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2012年02月01日
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カテゴリ: 原油価格高騰

 31日の原油価格(終値)は、WTIがアメリカ株の低下を受け、それまでの上昇を抑え、僅か下げたが、投機のブレントはヨーロッパ株が僅か上げたことを受け、僅か上げた。 まちまちの結果になったが、ほぼ横ばいと言ってよい。

 需要低迷が続き、現下の原油需給に何等問題が無かったのに、株高、イラン問題などで、原油価格が不当、不正に上昇したここ数年の修正はなかなか行われない。行き過ぎ投機の悪弊が原油を覆っていると言えそうだ。

  WTIは、昨晩、1.22ドル高の100ドルまで戻していたが、結局、30セント安のバレル当り98.48ドルまで下げた。アメリカ経済指標の悪化、株低下は投機筋の心理を冷え込ませたようだ。

 しかし、何でそれなら、本来注目すべき、アメリカ石油需要の低迷など現下の石油需給を冷静に分析しなかったのか?大いに疑問だ。需給不安要因だけを取り上げ、価格高騰を仕組んだと言われても仕方が無いだろう。

 それでも、 投機のブレントは僅かながら上げた。23セント高の110.98ドルになった。まあ、昨晩の112.06 ドルからは下げた 。当然だ。これで、WTIとの逆値差は、12.50ドルへと拡大した。世も末だ。お陰でアジアはこの歪さに苛まれている。

 金もブレント同様上げた。6ドル高のオンス当り1740.4ドルとなった。対ユーロドル安が主因のようだが、それはWTIも同じ筈だ。それでも、昨晩の1742.2ドルからは僅か下げた。現物需要も増えたらしい。

 アメリカの低金利政策も金価格上昇の背景にあるとしているが、低金利政策が経済成長を担保し、将来インフレになるとでも言うのだろうか、あるいは金利を遥かに上回る金の値上がりが確保されているとでも言うのだろうか?何等、割り切れないがまあこちらは庶民には関係の無いことだが。






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最終更新日  2012年02月01日 11時34分53秒 コメントを書く


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