日々のあぶく?

日々のあぶく?

October 19, 2006
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「(すぐに解決してしまうため)長編に不向きな探偵」と自ら豪語するメルカトル。
解決しても、それを裁くかどうかはメルカトルの気分、彼の利になるかどうかによって簡単に左右され、
あまつさえ、暇を潰すために犯罪を誘発する事も…!?
小説家の友人・美袋三条の事件の巻き込まれ方とダメッぷりはメルカトルの横にいるだけに際立つ。
ちょこちょこ出てくる増岡も事件にあいやすいといえるだろう。

・遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる
美袋が友人・増岡の誘いで訪れた山荘で恋した女性・佑美子が殺された。
状況から疑われるのは彼女の自殺か、犯人は美袋だということ。


・化粧した男の冒険
増岡の招待で訪れたペンションで、今度は化粧された男性の遺体が発見される。
一緒にいたメルが事件を解く。

・小人間居為不善 (*間は門に月)
「メルカトル鮎探偵事務所」に閑古鳥が鳴く。
だが、メルは「"必要と思われる人に"DMを送ったと言う」
現れた依頼人は甥や姪に命を狙われていると言う老人だった―

"悪魔的"を強く感じた事件。暇つぶしのためならば犯罪者予備軍の背中を押す事躊躇わず!?

・水難
執筆のために旅館に泊まる美袋はメルに会う。
旅館に出た女子高生の幽霊と殺人事件を"心霊探偵 物部太郎"を名乗るメルが解く。



・ノスタルジア
真相を解けなければ、「美袋三条」名義で発表すると言う賭けの下、メルが書いた小説(ミステリ)を読む美袋。
死んだ富豪は自殺か他殺か?屋敷内にいたのは医者と刑事の養子だった。
登場する(養子の)刑事の上司の倫理観は作者・メルに共通するものあり。

・彷徨える美袋

彼を探しに出た美袋は彼の弟と出会うが、次の日、弟が殺される。

・シベリア急行西へ
シベリア急行内で殺人事件発生!

"悪魔的な"メルカトルの探偵っぷりを堪能したので、みっつ君さんが教えてくれたメルカトルシリーズをゆっくり読み進めていきたいと思います!





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Last updated  October 20, 2006 11:17:24 PM


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