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21 日午前の原油価格は、未だ高騰したままだ。20日は、イランのイギリス、フランスへの禁輸の報道を受けて一段と高くなったが、それは僅かながら是正された。それにしても、イランは本当に迷惑な国だ。
原油価格は高ければ高いほど良い。産油国なのだから、それはそうだろう。しかも、 いつも目一杯に生産をしながら、OPECでは減産を声高に主張する。上限やぶりは日常茶飯事だ。まあ、それはイランだけではないが。
ただ、金融緩和による余剰資金の大量流入もあって、株、為替の二大金融要因が超強気になっている。強い追い風だ。ヨーロッパ、アメリカの株高を受けて、アジア株も軒並み高い。ドルも対ユーロでは弱い。
WTIは、20日が休日でアメリカの先物市場もお休みだった。従って、終値はない。しかし電子取引は行われた。その電子取引では、20日には終に105ドルを突破した。
その後、21日には一時105.44ドルまで上がった。 それが21日午前11日頃には1.54ドル高のバレル当り104.78ドルまで低下している。しかし、そうこうしている内に午後に入ってから105ドル弱まで戻した。
投機のブレントも、21日午後に入って120ドル台まで戻している。ロンドンの抜け穴と称されたシティでは、その ブレントが20日には一時121ドル台に乗せた。
21日、午前11時頃でも低下したとは言え119.89ドルと馬鹿高かった。実に ひどい。シティの投機筋、大銀行は、大量の余剰資金を背景に踊っている。どうして実体経済に投入しないのだろうか?
金も上がった。21日午前11時頃には、20日とほぼ同じ水準で、10.4ドル高のオンス当り1736.3ドルに止まっていた。こちらは、午後に入ってもほぼ同じ水準で推移している。最高値も1739ドルとそれほど差はない。
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