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「退屈」
を連発する両親を、
フロリダに連れて行くことにしました。
老夫婦は フロリダ大好き
ですから、
かなりエキサイトしています。
老夫婦がアメリカにやってきた時のお話のつづきです。
ご存知でない方は
こちら
を。
フロリダと言えば、 オーランド
ですが、
オーランドは他の土地と違って、
観光客を連れて行きやすいところです。
それこそ毎日、休み無しのエンターテイメントがありますし、
出し物も、世界中のお客さんが理解できるように、
英語も簡潔
ですし、 見て理解
できる場合がほとんどです。
要するに、 ほっといても遊んでくれる ので楽なんです。
ただ、オーランドで一箇所だけ困るのが、
ケネディー・スペース・センター
です。
これはうちの老夫婦だけではありません。
知り合いや親戚を連れて行ったときも、
やっぱり 英語がちと難しい
ので、
フルに 楽しめない
と言うのが皆さんの本音です。
もちろん航空関係に興味のある方には、
たまらないほど楽しいと思います。
一度、友人に頼まれて、 友人のおじ様
を
ケネディー・スペース・センターにお連れしたことがあるのですが、
友人のおじ様、 宇宙飛行士の格好
をして
ご登場になり、照れたのなんのって・・・
他の観光客の方たちも、
「毛利さんのご親戚ですか?」
とか
聞いてきはって、その都度説明が大変でした。
友人のおじ様は、私のそんな苦労も知らず、
子供のサイン帳に サインなさっておりました
。
話がそれました。
老夫婦も一応フロリダまで来たので、
ケネディー・スペース・センターにも行きたいとねだります。
で、私、あまり気は進みませんが連れて行くことにしました。
着いてみると、案の定、
私のことを 美人通訳嬢
のように扱います。
(美人は余分ってか?)
「これはどういう意味?」
「あれは何て書いたあんの?」
と休み無し。
半分聞こえへん振りすると、向こうも 負けてません 。
「聞こえてるくせに、いけずやな。」
と
ささやいたりします。
また話がそれました。
と、その時、 通訳疲れした
私の目の前に、
IMAX
の文字が輝きました。
これや!
IMAXに入っておけば、
静かに映画を見てくれるだろう、しめしめ、と
4枚チケットを購入しました。
外は暑い、中に入りゃ寒いと、相変わらず文句の多い老夫婦ですが、やっと席に落ち着き、スペースシャトルの映画「Blue Planet」を見ることに。
さすが IMAX
だけに すごい迫力
です。
老夫婦もじーっと画面を見つめています。
スペースシャトルから撮った地球の映像が映し出されます。
世界中の国々の美しい画像が
ナレーターの声に添って紹介されます・・・・・
スペースシャトルは ヨーロッパ
へ向います。
NHKのナレーターを思わせる、 ぎょうぎょうしい声
が、
ヨーロッパの紹介をします。
「宇宙から見るイタリア・・・」
と
長いブーツの形をしたイタリア
が
IMAX の大きな画面に映し出されました。
うちの父もその すばらしい画像
に感動したのでしょう。
し~んと静まり返った映画館に 鳴り響く 大声
で
「あ!フロリダだぁ~」
と
感想を述べてしまいました。
いくら日本語で感想を述べたとはいえ、
「フロリダ」
は生憎、
他のお客さんにも通じてしまいました。
し~んと静まり返っていた映画館が
ドッと 笑いの渦
にまかれました。
お恥ずかしいぃ~!!!!
しらんよぉ~、この人。
赤の他人よぉ~!!!