラー



 内容は、ベトコン支配地からのアメリカ人民間人と軍人のスクールバスによる脱出劇だが、ストーリーとしては、強健な軍曹のほか、宣教師、昆虫学者、娼婦、南ベトナム軍少佐など登場人物の性格付けもそれなりにしっかりあるので、まあまあ楽しめる。ただし、イタリアもの?らしく男女の絡みは必ずついて回り、あんまり意味のないというか、戦争アクションものの勢いを削ぐ設定が残念。ヒューマンタッチにするならば、もっと突っ込んだ心理描写が欲しいし、アクションにしては中途半端な色恋沙汰が鬱陶しいのだ。
 登場人物が多彩であるがため、途中までは展開が読めないサスペンス的な雰囲気も楽しめる。だが、結局はヒーローものの終わり方となるのはもったいない感じ。多彩な人物設定はベトナム戦争らしくはなく、マカロニウエスタンがベトナム戦争の場を借りたといった方がいいのだろう。カウボーイハットの昆虫学者やイタリア人のような宣教師はやっぱり変だ。
 映像やアクション的には、それなりに高い技術がある。特に冒頭のシーンは銃撃戦シーンも、火薬量もスタントも、これは隠れたヒット作かと思わせる雰囲気があった。途中からは一般的な腰だめ射撃で、敵兵バッタバッタ満載の二流アクション映画並に成り下がってしまうが、部分部分にちょっと力を入れたなと思わせるアクションシーンも見える。
 男女の色恋シーンもそれなりにあるのだが、いずれも脱ぎそうで脱がない中途半端な展開。そんなんだったら最初から入れなければいいのにとも思う。
 登場する兵器はほとんどなく、ヒューイが時折出る程度。


興奮度★★
沈痛度★
爽快度★★
感涙度★



 アメリカ人宣教師が運営するミッションスクールにベトコンが襲撃をかける。南ベトナム軍も応戦するが、見る間に占領されていく。命からがら脱出した宣教師夫婦と昆虫学者、ベトナム人娼婦とその娘、そして負傷した南ベトナム軍少佐はスクールバスに乗り込み、脱出を図る。
 南ベトナム軍のクー・トラン少佐は南のユエ本部に向かおうとするが、途中で3名のアメリカ海兵隊員に車を止められる。バスは南ではなく、北へ向かっているというのだ。それを聞いてバスの運転手が逃げ出す。運転手はベトコンだったのだ。スクールバスは海兵隊軍曹のディクシー、隊員のガス、ベンの3人を加えて南へ向かう。
 バスは河に差し掛かる。軍曹は強硬渡河を主張するが、少佐は地雷があるから迂回したほうが良いと主張する。ガスが対岸に偵察に行くとやはりそこには地雷があった。軍曹らは少佐の意見を聞くようになる。
 次第にバスの燃料が足りなくなる。宣教師は予備のガソリンを出すが、実は他にもまだ隠していた。仕方なく近隣の元米軍の補給基地でガソリンを調達する事にするが、そこはすでにベトコンに支配されていた。軍曹ら3名の海兵隊員は敵陣に潜入してガソリンの強襲を計画する。激しい銃撃戦の末、なんとかガソリンを調達する。宣教師はガソリンを隠していた事がバレ、置き去りにされそうになるが少佐の温情でなんとか救われる。そんな中、娼婦とガス、宣教師の妻アンと昆虫学者、娼婦の娘ミロとベンの間に恋愛感情が生まれる。
 バスはベトコンの検問所に差し掛かる。ベンの発案でバスの故障を装って接近し、敵兵を一掃する作戦に出る。見事、ベトコンを全滅させ、バスは先を急ぐ。すると、谷間で磔にあった米兵の死体群を発見。死体には爆弾が仕掛けられており、ガスは死体ごと爆破する。偵察するために、バスを洞窟に隠して3人の海兵隊員が偵察に出る。そこで、米軍のヒューイヘリを目撃する。ベトコン基地に潜入したところ、米軍パイロットが拷問で瀕死となっていた。なんとか、救出してヘリを飛ばそうと目論むが断念する。
 そのころ、洞窟にはベトコンが襲いかかっていた。昆虫学者、宣教師、少佐の応戦でなんとか食い止めていたが、もはやこれまでという所で、3名が帰還。ベトコンを殲滅する。
 一行は、元米軍の基地であった無人基地に到着。そこには、無線機が残されており、バスのバッテリーを用いて(基地の電気はついているのだが?)司令部と連絡をつけることに成功。翌朝、ヘリがやってくることになる。しかし、ベトコンもその無線を傍受しており、翌朝ベトコンの襲撃を受ける。
 激しい銃撃戦となり、ベンがミロを守ろうとして戦死。ガスも銃弾を受け死亡。さらに宣教師も奮戦するが敵弾に倒れる。そこにようやくヒューイが2機やってくる。ロケット弾攻撃でベトコンを撃退し、生き残った軍曹、昆虫学者と女性達を収容する。しかし、負傷していた少佐はバスに乗ったままベトコンのいる建物に突入していくのだった。


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最終更新日  2005年12月24日 11時08分59秒
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