日々のあぶく?

日々のあぶく?

May 8, 2007
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「走れメロス」を始めとして"文学"作品をベースにしながら、登場人物は皆"とある京都の大学生"…
夜は短し歩けよ乙女 」と微妙にリンクしているところが面白かった

ベースとなった話は知らなくても楽しめるけれど、知っていたものの方が元とのあまりのギャップに爆笑したり、感心したりできたり

・山月記~中島敦の小説がベース
完成しない一作の小説を書き続ける孤高の学生・斎藤秀太郎が山の天狗となり、姿を消すまで。

永田―理学部に在籍していた。斎藤を尊敬していた友人。麻雀も強かった
夏目孝弘―大学時代の友人。後に巡査となり、天狗となった斎藤と再会。

・藪の中~芥川龍之介の小説がベース


鵜山 ―監督
長谷川―映画に主演した鵜山の恋人で渡邊の元恋人
渡邊 ―長谷川の元恋人で鵜山の友人。元恋人とヨリを戻すという内容の映画に出演。

・走れメロス~太宰治の小説がベース
学園祭での出来事。
詭弁論部の芽野が横暴な図書館警察の長官の横暴な仕打ちに反撃。
その咎(?)で「ブリーフ一枚で踊る」はめに。
親友の芹名を身代わりに、逃げ回る芽野であった。

芽野史郎―詭弁論部に所属する
芹名雄一―詭弁論部に所属。芽野の親友
…彼らも「パンツ番長戦」の猛者


あの「メロス」がこうなるとは!爆笑。
最後のセリフに良くつなげた、といっておこう。
まぁ、正義感あふるる友情よりもお互いを分かり合ってるってのが分かればいいということ、かな。

・桜の森の満開の下~坂口安吾の小説がベース
桜の木下で出会った女性に言われるがまま、小説才能を開花させ、成功するも、自分を取り戻す為、女と別れる男の話。



物語が終わってから見開きで桜のイラストが。余韻とあいまって迫力を感じた。

・百物語~森區鳥外の小説がベース
森見―イギリスで語学研修して帰国した直後。
F君―森見くんを「百物語」へ誘う
鹿島―「百物語」を企画した学生劇団の主催者。実在の彼を見た人は極少数?
深淵―劇団の実務担当
斎藤、永田、鵜山、芽野、芹名らも参加。

得体の知れない鹿島の話が怪談のよう。

読んだ事なかったのは「桜の森~」気になるから機会があったら読んでみよう。
読んだ事あるけど、すっかり忘れていた「百物語」は再読の必要アリ。





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Last updated  May 8, 2007 11:04:13 PM


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