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September 21, 2005

ダウン・ツ・へヴン・森博嗣

テーマ：ミステリはお好き？(1649)

カテゴリ：本

Down　to　Heven(天国への降下、かな）

人間は空から落ちてきた(生まれた)のかもしれない。
それじゃあ死んだら上がっていくのだろうか？

スカイ・クロラ、ナ・バ・テアに続く第三弾。
今回のグレーがかった空の写真の表紙も綺麗。
余計な広告などを入れないすっきり装丁は好感度大。

大人にならない、不老に近いキルドレの草薙水素(クサナギ　スイト)の話。
スカイ～を現在とするとナ・バ・テアが過去一、今回のダウン～はそれに続く過去二に当たる。
スイトとカンナミ（函南）の出会いやティーチャートの再会(再戦？)もある。

戦闘機乗りのスイト、乗ることでしか、闘う中でしか自分を保てない彼女に訪れる変化。
生きていくことを選んだ彼女の結末がスカイ～にあると思うとなんとも切ない。
スカイ～を読んだときは単に綺麗なイメージ、森氏は飛ぶ事(飛行機)が好きなんだなぁという感情しかなかったのだが、
二弾三弾と話の奥が深くなっていくとその先、スカイ～に辿り着くまでの過程も気になりだした。
まだ続編がありそうな感じがするのだが、どうだろう？

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