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うちのブレちゃんはほぼ1人っ子で、
優しい穏やかなお母さんの愛情をいっぱいに受けて大きくなったので、
のんびりして、性格もとても穏やかです。
女の子は皆、かわいくて、やさしくて、ロマンチックだと
勘違いして私と結婚しました。
そこへくると、私は、
合理的
、 経済的
、 道理的
を「美」とする両親と、
長男で甘やかされた兄の影で大きくなっていますので、
なにかにつけて、ブレちゃんより ふてくされている
ことがあります。
知り合って10年になりますが、
ブレちゃんは 毎年
私のお誕生日とクリスマスに、
ぬいぐるみ
をくれます。
確かにかわいいことはかわいいぬいぐるみですが、
母のよく使う言葉を借りると、
「 こんなもんもらっても
痛くも痒くもない。」
と言うのが私の 本音
です。
食べれるわけでもなし
、使えるわけでもなし、
棚においてかさばるだけで、何の用途もないので 無駄
、と、
夢の無い
私たちは思うのです。
ある日、あんまりかさばってきたぬいぐるみを、
近くのボランティアグループに 寄付
しようと、
箱に詰めているところをブレちゃんに 見つかってしまいました
。
ブレちゃん、顰蹙顔で
「それ、どうすんの?」 (--”)
と聞いてきます。
答えにつまった私は
「場所が狭くなってきたから、
ちょっと
お泊り
に行くだけ。」
と
ブレブレの 視線が刺さる
中、屋根裏にもって上がったのでした。
こんなこともありました。
2ヶ月ほど前、 食中毒
なるものを、
生まれて始めて経験しました。
熱は出るは、おなかは痛いは、吐き気はするは、と
苦しんでる私
を、それはよく介護してくれたブレブレです。
「気分わるい~」
を連発する私に向かって
ブレちゃんは言いました。
「Think of strawberries.」
(イチゴのこと考えたら良いよ。)
私: 「?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そんなもんで良うなったら
お医者さんいらんのや~!!!」
と キレ
ました、私。
子供のとき、転んだり怪我して痛がるブレブレに、
朗らかなお母さんが、言ってきかせた言葉なんでしょう。
なんて夢のある発言・・・・
またある日は、 じんま疹
を出して痒がる私に、
ブレちゃんは クマのぬいぐるみ
を手渡しました。
「?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブレちゃんは言います。
「Scratch your Teddy instead
and you won't itch.」
(かわりにクマちゃんを掻いたら痒くなくなるよ。)
開いた口がふさがらん 、とはこのことです。
痒くてイライラしていた私は、 キレまくりました 。
「ほんならあんさんも、
おなか空いたら親指吸うときなはれぇ~!!!」