meiのあったかほ~む

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花の都 in Paris!

ヨーロッパの主な出張は年2回開催される『プルミエール・ヴィジョン』
と言う世界的トレンドエキシビション視察のためである。
ここには世界各国から紡績、生地問屋、アパレルが参加し
2年先のトレンドカラーと素材傾向を発表する。
この時期のParisは前後してパリコレもあって異常なくらいホテルもフライトも取れないのだ。
街を歩いていても日本人の同業者だらけである。

そんな中、わっちが泊るエリアはサンジェルマンである。

街中が市場みたいになっていてカラフルな花屋、果物屋、八百屋、生がき、チ-ズや総菜屋がひしめき合っていてとても綺麗である。

そんな中でアコーディオンのメロディーが優しく奏でられパントマイムをやっていたり、夜になると窓越しにJAZZの生演奏が聞こえて来るのだ。
大好きな街である。

サンジェルマンに着くとまずは花を買う。
ミネラルウォーターのボトルをカッターで切って花瓶にして殺風景な部屋にチューリップをばっさり無造作に活ける。

一瞬にして、ぱぁ~っと部屋が華やぐのが好きである。

ここに来ると気分はすっかりパリジェンヌである。
短い間だけど、サンジェルマンは生活感を堪能出来るのだ。

以前、泊っていたホテルのベランダにチ-ズを隠して港街の『エトルタ』まで遠出した。
ホテルは1回アウトして2泊3日エトルタを旅した。
ここは寂しい静かな田舎の港街である。
多くの画家がここの岸壁からの眺めを絵に描きたくてやって来る場所である。

泊ったホテルは古城。
部屋も綺麗に修繕してあるが、とっても古くて恐かった。
16世紀くらいからあるのだから幽霊の一人くらいいたっておかしくないのだ。
ここではほぼ一睡も出来なかった。

そんなプチ旅行を終えて元いたサンジェルマンのホテルに戻って来た。

フロントのお兄さんが
『おかえり!部屋空いてるよ!』っと3日前の部屋の鍵を放り投げて来た。

『メルッスウィー!』

っと部屋に戻って?ベランダを覗いてみたら
案の上、チ-ズはそのままだった。

真冬の2月のParisは異常に寒い。

その晩は近所で買ったバゲットっと白ワインそれとチ-ズの晩燦だった!
もちろん、BGMはJAZZ。

幸せなひとときである。


タッチ&ゴーなアリタリアへ


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