映画に恋してる

映画に恋してる

2005.02.03
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カテゴリ: 映画数珠つなぎ






「オペラ座の怪人」を観て、映画の余韻にひたりながら
次に観る映画は何がいいかな?


ミュージカル映画で記憶に新しい、 「シカゴ」 「ムーラン・ルージュ」 なんかも考えたりしたんだけど
どうも、ちょっと趣が違う気がするの。
何故なんだろう・・・。しっくりこない。



題して 「門前の小僧習わぬ経を読む」&「心に残る音楽」つながり で、
「海の上のピアニスト」 THE LEGEND OF 1900  なんていうのはどうだろう?
(なんじゃそりゃ・・・笑)






思えば「オペラ座の怪人」ファントムは、口にするのも辛いような、不幸な生い立ちだったよね。
ある日、ある人から助けられ、オペラ座の地下へ逃れたものの
彼の孤独に変わりはなかった。


でもね、彼は限られた空間の中で、自力で「生きる目的」ってヤツを見つけだす。
オペラ座の地下から、天井から、柱の影から、
舞台美術や脚本、作曲、すべてのオペラの技を自力で修得し、







大西洋を往復する豪華客船で 生後間もない赤ん坊が見つかった。
彼は生まれた年にちなみ、ナインティーンハンドレッド(1900)と名付けられたが
生涯、その船から降りることはなかった。
 船で夜ごと行われるパーティの席で演奏される音楽を

 天から与えられた希有な才能を開花させて、
いつしか即興の天才ピアニストと呼ばれるまでになる。



彼にとってはピアノを弾くことが人生のすべて。
 目に映るものすべてをメロディに変えていく。
 揺れる船の動きにまかせて、ホールをすべりながらピアノを演奏するシーンは
 まるでピアノとダンスしているみたいで美しい♪
 この映画のタイトルと共に、このシーンを思い出す人はきっとたくさんいるだろうね(笑)



船の中の世界しか知らず、純粋培養された彼は、
 乗客や船員、すべての人に愛されたが、
 穏やかな表情の影に、どこか、とらえどころのない不確かな感情を滲ませていたと思う。
 一度は恋する人との陸での生活を夢見た彼だが
必要以上のためらいが、彼に船にとどまることを選択させたのだ。



 どこかでぐっとふんばれば
 外の世界へ飛び込む選択もできたはずの二人の天才。
 少ない選択肢の中で自分の決めた人生を生き抜いた
 彼らにとっての幸せとは何だったんだろう。

 その人生を生きた人にしかわからないのかもしれない。
 本当の幸せなんて・・・。





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Last updated  2005.05.19 09:19:41
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あかまっちゃん2004 @ Re:アース  EARTH(01/17) ようやくDVDで見ました。ただ、プロジ…
Christophor@ ... [URL= <small> <a href="http://www.qerig…
セビセビ @ 七光り うおぅ。。 なぜかは分りませんが、禁止…
亜美tsugumi @ おおっ トムクルーズというキーワードに釣られま…
Jessie @ Re:親の七光りって言うけれど・・・   夏恋の映画独り言♪(04/24) ね!たしかにジュリアに目もとがそっくり…
sweet sue @ 本当だ! 笑顔がキュートなところそっくり! 目元…
ねこんちゅ @ 七光り おはようございます。 七光りは日本も…
マリーmypink @ 使っちゃえ!七光り~(笑) こんにちは~~ うわっ!目元がそっく…
夏恋karen @ Heikさん へ ★Heikさん、おはようございます♪ >そ…

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