日々のあぶく?

日々のあぶく?

September 7, 2007
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カテゴリ:
Spiral and Hummingbird

かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランドシリーズ(第13回配本)

東京から転校して来た高見森は高い所とミステリが好きな小学5年生。
無鉄砲な所もあり、元担任や両親も呆れ顔。
新しい社宅、学校はそれなりだが、驚いたのは訛りがわからないこと。

同じ社宅に住む同級生・佐久間心は母親から「ココちゃん」なんて呼ばれているへなちょこだ。
登校班には六年生の竹本篤樹を筆頭としたジャガイモ顔の竹本5兄弟(ギザ十、タク、ナオ、ハル)、
気が強い同級生で登校班の副班長・十時あやがいる。


同じクラスの横にでかい土田は父親から仕入れた皆の恥ずかしい話を暴露する嫌なヤツ。

屋根に描かれた「ぐるぐる猿」に触発して、ナスカの地上絵から「ハチドリ」を描いたり、
それが縁で"猿"にパックのことを託されたり、
土田の親父のせいで親が左遷させられ、引越しを余儀なくされた友人のため、
土田の父親に仕返しを仕掛けたり、
子供らが憧れる様なパックの存在を筆頭に、少年らの冒険が描かれる。

そんな中にも、小さい頃、別れた父親に自分の代わりに森が連れ去られそうになったことがある
ココちゃんが大人の男性恐怖症になっていたり、
(ココちゃんは小さい頃、女の子の姿をしていて"あや"と名乗っていた。父親対策)
悪戯ぐらいで友達の引越しはなくならなかったりと大人の事情に翻弄される子供の姿も混ぜ込まれている。
保護者がおらず、慕う友人らの協力で自由に暮らすパック。

自由には厳しさも伴い、彼を守る筆頭と覚悟を"猿"から引き継いだ森らが紡ぐ、夢のような物語。





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Last updated  September 7, 2007 09:48:03 PM


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