日々のあぶく?

日々のあぶく?

October 20, 2007
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1・闘蛇編

闘蛇衆の村で獣ノ医術師の母と暮らす少女・エリン。
ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、世話をしていた母が責任を問われ処刑されることに。
母を救おうとしたエリンだったが、元々闘蛇衆ではなく、緑の目の霧の民だった母は最後に大罪を犯しても娘を救うことを選んだ。
孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられ、彼と共に暮らす。
山中で天を翔ける王獣に出会い、その姿に魅せられ、獣ノ医術師を目指すことを決意。
カザルム王獣保護場の学舎に入ったエリンは、野生の王獣を見た経験から傷ついた王獣・リランの世話をすることになる。
だが、それが国を揺るがすことになるとはエリンには想像もつかなかった。

2・王獣編


野生に近いようにあるがままリランを育てようとするエリンは
王獣と会話し、王獣を操る術を見つけてしまう。
しかし、王獣は「決して馴らしてはいけない獣」だった。
王国建国にまつわる忌まわしい歴史を知り、母の出自である霧の民に釘を刺されたエリンは
あるがままに生きさせたいとの思いが王獣を政争の道具にされる事態を巻き起こし、
また、獣を人が完全に制御する限界を思い知り、揺れ動く。
だが、真王が襲われ、王獣規範の成り立ちを知らぬ者達による陰謀に巻き込まれていく―

王獣をシンボルとしながらも武力を持たず、神格化された真王。
王を守るため、穢れた身となりながらも闘蛇を操る兵を持ち、国防を担う大公。
そのバランスが崩れる時にみえるものとは?
国の成り立ち、人の心、霧の民の戒律、さまざまなものが絡み合う。



ソヨン ―エリンの母。闘蛇衆と結婚し、獣ノ医術師として暮らす霧の民(=戒律の民)
ジョウン―蜂飼い。孤児となったエリンの面倒を見てくれた人。もとは元教導総師長。
エサル ―ジョウンの学友。カザルム王獣保護場の学舎で教導師長を務める女性。
ユーヤン―カザルム学舎に二人しかいない女子学生の一人。エリンの親友。

ハルミヤ―リョザ神王国の王。真王(ヨジェ)と呼ばれる。老女。

ダミヤ ―ハルミヤの甥。
イアル ―その身をなげうって王に仕える真王のわずか43人の護衛士「堅き楯」の一人

大公  ―闘蛇を操る兵を持ち、国防を担う重臣。
シュナン―大公(アルハン)の長男
ヌガン ―大公の次男

真王が闘蛇に襲われた事件が元でなくなったことから大公と新王は対立。
だが、真王を襲ったのはダミヤの策略。
一本気なヌガンと手を組み、セィミヤと結婚することで国を操ろうとしていた。
そのため、闘蛇を圧倒できる王獣を操れるエリンの力を王の力を示す道具として利用しようとする。
それに気付いたイアルは襲われ、エリンに助けられる。
国民の心で支えられていた王国の足場が崩れていることを危惧したシュナンはセィミヤに
自分と結婚するか、このまま戦いに突入するか選べと提案。
真実を知ったセィミヤはシュナンとの結婚を選択。

国の成り立ちは闘蛇を操る民(緑の目の後の霧の民)と王獣を操る民(金の瞳の狩人)がそれぞれの国(部族、勢力)に力を貸したことで一国が消滅。
そのことから、霧の民(アーリョ)=戒律ノ民(アオー・ロウ)は獣を操る術を封印し、他と接触の少ない放浪の民となる。
狩人で力を貸した娘は追放され、リョザ神王国の王祖となった。
音無し笛による支配と、特慈水を与えることで壁を作り、闘蛇や王獣の繁殖を防いでいた。





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Last updated  October 20, 2007 02:30:00 PM


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