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先日、私は実家の母に
「ブログを始めたから、読んで」
と言いました。
コンピューターの使い方を知らない母は、
何が書かれてあるのか気になります。
「何書いたん?」
とひつこく聞いてくるので、
「お母さんとお父さんの事
書いた。」
というと、
もう あたふた
しています。
と、言うのも、母には昔、 苦い経験 があるんです・・・・
私が小学校1年生のとき、 七夕
も近いある日、
学校のみんなで 短冊
を作ることになりました。
おちびちゃんたちは一生懸命、長方形の紙に 願い事
を書きました。
1学期も終わりに近づいた 学級参観日
に、
私の母は おめかし
をして、すまし顔で私の教室に現れました。
ちいちゃい子供たちの書いた、 夢のある
七夕の 願い事
が、
教室の壁狭しとばかりに貼られています。
かなり 教育ママ
だったうちの母は
他人のお子さんがどんなことを書いているのか気になって、
一つ一つ読んでいきました・・・・
学君は、
「入学試験に合格して東大に入れますように。」
と書きました。
(もちろん全部 ひらがな
で)
おいおい、君はまだ小学校に やっとこさ
入ったとこやで・・・
学君のお母様も 負けない教育ママ
だったんでしょう。
真治君は、
「弁護士 か
お医者さんになれますように。」
と書きました。
おいおい、そんな 掛け持ち
して生意気な・・・
まずは小学校に 遅刻せず登校
することから始めてください。
女の子はもっぱら ロマンチスト
ですから、
「 かわいい
幼稚園の先生になりたい。」
とか
「歌手になって紅白歌合戦にでたい。」
とかいう
現実離れ
したものがダントツです。
私の母は、物心つくころから 幼児教育
に力を入れてきた、
我が子(私のことです)の願い事に
どんな すばらしいこと
が書かれてあるのか気になります・・・・
ひょっとしたら、 上出来すぎて
、
ちょっと高いところに、 金色の枠
なんかで囲まれて
貼られているのかもしれない、 ホッホッホー
、と
ワクワクドキドキします。
が・・・・
何のことはない、 普通のところに
貼られてある私の短冊を、
私の筆跡からみつけました。
ところが・・・・
それを読んだ母は、目の前が 真っ暗
になって
血の気が引いてしまいました
。
なんと、 自慢の我が子
(ひつこいようですが私のことです)の短冊には
しっかりとした文字
で、
「早く大人になって、
子供を叱りたい。」
と
書かれてありました。
ひょえ~!・・・・
もちろん穴があったら入りたいほど恥ずかしい母ですが、
授業の後で先生との面会もあるので、消えるわけにもいきません。
なるべく私の書いた短冊が、ご近所のお母様方の目に付かないように、
背中で隠すのでした。
このあと母は、担任の先生との面会で
「お子さんをよくお叱りになりますか?」
と
問い詰められたのは言うまでもありません。
で、参観日から帰ってきた母に、
その晩、私は 叱られたの、なんのって
・・・
(ねぇ、やっぱりおさな子を 叱りすぎよ
、アンさんは。)
「お母さんのこと
学校で書いたらあかへんがな!!」
と叱られたので、
その次は、
「太っちょのお兄ちゃん」
長編作文
を書いたら、
これまた学校で 大人気
で、NHKのラジオにも取り上げられました。
私は幼少の頃から 家庭内の失態を暴露 するくせがございます・・・・・