日々のあぶく?

日々のあぶく?

January 6, 2006
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カテゴリ:
夢枕獏×村上豊による絵物語

2003年10月発行

晴明の師、賀茂忠行の長男・保憲は後に陰陽道・賀茂家の勘解由小路流の代表的な陰陽師とも言われる男で、一説には晴明の師とも言われている。
ちなみに、安倍家の土御門流は晴明を始祖としている。

以前は陰陽寮に在籍し、今も弟子を育てているほどの力の持ち主でありながら、
世俗に関わるのを厭うきらいのある保憲から持ち込まれた問題は
藤原長実の娘・青音姫を橘景清と争い、首塚で肝試しをした藤原為成が首に憑かれていると言う事。
腹をすかせたまま斬首となった罪人の首に喰われた青音姫と景清。

保憲から引継ぎ事件を解決する晴明。
全てが丸く収まったあとの酒宴で流れるは博雅の笛の音―

以前、読んだことのあるエピソードだが、村上氏の絵が加わるとさらに妖艶な雰囲気がかもし出され、魅力が増す。
夢枕氏も絶賛するほどの愛らしくも、妖しい素敵な絵である。
この"首"は「陰陽師 龍笛ノ巻」に入っている。





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Last updated  January 6, 2006 04:16:01 PM


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